青色申告とは何か? そのメリットと白色申告との違い

青色申告 税金

個人事業や副業をされている方なら、青色申告という言葉を聞いたことがあると思います。

青色申告とは何か、白色申告との違いを説明します。

青色申告とは

青色申告とは、取引を複式簿記に基づいた帳簿に記載して、その記録をもとに所得税を申告することです。

もともと青色の申告用紙が使われていたので、青色申告と呼ばれるようになりました。現在の申告用紙は青色ではありません。

青色申告ができる所得は次の3つです。

  • 事業所得
  • 不動産所得
  • 山林所得

青色申告のメリット

白色申告と比べて、青色申告は次のメリットがあります。

  • 青色申告特別控除
  • 青色事業専従者給与の必要経費への参入
  • 純損失の繰越控除
  • 繰戻還付

青色申告特別控除

青色申告では、所得金額から65万円または10万円を控除できます。

青色申告特別控除
控除金額条件
65万円事業的規模の不動産所得または事業所得がある人が、
正規の簿記の原則に基づいて作成された貸借対照表と損益計算書を添付した場合
10万円上記以外の場合

事業的規模の不動産所得とは、貸家なら5棟以上、アパート等なら10室以上の不動産賃貸を指します。

青色事業専従者給与の必要経費への参入

青色申告者と家計を一にする親族で、事業に専従している人を青色事業専従者と言い、支払った給与のうち適正な金額を必要経費に算入できます。

白色申告の場合は、家族に支払った給与は必要経費に算入できません。

配偶者や子供が事業に専従している場合、青色申告なら節税できてお得です。

純損失の繰越控除

所得税の計算において、青色申告書を提出した年に生じた純損失の金額は、所定の要件のもと、その損失が生じた年の翌年以降3年間繰り越すことができます

繰戻還付

前年も青色申告している場合、損失額を前年の所得から控除して、前年分の所得税の還付を受けることができます。

棚卸資産の低価法による評価

小売業などでは年度末に商品の在庫数を調べて、棚卸資産として帳簿に記入します。

棚卸資産は「在庫数 × 単価」で計算します。単価はそのときどきの仕入値によって異なることがありますが、帳簿上では、その年の最後の仕入単価を全体の仕入単価とします。これを最終仕入原価法といいます。

青色申告のメリットとして、実際に仕入れたときの価格と年末時点の価格を比べて低い方を棚卸資産の評価額とする低価法が使えます。

棚卸資産の評価額が低くなることによって、減少した分利益が減り、節税になります。

青色申告の条件

青色申告に必要な条件は次のとおりです。

  • 事業所得または不動産所得、山林所得がある人
  • 青色申告をしようとする年の3月15日までに青色申告承認申請書を税務署に提出していること
  • 一定の帳簿書類を備えて、取引を適正に記録して保存していること

青色申告者には帳簿の保存義務があり、その保存期間は7年間です。

青色申告承認申請書は税務署で入手できますし、国税庁のサイトからPDFをダウンロードすることもできます。

所得税の青色申告承認申請書(PDF)


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