老齢基礎年金と老齢厚生年金

保険・年金

老齢年金の種類

公的年金の給付には、一定の年齢になると受給権が発生する老齢給付があり、老齢年金と呼ばれています。

老齢年金には、国民年金の老齢基礎年金と、厚生年金の老齢厚生年金があります。

公的年金老齢給付
国民年金老齢基礎年金
厚生年金老齢厚生年金

老齢基礎年金

老齢基礎年金は、受給資格期間が10年以上の人が、65歳になった時から受け取ることができます。

老齢基礎年金の繰上げ受給

老齢基礎年金の受給開始年齢は原則として65歳ですが、繰上げ受給や繰下げ受給を選ぶこともできます。

繰上げ受給とは、65歳よりも早く年金の受け取りを開始することをいい、60歳から64歳まで1か月単位で任意に選べます。

繰上げ受給を行った場合、繰り上げた月数 × 0.5% が年金額から減額されます。

老齢基礎年金額 = 65歳で受け取る老齢基礎年金額 -(繰り上げた月数 × 0.5%)

65歳で受け取る老齢基礎年金を100とした場合、繰上げ受給したときの受給額は次のようになります。

受給開始年齢繰上げ月数受給額
60歳6070
61歳4876
62歳3682
63歳2488
64歳1294
65歳0100

老齢基礎年金の繰下げ受給

繰下げ受給とは、65歳よりも遅く年金の受け取りを開始することをいい、66歳から70歳まで1か月単位で任意に選べます。

繰下げ受給を行った場合、繰り下げた月数 × 0.7% が年金額に加算されます。

老齢基礎年金額 = 65歳で受け取る老齢基礎年金額 +(繰り下げた月数 × 0.7%)

65歳で受け取る老齢基礎年金を100とした場合、繰下げ受給したときの受給額は次のようになります。

受給開始年齢繰下げ月数受給額
65歳0100
66歳12108.4
67歳24116.8
68歳36125.2
69歳48133.6
70歳60142

老齢厚生年金

厚生年金から支給される老齢給付のうち、60歳から64歳までに支給される老齢給付を特別支給の老齢厚生年金、65歳以上に支給される老齢給付を老齢厚生年金といいます。

老齢厚生年金

特別支給の老齢厚生年金

特別支給の老齢厚生年金とは、厚生年金の加入期間が1年以上の人が60歳から64歳までに支給される老齢厚生年金です。

特別支給の老齢厚生年金は、加入期間に応じた金額である「定額部分」と、在職時の報酬に比例した金額である「報酬比例部分」とに分かれています。

老齢厚生年金

老齢厚生年金とは、65歳以上に支給される老齢給付です。

加給年金

加給年金とは、厚生年金の加入期間が20年以上の人に一定の要件を満たした配偶者または子がある場合に、65歳以上の老齢厚生年金の支給開始時から支給される年金です。

次の要件を満たすと加給年金が支給されます。

  • 65歳未満の配偶者または18歳到達年度の末日までの子がいる
  • 厚生年金保険の加入期間が20年以上の人によって生計を維持されている
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