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保険会社のソルベンシー・マージン比率を比較した2026年ランキング

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ソルベンシー・マージン比率とは、保険会社の支払い能力を示す指標です。この記事では、2026年における生命保険会社、損害保険会社、少額短期保険会社および共済組合のランキングをご紹介します。

ソルベンシー・マージン比率とは

ソルベンシー・マージン比率(支払余力比率)とは、通常予測できないリスクが発生した場合に、保険会社が支払い能力があるかどうかを判断する指標です。

ソルベンシー・マージン比率は数値が高いほど安全性が高く、100%以上が健全性の目安となります。ソルベンシー・マージン比率が100%を下回ると、経営の健全性を回復させるために、金融庁から早期是正措置が発動されます。

ソルベンシー・マージン比率は、2026年3月末(2025年度決算)より「経済価値ベースのソルベンシー規制(ESR: Economic Solvency Ratio)」という新しい基準へ大きく移行されています。

ソルベンシー・マージン比率の変更点
従来基準 新基準
評価の仕組み 簿価 時価
将来支払う保険金 固定的な金利で計算 足元の市場金利で割り引いて計算
健全性の目安 200%以上 100%以上
金利・市場リスク 影響が数値に出にくい ダイレクトに反映される

保険会社のソルベンシー・マージン比率は常に変動しています。1年に数百パーセント変化することも珍しくありません。保険会社のソルベンシー・マージン比率は、最新の情報を調べることをおすすめします。

保険会社は毎年の決算期末(3月がほとんど)にソルベンシー・マージン比率を計算しなおして公表します。ただし、実際の公表は7月頃になることが多いです。

計算方法

ソルベンシー・マージン比率は次の計算式によって求めます。

ソルベンシー・マージン比率 = 適格資本 ÷ 所要資本 × 100

適格資本とは、帳簿ベースの自己資本や準備金ではなく、資産と負債を現在の市場金利等で時価評価し直した実質的な純資産のことです。所要資本とは、「99.5%の確率で発生する超大型ショック(200年に1度の事態)」に耐えられるだけの必要額のことです。

マージンとは資本金などの自己資本や準備金を表します。これに大規模災害などにより保険金支払いが増加するリスクや資産運用環境の悪化による資産の減少などのリスクを加味します。

生命保険

2026年における生命保険会社のソルベンシー・マージン比率は、次のとおりです。

通常は毎年7月頃に公表されますが、新基準移行による遅れで未公表の保険会社があります。
生保会社のソルベンシー・マージン比率ランキング
保険会社 ソルベンシー・マージン比率
ライフネット生命 394.5%
みどり生命 380.5%
大樹生命 292.9%
メディケア生命保険 274.9%
オリックス生命保険 257.0%
フコク生命 248.5%
朝日生命 242.2%
アフラック 230.0%
大同生命 229.2%
明治安田生命 213.4%
日本生命 204.9%
アクサ生命 202.8%
FWD富士生命 190.5%
T&Dフィナンシャル生命 182.3%
かんぽ生命 181.0%
チューリッヒ生命 177.3%
ネオファースト生命 2026年10月公表予定
ソニー生命保険 2026年9月公表予定
住友生命 未公表
ジブラルタ生命保険 未公表
SOMPOひまわり生命 2026年10月公表予定
マニュライフ生命 2026年10月公表予定
フコクしんらい生命 未公表
エヌエヌ生命保険 未公表
SBI生命 2026年10月公表予定
東京海上日動あんしん生命 2026年10月公表予定
第一生命保険 2026年10月公表予定
プルデンシャル生命保険 2026年10月公表予定
メットライフ生命 2026年10月公表予定
PGF生命 2026年10月公表予定
太陽生命保険 未公表
三井住友海上プライマリー生命 2026年10月公表予定
三井住友海上あいおい生命 2026年10月公表予定
カーディフ生命 未公表
楽天生命保険 2026年10月公表予定
クレディ・アグリコル生命 2026年10月公表予定
明治安田トラスト生命 2026年10月公表予定
第一フロンティア生命 2026年10月公表予定

損害保険

地震や台風などの自然災害のリスクが大きいため、損保会社は生保会社よりソルベンシー・マージン比率が低くなる傾向があります。

2026年における損害保険のソルベンシー・マージン比率は、次の表のとおりです。

通常は毎年7月頃に公表されますが、新基準移行による遅れで未公表の保険会社があります。
損保会社のソルベンシー・マージン比率ランキング
保険会社 ソルベンシー・マージン比率
au損保 791.7%
明治安田損保 743.2%
アクサ損害保険 384.1%
アニコム損保 260.9%
キャピタル損害保険 未公表
ジェイアイ傷害火災保険 2026年10月公表予定
AIG損保 2026年10月公表予定
共栄火災 2026年10月公表予定
日新火災海上保険 2026年10月公表予定
東京海上日動火災保険 2026年10月公表予定
セコム損保 未公表
あいおいニッセイ同和損保 2026年10月公表予定
ソニー損保 未公表
損保ジャパン 2026年10月公表予定
三井住友海上 2026年10月公表予定
楽天損保 2026年10月公表予定
三井ダイレクト損保 2026年10月公表予定
SBI損保 2026年10月公表予定
イーデザイン損保 2026年10月公表予定
エイチ・エス損害保険 未公表
SOMPOダイレクト損害保険 2026年10月公表予定
アイペット損保 2026年10月公表予定

少額短期保険

少額短期保険会社のソルベンシー・マージン比率は、新基準の対象外であるため、旧基準のままです。

2026年における少額短期保険会社のソルベンシー・マージン比率ランキングは次のとおりです。

少額短期保険会社のソルベンシー・マージン比率ランキング
少額短期保険会社 ソルベンシー・マージン比率
メモリード・ライフ 未公表
アイアル少額短期保険 未公表
アクア少額短期保険 5,487.3%
さくら少額短期保険 未公表
富士少額短期保険 未公表
SBI日本少額短期保険 4,970.1%
あすか少額短期保険 4,008.4%
スマイル少額短期保険 未公表
ベル少額短期保険 未公表
e-Net少額短期保険 3,728.1%
オリーブ少額短期保険 未公表
SBIいきいき少額短期保険 未公表
エール少額短期保険 464.5%
SBIリスタ少額短期保険 726.4%

共済組合

共済組合は保険会社ではありませんが、消費生活協同組合法施行規則に定める方法に基づいて、支払余力比率を算出しています。

共済の支払余力比率
共済 支払余力比率
こくみん共済coop(旧・全労災) 未公表
コープ共済 1,364.9%
JA共済 未公表

経営の健全性を示す絶対的な評価ではない

保険会社の安全性を判断するうえて重要な尺度であるソルベンシー・マージン比率ですが、その見方にはいくつか注意すべき点があります。

気をつけたいのは、ソルベンシー・マージン比率が保険会社の経営の健全性を示す絶対的な評価にはならないということです。

大和生命はハイリスク・ハイリターンの運用に走ったため、リーマンショックを受けて2008年10月に経営破綻しました。同社のソルベンシー・マージン比率は、2008年3月時点で555%でした。

ソルベンシー・マージン比率が高いからといって、必ずしも保険会社の経営が健全というわけではありません。

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著者
Tsukamoto Hiroyuki

元システムエンジニアのファイナンシャルプランナーです。保有資格は一種証券外務員、2級ファイナンシャル・プランニング技能士、日本商工会議所簿記検定3級及びビジネス会計検定試験3級。

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コメント

  1. 吉田龍二 より:

    オリーブ少額短期保険株式会社の信頼性はどのくらいですか❓️ 支払い能力や社会的信頼性も教えて下さい。