格付とは? 格付会社の信用格付で社債が投資適格かどうかが分かる!

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格付とは、企業の財務内容や業績を分析して、借金を返済する能力を記号で表わしたものです。

格付会社

格付会社は企業の格付けを行う機関です。通常、その企業から依頼されて格付けを行います。

投資家の参考のために、国債を格付することもあります。これは政府から依頼されている訳ではなく、頼まれていないのに格付会社が勝手に格付しているので、「勝手格付」と呼ばれています。

日本には2つの格付会社があります。

  • 格付投資情報センター(R&I)
  • 日本格付研究所(JCR)

格付投資情報センター(R&I)

格付投資情報センター(R&I)では、格付を次のように定義しています。

R&Iの格付
格付ACDR説明
AAA0.00%信用力は最も高く、多くの優れた要素がある。
AA0.06%信用力は極めて高く、優れた要素がある。
A0.49%信用力は高く、部分的に優れた要素がある。
BBB1.01%信用力は十分であるが、将来環境が大きく変化する場合、注意すべき要素がある。
BB信用力は当面問題ないが、将来環境が変化する場合、十分注意すべき要素がある。
B信用力に問題があり、絶えず注意すべき要素がある。
CCC信用力に重大な問題があり、金融債務が不履行に陥る懸念が強い。
CC発行体のすべての金融債務が不履行に陥る懸念が強い。
D発行体のすべての金融債務が不履行に陥っているとR&Iが判断する格付。

格付は「A+」や「A-」のように、アルファベットに加えてプラスやマイナスの表示が付くことがあります。プラスの表示は上位格(AA)に近いことを表わし、マイナスの表示は下位格(BBB)に近いことを表わしています。

ACDRとは平均累積債務不履行率(5年)のことです。BB格以下は社債の発行が困難なので、デフォルト率は不明です。

出典:株式会社格付投資情報センター(2018)「日本企業のデフォルト率・格付推移行列(1978年度~2017年度)」

格付投資情報センター(R&I)は、後述の日本格付研究所(JCR)より厳しめの格付を行う傾向があります。

日本格付研究所(JCR)

日本格付研究所(JCR)では、格付を次のように定義しています。

JCRの格付
格付説明
AAA債務履行の確実性が最も高い。
AA債務履行の確実性は非常に高い。
A債務履行の確実性は高い。
BBB債務履行の確実性は認められるが、上位等級に比べて、将来債務履行の確実性が低下する可能性がある。
BB債務履行に当面問題はないが、将来まで確実であるとは言えない。
B債務履行の確実性に乏しく、懸念される要素がある。
CCC現在においても不安な要素があり、債務不履行に陥る危険性がある。
CC債務不履行に陥る危険性が高い。
C債務不履行に陥る危険性が極めて高い。
LD一部の債務について約定どおりの債務履行を行っていないが、その他の債務については約定どおりの債務履行を行っているとJCR が判断している。
D実質的にすべての金融債務が債務不履行に陥っているとJCRが判断している。

格付は「A+」や「A-」のように、アルファベットに加えてプラスやマイナスの表示が付くことがあります。プラスの表示は上位格(AA)に近いことを表わし、マイナスの表示は下位格(BBB)に近いことを表わしています。

日本格付研究所(JCR)は、格付投資情報センター(R&I)より甘めの格付を行う傾向があります。

社債によってはR&IとJCRの両方から格付を受けていて、それぞれ異なる格付になっていることがあります。この場合は、R&Iの格付を参考にした方がよいでしょう。

投資適格

投資適格とは投資に適した格付のことで、一般的に格付が「BBB」以上のものをいいます。

個人向け社債は、基本的に投資適格のものだけが新規発行されます。

格付が「BB」以下は投機的水準とされます。格付が「BB」以下の債券は「ジャンク債」と呼ばれます。

個人向け社債について詳しくは次の記事をご覧ください。

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