個人向け社債のメリットと購入方法、手数料と取り扱い証券会社

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さまざまなメリットがある個人向け社債投資ですが、購入方法や証券会社の選び方がわかりにくいところがあります。

そこで個人向け社債のメリットと購入方法、手数料と取扱い証券会社をまとめてみました。

個人向け社債のメリット

債券投資は金融商品の中でも比較的ローリスクです。満期になると額面通りの金額で償還されるので、リスクをあまり取りたくない個人投資家に向いています。

債券は格付会社によってランキング形式で格付けされていて、格付「BBB」以上が投資適格とされています。

社債には法人向けと個人向けの2種類に分けられますが、個人向けに販売されているのは、すべて格付「BBB」以上の投資適格債です。つまり、個人向けに販売されていること自体、社債の中でも比較的安全なものになります。

ハイ・イールド債またはジャンク債と呼ばれる、格付「BB」以下の債券は投資不適格とされ、個人向けに販売することが禁止されてます。ただし、個人でも投資信託を通じてなら投資できます。

社債は銀行の定期預金や国債より利率が高いのもメリットです。

個人向け社債の手数料

個人向け社債に購入手数料はかからず、無料です。

個人向け社債の購入方法

株式や投資信託は、インターネットのウェブサイトから購入できるのが当たり前となりましたが、個人向け社債は未だに証券会社に電話をかけて取引するのが一般的です。

一部の社債はネットだけで取引できますが、社債の中でも少数派です。

口座開設時の注意点

口座開設時に注意すべきなのは、証券会社によっては対面取引(支店に赴くか電話で取引)かネット取引か、どちらか一方を選ぶところがあることです。

ネット取引の方を選んでしまうと、取引できる社債が限られてしまうので、社債取引が目的なら必ず対面取引の方を選んでください。株式取引が目的なら、手数料が安いネット取引の方がおすすめです。

証券会社対面取引ネット取引
野村證券本・支店口座野村ネット&コール口座
大和証券「ダイワ・コンサルティング」コース「ダイワ・ダイレクト」コース
SMBC日興証券総合コースダイレクトコース
みずほ証券3サポートコースダイレクトコース
三菱UFJモルガン・スタンレー証券コンサルティング取引コースダイレクト取引コース

対面取引にはデメリットもあります。

それは、ときどき営業電話がかかってくることです。それも個人投資家に人気がある社債が販売されるときにはかかってこず、人気がなく売れ残っている社債の営業電話が多いです。

購入までの流れ

社債には募集期間または申込期間があり、この期間中に購入を申し込みます。

と言うのは建前で、実際には募集期間が始まる前に社債の購入を申し込めます。正式には購入の申し込みではなく、その意思を示すだけです。

申込期間が始まる前に担当者に電話して社債の購入を申し込むと、「必ず購入できるとは確約できません」と釘を刺されますが、よほどの人気社債でない限り、そのまま購入できます。

対面取引は純粋な先着順ではなく、優良顧客が優先されることがあります。

ネット取引では申込期間が始まらないと購入できません。そもそも、申込期間外は購入ボタンが表示されません。

正式な購入申し込みの前に、証券会社の口座に個人向け社債の購入代金を入金しておきます。

正式に購入を申し込むと、個人向け社債の目論見書が郵送されてきます。後日、担当者から電話がかかってきて、目論見書を読んだことを確認すると、個人向け社債の購入手続きが完了します。

個人向け社債を扱ってる証券会社

個人向け社債は、どこの証券会社でも購入できるわけではありません。社債ごとに販売会社が決まっていて、その証券会社でしか購入できません。

個人向け社債を取引したければ、次の証券会社に口座を開設しておくことをおすすめします。

  • 野村證券
  • 大和証券
  • SMBC日興証券
  • みずほ証券
  • 三菱UFJモルガン・スタンレー証券
  • SBI証券
  • マネックス証券
  • 楽天証券

野村證券

野村證券は個人向け社債の取り扱いが多いので、社債を取引するなら口座を開設しておくことをおすすめします。

口座を開設するときは、本・支店取引を選択してください。

おすすめ度:★★★★

大和証券

大和証券は個人向け社債の取り扱いが非常に多く、社債を取引するなら必ず口座を開設しておきたい証券会社のひとつです。

口座を開設するときは、「ダイワ・コンサルティング」コースを選択してください。

おすすめ度:★★★★★

SMBC日興証券

SMBC日興証券は個人向け社債の取り扱いが非常に多く、社債を取引するなら必ず口座を開設しておきたい証券会社のひとつです。

ネット取引のダイレクトコースでも個人向け社債を取り扱うことがありますが、確実に社債を取引できるために、口座を開設するときは総合コースを選択してください。

個人向け社債はネット取引と対面取引では在庫管理が別々で、ダイレクトコースでは売り切れでも総合コースでは販売していることがあります。

おすすめ度:★★★★★

三菱UFJモルガン・スタンレー証券

三菱UFJモルガン・スタンレー証券は個人向け社債の取り扱いが多いので、社債を取引するなら口座を開設しておくことをおすすめします。

口座を開設するときは、コンサルティング取引コースを選択してください。

おすすめ度:★★★★

みずほ証券

みずほ証券はときどき個人向け社債を販売しているので、社債を取引するなら念のために口座を開設しておくことをおすすめします。

口座を開設するときは、3サポートコースを選択してください。

おすすめ度:★★★

SBI証券

SBI証券は個人向け社債の取り扱いは少ないですが、個人投資家にたいへん人気があるSBI債ソフトバンク債を販売しています。

ネット取引なので販売期間前には申し込めず、純粋に先着順で販売されます。人気のある個人向け社債は販売開始時刻に申し込むことをおすすめします。

おすすめ度:★★★

マネックス証券

マネックス証券は個人向け社債の取り扱いは少ないですが、個人投資家にたいへん人気があるマネックス債を販売しています。

ネット取引なので販売期間前には申し込めず、純粋に先着順で販売されます。人気のある個人向け社債は販売開始時刻に申し込むことをおすすめします。

おすすめ度:★★★

マネックス証券

楽天証券

楽天証券は個人向け社債の取り扱いは少ないですが、たまに販売されることがあります。

個人向け社債の取引目的であれば、口座開設の必要性は薄いです。

楽天証券について詳しくは次の記事をご覧ください。

楽天証券
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おすすめ度:★★

個人向け社債にかかる税金

個人向け社債の利子や譲渡損益には所得税がかかります。

利子

個人向け社債の利子には、利子所得として税率20.315%の所得税がかかります。

区分税率
所得税国税15%
復興特別所得税国税0.315%
住民税地方税5%

社債の利子が支払われるときに源泉徴収されるので、確定申告不要です。

ただし、申告分離課税として確定申告することもできます。確定申告すると、株式等の譲渡損益との通算ができます。株取引で損失が出ている場合は、確定申告したほうが得です。

譲渡損益と償還損益

個人向け社債を満期まで保有せずに途中で売却したり、既発債を購入して損益が生じた場合、譲渡所得として税率20.315%の所得税がかかります。

この場合、申告分離課税として確定申告する必要があります。

ただし、特定口座で「源泉徴収あり」を選択した場合は、申告不要とすることができます。

 

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