不動産投資クラウドファンディング「FANTAS funding」

不動産 証券

リアルエステートテック企業のFANTAS technology株式会社が不動産投資型クラウドファンディング「FANTAS funding」のサービスを開始しました。

不動産投資型クラウドファンディングとは

不動産投資型クラウドファンディングとは、不特定多数の人がインターネットを通じて現物不動産を資産とするファンドの運用を支援する仕組みです。

平成29年に不動産特定共同事業法が改正されて、現物不動産ファンドのクラウドファンディングが可能になりました。

不動産特定共同事業法とは、出資を募って不動産を売買・賃貸し、その収益を分配する事業を行う事業者について、許可制度を実施し、業務の適正な運営の確保と投資家の利益の保護を図る法律です。

不動産投資型クラウドファンディングにはFANTAS fundingの他にも次のようなものがあります。

不動産投資型クラウドファンディングにかかる税金

不動産投資型クラウドファンディングの分配金は、雑所得として総合課税の対象となります。

通常、分配金は20.42%の所得税が源泉徴収されています。

給与所得と退職所得以外の所得が20万円を超える場合は、確定申告をしなければなりません。

不動産投資型クラウドファンディングとJ-REITの違い

不動産投資型クラウドファンディングとJ-REIT(不動産投資信託)は、どちらも少額から不動産に投資できますが、次のような違いがあります。

不動産投資型クラウドファンディングJ-REIT
取り扱い各クラウドファンディングサイト証券会社
最低投資金額1万円数万円
利回り数%~十数%数%
投資物件1件複数物件に分散
投資期間あらかじめ決まっている(数か月~)無期限
手数料なし売買手数料がかかる
所得区分雑所得配当所得

FANTAS fundingとは

「FANTAS funding」は、最短4か月からの運用期間、投資金額は1口1万円からインターネット上で不動産に投資して、賃貸または売却からの収益に基づいた配当金の分配を受けられる仕組みです。

対象となる不動産は、空き家となっている住宅をリノベーションおよびバリューアップしたものが中心になっています。

FANTAS fundingを運営するFANTAS technologyは、不動産特定共同事業法に基づく事業の許可を受けています。

FANTAS fundingの手数料

ファンド手数料や出金手数料はかからず、無料です。

FANTAS fundingの手数料
区分手数料
売買手数料0円
出金手数料0円

リスク

ファンタス・ファンディングには次のリスクがあります。

信用リスク

投資家は資産が優先的に保全される優先出資者となり、FANTASがプロジェクト全体の20%を出資することで、価格下落が生じた場合でも20%までの下落であれば、投資家の元本は守られます。

FANTAS fundingの優先出資の仕組み

もし売却損が発生してもFANTAS出資分から減額され、20%を超える減額がなければ投資家の元本に影響はありません。

流動性リスク

クラウドファンディングは1度出資したら第3者に譲渡できないことが多いのですが、ファンタス・ファンディングは譲渡できます。出資はしてみたものの、途中で不要になったら他人に譲ることができるので、流動性リスクが低くなります。

また、中途解約することもできます。

FANTAS fundingの税金

ファンタス・ファンディングの分配金は雑所得になります。株式の譲渡益や配当には税制上の優遇措置があるのに対して、雑所得にはこれらのメリットがありません。

雑所得は他の所得と合わせて総合課税となります。累進税率なので、たくさんの給与所得を得ている方は、高い税率になることもあります。

雑所得にもメリットがあります。給与所得者の場合、給与所得以外の収入が20万円を超えなければ、確定申告は必要ありません。つまり、事実上非課税となります。

ただし、ファンタス・ファンディングでは分配金から税率20.42%が源泉徴収されます。すでに税金が天引きされているので、確定申告不要制度のメリットが生かせません。

FANTAS fundingのプロジェクト一覧

ファンタス・ファンディングのプロジェクトは、築5年の中古マンションと築17年の中古マンションの予定分配率が同じだったり、東京都渋谷区の物件と埼玉県入間郡の物件の予定分配率が同じということもあって、物件の良し悪しがあまり分配率に反映されていません。出資前に物件情報をよく確認することをおすすめします。

募集中・募集前のファンド

現在FANTAS fundingでは、次のプロジェクトが募集中または募集前です。

FANTAS repro(空き家再生)プロジェクト

今後、増え続けると予想される空き家ですが、放置し続けると防災、防犯、衛生、景観など様々な面で問題が生じると指摘されており、その活用が求められています。

そのような問題への解決策の一つとして、FANTAS reproは何らかの事情で空き家となってしまった住宅を引き取り、再び利用可能な状態へ再生(機能回復修繕、リフォーム、リノベーション)、入居者を募集し運用を行います。これにより、管理水準の低下した空き家を再び生き返らせるプロジェクトです。保有期間中の家賃収入および売却益が配当原資となります。

下記のファンドは、2019年3月19日18時に募集開始予定です。

物件予定分配率運用期間募集金額
第11号千葉県鎌ケ谷市東道野辺8%235日488万円
第12号千葉県野田市上花輪8%235日608万円

FANTAS check(中古不動産流通)プロジェクト

FANTAS checkとは、不動産の所有者からの「適正価格ですぐに売りたい」というニーズから生まれたAI(人工知能)によるFANTAS technology社独自の自動査定サービスです。これを中古の不動産を取得、運用するクラウドファンドサービスへ転用、展開するプロジェクトです。

下記のファンドは、2019年3月19日18時に募集開始予定です。

物件予定分配率運用期間募集金額
第15号東京都港区芝浦8%114日2,648万円
第16号東京都目黒区柿の木坂8%114日2,392万円
第17号東京都港区東麻布8%114日2,336万円
第18号東京都豊島区北大塚8%114日2,632万円

過去の実績

これまでに募集されたFANTAS fundingのプロジェクトは次のとおりです。

FANTAS repro(空き家再生)プロジェクト

物件予定分配率運用期間募集金額
第10号神奈川県横須賀市汐入町8%196日592万円
第9号埼玉県久喜市栗橋東8%196日528万円
第8号埼玉県入間郡毛呂山町8%199日440万円
第7号千葉県流山市平方8%199日384万円
第6号神奈川県平塚市千石河8%199日632万円
第5号千葉県千葉市若葉区大宮町8%199日304万円
第4号千葉県四街道市四街道10%228日544万円
第3号千葉県四街道市さちが丘10%187日456万円
第2号埼玉県南埼玉郡宮代町西原10%187日528万円
第1号神奈川県横須賀市二葉10%213日402万円

FANTAS check(中古不動産流通)プロジェクト

物件予定分配率運用期間募集金額備考
第14号東京都渋谷区初台8%104日1,784万円
第13号東京都台東区千束8%104日2,736万円
第12号東京都新宿区四谷坂町8%104日2,280万円
第11号東京都国分寺市南町8%107日1,312万円
第10号東京都世田谷区桜丘8%105日2,064万円
第9号東京都新宿区百人町8%105日2,424万円
第8号東京都品川区南品川8%96日1,704万円
第7号東京都文京区大塚8%96日1,584万円
第6号東京都墨田区立川8%121日1,608万円早期償還
第5号東京都新宿区百人町8%121日2,024万円
第4号東京都板橋区中台8%121日1,466万円早期償還
第3号東京都板橋区中台8%121日1,416万円早期償還
第2号東京都北区田端8%121日1,746万円
第1号東京都大田区西蒲田8%121日1,585万円

FANTAS fundingのプロジェクトについて、詳しくは下記の公式サイトでご確認ください。

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