フィーダーファンドとは
フィーダーファンド(Feeder Fund)とは、運用する資金を他のファンドに投資する投資信託という意味です。
投資先のファンドは「マスターファンド」または「マザーファンド」と呼ばれ、海外のファンドであることが多いです。
他のさまざまなファンドに投資する「ファンド・オブ・ファンズ(Fund of Funds)」というものがありますが、これもフィーダーファンドのひとつです。ファンド・オブ・ファンズと区別するために、ここではひとつのファンドに投資するファンド・オブ・ファンド(Fund of Fund)をフィーダーファンドと呼ぶことにします。
マスターファンド
フィーダーファンドは株式などに直接投資せず、マスターファンドに投資します。株式など証券への投資は、すべてマスターファンドの中で行われます。
この方式をマスターフィーダー構造と呼びます。
マスターフィーダー構造は、ハブ&スポーク構造とも呼ばれることがあります。
ベビーファンド
投資信託のうち「ファミリーファンド方式」と呼ばれる運用形態のものは、「ベビーファンド」と「マザーファンド」という2つのファンドから構成されています。
投資家が直接購入できるのは、ベビーファンドの方です。
マザーファンドは複数のベビーファンドの運用資金を一括して運用しています。
フィーダーファンドの例
フィーダーファンドの一例として、東京証券取引所に上場されている「上場アジアリート」(銘柄コード1495)があります。
上場アジアリート
上場アジアリートは、シンガポール取引所に上場されている「NIKKOAM-STRAITSTRADING ASIA-ETF」をそのまま買い付けています。
アジアリートETFは、シンガポールおよび香港、マレーシア等の不動産に投資しています。
銘柄 | 上場インデックスファンド アジアリート |
愛称 | 上場アジアリート |
コード | 1495 |
決算頻度 | 年4回 |
信託報酬 | 年0.11% |
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