信金中央金庫の優先出資証券(8421)

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信金中央金庫の優先出資証券(証券コード8421)とは、株式と同様に東京証券取引所に上場されていて、証券会社を通じて売買できる証券です。この記事では、優先出資証券の株式とは異なる点についてご紹介します。

信金中央金庫の優先出資証券とは

信金中央金庫とは、全国の信用金庫のセントラルバンクです。信用金庫への資金の貸し出しなどを行い、信用金庫の業務機能の補完や信用金庫業界の信用力の維持・向上を行っています。

信金中央金庫は株式会社ではありませんが、優先出資証券を東京証券取引所に上場しています。

優先出資証券は株式ではありませんが、信金中央金庫に出資できる証券です。株式のように証券会社を通じて売買できます。

ただし、優先出資証券は株式ではないので、議決権はありません。

株式より価格変動が小さくてボラティリティが低く、値上がり益や値下がり損が出にくい銘柄となっています。

高配当が魅力

信金中央金庫の優先出資証券は株式と違って、議決権がありません。

その代り、普通出資に対する配当よりも優先的に配当を受け取る権利があります。通常、普通の株式よりも配当金の額が多い特徴があります。

株主優待がある

信金中央金庫の優先出資証券には株式と同様に、株主優待があります。

次のように、出資口数によって株主優待の内容が異なります。

優先出資証券の株主優待
口数株主優待の内容
1口以上優先出資者限定オリジナルグッズ
3口以上3,000円相当のグルメカタログから1つ選択
10口以上6,000円相当のグルメカタログから1つ選択

優先出資証券のリスク

信金中央金庫の優先出資証券には次のリスクがあります。

  • 無配になると暴落する
  • 会社四季報のデータが無い

無配になると暴落する

信金中央金庫の優先出資証券は配当利回りが高いのが魅力ですが、配当金は必ずしも出るものとは限りません。

実際、平成20年には無配となり、株価が急落しました。普段、信金中央金庫の優先出資証券の値動きは安定しているのですが、このときには暴落と言ってよいほど下がりました。

信金中央金庫の優先出資証券の出資者のうち、9割以上が個人投資家です。個人投資家は配当狙いで保有していることが多いので、配当が出ないとわかったら売却する人が続出したのでしょう。

万が一の時に株価が急落するリスクがありますが、利回りからすると魅力的な銘柄です。また、株
主優待もあります。

会社四季報のデータが無い

信金中央金庫の優先出資証券は株式ではないので、会社四季報によるデータ提供はありません。

詳細な情報がないまま、取引をすることになります。

優先出資証券に償還はない

信金中央金庫の優先出資証券に償還期限はありません。

優先出資証券と劣後債の違い

優先出資証券と混同しやすいものに劣後債があります。

優先出資証券は出資(借金ではないので企業に返済の義務はない)、劣後債は融資(借金なので企業に返済の義務がある)という違いがあります。

どちらもデメリットがある代わりに、配当や利回りが高いといったメリットもあります。

優先出資証券と劣後債の違い
項目優先出資証券劣後債
種類出資融資
返済の義務なしあり
メリット株式より配当が高い普通社債より利回りが高い
デメリット議決権が無い破綻したときの弁済順位が劣る
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