SMBC日興証券は、業界大手の証券会社のひとつです。この記事では、日興証券の特徴や提供しているサービスについてご紹介します。
SMBC日興証券の口座には2つのコースがある
SMBC日興証券には「総合コース」と「ダイレクトコース」という2つのコースがあり、口座開設時にどちらかを選びます。
ダイレクトコース | 総合コース | |
---|---|---|
手数料 | 安い | 高い |
国内上場株式(現物取引) | 〇 | 〇 |
国内上場株式(信用取引) | 〇 | 〇 |
株式オプション | × | 〇 |
IPO | △ | 〇 |
IPO優遇特典 | 〇 | × |
外国株式(海外上場) | △ | 〇 |
社債 | △ | 〇 |
仕組債 | × | 〇 |
ファンドラップ | × | 〇 |
年金・保険 | × | 〇 |
dポイントを貯める | 〇 | × |
dポイントを使う | 〇 | × |
株式委託手数料(株式の売買時にかかる手数料)は、ダイレクトコースの方が安くなっています。総合コースは手数料が高すぎるので、株式の売買には向かないでしょう。
約定代金 | ダイレクトコース | 総合コース |
---|---|---|
~10万円 | 137円 | 0.8855% (最低1,925円) |
~20万円 | 198円 | |
~30万円 | 275円 | |
~50万円 | 440円 | |
~100万円 | 880円 | |
~200万円 | 1,650円 | 0.693% + 1,925円 |
~300万円 | 2,200円 | 0.616% + 3,465円 |
ダイレクトコース
ダイレクトコースとは、インターネットを通じてパソコンやスマホで取引するコースです。総合コースと比べて株式取引手数料などが安いうえ、ダイレクトコース限定サービスもあるので、通常はダイレクトコースを選ぶとよいでしょう。海外上場の外国株式は、香港市場の一部銘柄のみ取引できます。
投信積立でdポイントが貯まる
SMBC日興証券ダイレクトコースの「投信つみたてプラン」で投資信託を積み立てると、積立金額に応じてdポイントが貯まります。
毎月の積立金額 | 貯まるdポイント |
---|---|
1万円未満 | 3ポイント |
1万円以上 | 1万円毎に3ポイント(上限300ポイント) |
IPO優遇特典
SMBC日興証券のIPO優遇特典とは、新規公開株式(IPO)を購入できる可能性を優遇するサービスです。IPOを日興イージートレード経由で申し込んだ場合、同一条件・同一確率の「同率抽選」を行って配分しています。
IPO優遇特典では、同率抽選に当選しなかった応募者を対象として、ステージ別抽選が行われます。ステージは顧客の預り資産残高や信用取引建玉金額によって4段階に分けられます。
ステージ | 抽選票数 | 預り資産残高または信用取引建玉金額 |
---|---|---|
ブロンズ | 1票 | 250万円以上 |
シルバー | 5票 | 1,000万円以上 |
ゴールド | 15票 | 3,000万円以上 |
プラチナ | 25票 | 5,000万円以上 |
預り資産残高と信用取引建玉金額は、貯金3か月の月末平均残高で判定されます。
新規口座開設3か月以内であれば、預り資産残高に関わらず、ブロンズステージになります。
総合コース
総合コースとは、支店の窓口や電話にて対面取引するコースです。基本的には、ネットに不慣れな人を対象としています。ただし、ネットに慣れている方であっても、総合コースを選択したほうが良い場合があります。それは、個人向け社債を購入したい場合です。
SMBC日興証券は、大和証券と並んで個人向け社債の取り扱いが多い証券会社です。この点においては、野村證券すら上回っています。SMBC日興証券で社債を取り扱う場合、総合コース限定で販売ということが多いです。ダイレクトコースで社債を取り扱う場合でも、ダイレクトコースだけ先に売り切れるといったことがよくあります。
総合コースが対面取引ならではのメリットとして、正式な募集開始前でも事実上応募できるという裏技(?)もあります。
そのため、個人向け社債の取引きが目的であれば、総合コースを選ぶことをおすすめします。
このあたりの事情について詳しくは、次の記事をご覧ください。
メリット
SMBC日興証券は以下に示すメリットがあります。
格付が高い
SMBC日興証券は格付会社の格付投資情報センター(R&I)から「AA-」の発行体格付を取得しています。これは証券会社の中でも高い格付にあたります。
格付 | 証券会社 |
---|---|
AA- | SMBC日興証券 auカブコム証券 みずほ証券 三菱UFJモルガン・スタンレー証券 |
A | SBI証券 大和証券 |
A- | 楽天証券 |
BBB+ | GMOクリック証券 東海東京証券 松井証券 |
BBB | 極東証券 |
※2023年1月30日現在
アプリ
SMBC日興証券は、スマホ向けアプリ「SMBC日興証券アプリ」を提供しています。投資情報のチェックから株式や信用取引の注文まで行えます。市況ニュースなど、一部の機能はログインしなくても利用できます。
SMBC日興証券アプリは、Google Play(Android)またはApp Store(iPhone)から無料でダウンロードできます。
AI株式ポートフォリオ診断
SMBC日興証券のAI株式ポートフォリオ診断とは、顧客のリスク許容度を踏まえて、より効率的な運用が期待できるポートフォリオを人工知能(AI)が提案するサービスです。
AI株式ポートフォリオ診断では、ディープラーニングの手法を用いて、決算データや株価データを学習させた株価予測AIが国内株式抒情銘柄の1か月先の期待収益性を予測します。この予測に基づいて、AIが新規ポートフォリオや保有ポートフォリオのリバランスを提案します。
iDeCo
SMBC日興証券の個人型確定拠出年金(iDeCo)の営管理機関手数料は無料です。
区分 | 運営管理機関手数料 |
---|---|
加入者 | 0円 |
運用指図者受給者 | 0円 |
以下に示す商品をSMBC日興証券のiDeCoで取り扱っています。
分類 | 商品 |
---|---|
バランス型 | ひとくふうターゲット・デート・ファンド2035 ひとくふうターゲット・デート・ファンド2045 ひとくふうターゲット・デート・ファンド2055 ひとくふうターゲット・デート・ファンド2065 データ戦略分散ファンド 愛称:dインパクト THEOベスト・バランス・ファンド |
SMBC・DCインデックスファンド(日経225)
三井住友DS・国内株式インデックス年金ファンド
ひふみ年金
大和住銀DC国内株式ファンド
SBI中小型割安成長株ファンドジェイリバイブ<DC年金>
SMBC・DCインデックスファンド(MSCIコクサイ)
ひふみワールド年金
大和住銀DC海外株式アクティブファンド
アライアンス・バーンスタイン・グローバル・グロース・オポチュニティーズ(年金つみたて向け)
SMBC・DCインデックスファンド(S&P500)
iFree NYダウ・インデックス
iFreeNEXT NASDAQ100インデックス
MFS米国中型成長株式ファンド(為替ヘッジなし)
フィデリティ・欧州株・ファンド
eMAXIS Slim 新興国株式インデックス
DCニュー・チャイナ・ファンド
SBI・UTIインドファンド
三井住友DS・国内債券インデックス年金ファンド
三井住友DS・外国債券インデックス年金ファンド
野村新興国債券インデックスファンド(確定拠出年金向け)
三井住友DS・国内リートインデックス年金ファンド
三井住友DS・外国リートインデックス年金ファンド
SMT ゴールドインデックス・オープン(為替ヘッジあり)
三井住友銀行確定拠出年金定期預金(10年)
SMBC日興証券のiDeCoとNTTドコモのdアカウントを連携すると、毎月の掛金5,000円毎にdポイント(通常)が1ポイント貯まります。
iDeCoの掛金でdポイントが貯まる
マイナポータル連携
SMBC日興証券は特定口座年間取引報告書のマイナポータル連携に対応していません。
コメント