PR

楽天証券の取扱商品、サービス、手数料、メリット及びデメリット

楽天

楽天証券は楽天グループ傘下のネット証券です。楽天グループの傘下に入る前は三井住友銀行系のDLJダイレクトSFG証券でした。私もメインの証券会社として使っていて、大口優遇の適用を受けています。

NISA

楽天証券NISA(少額投資非課税制度)口座では、一部の海外株式を除いた取引の手数料が無料です。

NISA口座
取引 手数料
国内株式(個別株) 売買手数料無料
国内ETFREITETN 売買手数料無料
米国株式(個別株) 売買手数料無料
米国ETF 売買手数料無料
中国株式(個別株) あり
中国ETF 売買手数料無料
シンガポール株式(個別株) あり
シンガポールETF 売買手数料無料
インドネシア株式 あり
タイ株式 あり
マレーシア株式 あり
投資信託 購入時手数料無料
※信託財産留保額は無料対象外

NISA口座で取引可能なのは現物取引のみです。NISA口座で信用取引はできません。

投資信託の中には、解約時に信託財産留保額がかかるものがありますが、これは販売会社の収入ではないため、無料化の対象外です。

メリット

楽天証券には次に示すメリットがあります。

楽天ポイントで株や投資信託を買える
投資信託の残高に応じて楽天ポイントが貯まる
投資信託をクレジット決済で購入すると楽天ポイントが貯まる
楽天市場のSPUでポイント+1倍に
いちにち定額コースなら1日あたり100万円までの売買が手数料無料
取り扱う投資信託の数は2,600以上!
すべての投資信託の買付手数料が無料
投資信託を100円から買えるうえ積立もできる
ETF、REITおよびETNの信用取引手数料が無料
トレーディング用アプリ「マーケットスピード」が使いやすい
私設取引システム(PTS)を使える
楽天銀行とリアルタイムで入出金できる
iDeCoを利用できる
株式の積立ができる

楽天ポイントで株や投資信託を買える

楽天証券では楽天ポイントで株や投資信託を買うことができます。

楽天証券では、楽天ポイントを使って株を買うことができます。楽天ポイント2ポイントを1円として、国内株式の現物取引において購入代金および取引手数料の全額または一部として使うことができます。通常口座や特定口座での取引だけでなく、NISA(少額投資非課税制度)、つみたてNISAおよびPTS(私設取引システム)での取引にも楽天ポイントを使えます。

楽天証券では、楽天ポイントで投資信託(ファンド)を購入することができます。投資信託の購入金額の全額を楽天ポイントで支払うこともできますし、投資信託の購入金額の一部を楽天ポイントで支払うこともできます。ただし、特定のキャンペーンで付与される「期間限定ポイント」は、投資信託の購入または購入金額の一部に充てることはできません。

投資信託の残高に応じて楽天ポイントが貯まる

楽天銀行にはハッピープログラムというポイントプログラムがあります。楽天銀行の口座を開設したうえ、楽天証券の口座と連携すると、楽天証券での投資信託残高に応じて楽天ポイントが貯まります。投資信託を売買しなくても、保有している間は、ずっとポイントを貰えます。

投資信託の信託報酬率によって貯まるポイント数が変わります。

証券会社の投資信託取扱数
投資信託の信託報酬率 貯まる楽天ポイント
0.036%未満 0ポイント
0.036%以上 0.05%未満 3ポイント
0.05%以上 0.5%未満 4ポイント
0.5%以上 1.0%未満 5ポイント
1.0%以上 10ポイント

次の投資信託は、残高が10万円以上あっても楽天ポイントが貯まりません。

次の投資信託は、残高10万円ごとに楽天ポイントが3ポイント貯まります。

  • eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)
  • eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)
  • eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
  • eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
  • eMAXIS Slim 米国株式(S&P)
  • <購入・換金手数料なし>ニッセイ世界株式ファンド(GDPバスケット)
  • <購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド

投資信託をクレジット決済で購入すると楽天ポイントが貯まる

投信積立を楽天カードクレジット決済にすると、100円につき1ポイントの楽天ポイントが貯まります。

楽天カードクレジット決済について詳しくは次の記事をご覧ください。

楽天証券で投資信託積立の楽天カード決済が開始【ポイントも付く】
楽天証券で投資信託の積立に楽天カードによるクレジット決済ができるようになりました。 楽天証券の楽天カードクレジット決済とは 楽天証券の投資信託積立の引き落とし方法に、新たに「楽天カードクレジット決済」が加わりました。 もともと「楽天カード支...

楽天市場のSPUでポイント+1倍に

楽天グループのサービスを利用すると、楽天市場でのお買い物がポイントアップするSPU(スーパーポイントアップ)という制度があります。楽天証券のサービスを利用してSPUの対象になるには、次の条件を満たす必要があります。

  • 月月に30,000円以上のポイント投資
  • 楽天証券で楽天ポイントコースを設定

上記の条件を満たすと、楽天市場で商品を購入したときにもらえるポイントが+0.5倍(米国株なら+1倍)になります。

楽天市場では通常100円のお買い物ごとに1ポイントが付きますが、楽天証券で月1回500円以上のポイント投資をすると、100円のお買い物で2ポイント付与されるようになります。

楽天証券のSPUでは、ポイント投資の注文月の翌月15日頃に、その翌月末日23:59まで有効な期間限定ポイントとして付与されます。毎月の獲得上限ポイントは5,000ポイントで、50万円購入分までが+1%の対象となります。

いちにち定額コースなら1日あたり100万円までの売買が手数料無料

いちにち定額コースでは、国内株式の現物取引と信用取引を合算した1日の合計取引手数料が決まります。1日に何度も取り引きする場合に、お得な手数料体系です。

いちにち定額コース手数料
1日の取引金額合計 取引手数料
100万円まで 0円
200万円まで 2,200円
以降100万円増えるごとに 1,100円追加

取り扱う投資信託の数は2,600以上!

楽天証券が取り扱う投資信託のラインナップは非常に豊富で、2,600本以上もあります。

証券会社の投資信託取扱数
証券会社 投資信託の数
SBI証券 2,655
楽天証券 2,637
マネックス証券 1,183
SMBC日興証券 1,003
野村證券 833
大和証券 558

新たに登場するインデックスファンドは、まず楽天証券とSBI証券から販売を開始するということもしばしばあります。ただ数が多いだけでなく、「投信スーパーサーチ」とう投資信託の検索ツールで「トータルリターン」や「買付ランキング」など、さまざまな条件を指定して投資信託を検索することができます。

すべての投資信託の買付手数料が無料

楽天証券は2,600以上の投資信託を取り扱っていますが、そのすべての投信信託について買付手数料が無料です。

投資信託を100円から買えるうえ積立もできる

多くの証券会社は投資信託の最低購入金額が10,000円ですが、楽天証券は投資信託を100円から購入することができます。スポット購入でも、積み立て購入でも、100円以上1円単位で購入することができます。

ETF、REITおよびETNの信用取引手数料が無料

楽天証券の信用取引ではETF(上場投資信託)REIT(不動産投資信託)およびETN(指標連動証券)の取引手数料が無料です。

トレーディング用アプリ「マーケットスピード」が使いやすい

マーケットスピードは楽天証券専用のトレーディングアプリです。今でこそ証券会社のトレーディングアプリは珍しくありませんが、マーケットスピードはDLJダイレクトSFG証券時代からある老舗のツールです。GUIはやや古めかしいデザインですが、機能的にはバージョンアップが続けられています。むしろ長年バージョンアップを重ねてきてもあまり操作方法があまり変わらないため、いったん操作に慣れると使いやすいアプリです。

私設取引システム(PTS)を使える

東京証券取引所の取引時間は9:00~11:30と12:30~15:00ですが、この時間外でも私設取引システム(PTS)を通じて株式の取引ができます。

楽天証券は次のPTSで取引ができます。

楽天証券のPTS
PTS 昼間 夜間
ジャパンネクストPTS 8:20~16:00 16:30~23:59
チャイエックス・ジャパンPTS 8:00~16:00 なし

楽天銀行とリアルタイムで入出金できる

「マネーブリッジ」とは、楽天銀行と楽天証券の口座連携サービスです。

楽天証券で株式や投資信託を購入する場合、通常は次のような手続きをとります。

  1. 「入出金・振替」をクリック
  2. 「リアルタイム入金へ」をクリック
  3. 銀行を選択
  4. 振込入金額を入力
  5. 銀行のユーザIDとパスワードを入力
  6. (銀行によっては)ワンタイムパスワードを入力
  7. 株式や投資信託を購入

マネーブリッジを利用すると、次のような手続きとなります。

  1. 株式や投資信託を購入

預り金が不足している場合は自動入金(スイープ)されるので、いきなり株式や投資信託を購入できるようになります。

iDeCoを利用できる

楽天証券では個人型確定拠出年金制度(iDeCo)を利用できます。金融機関によってiDeCoで取り扱う商品は異なりますが、楽天証券におけるiDeCoの取扱商品について詳しくは、次の記事をご覧ください。

楽天証券のiDeCo(個人型確定拠出年金)ラインナップとおすすめ商品
iDeCoをやってみたいものの、どの商品を選択したらよいのか分からない…… 将来に備えて自分が運用方法を決められるiDeCoですが、取扱商品の種類が多く、金融機関によって選択できる商品が異なります。 運営管理手数料が無料の楽天証券でiDeC...

株式の積立ができる

楽天証券の「かぶツミ(国内株式積立)」は、国内株式を、毎週、もしくは、毎月、自動で積立購入するサービスです。購入する曜日・日にちは自由に設定できるため、経済指標発表等のイベントや給与支給日の翌日など、投資戦略や資産形成プランにあわせて、国内株式を定期的に積み立てることができます。また、業界で初めて、株数、または、金額のどちらでも積立設定できるほか、「かぶミニ(単元未満株取引)」にも対応することで、単元株と単元未満株の組み合わせで、1株単位での細かい数量指定の積立投資もできます。さらに、「楽天ポイント」を1ポイント=1円分として使うこともでき、事前に設定した内容で積立時にポイントを自動充当するため、計画的なポイント利用も可能です。

株式積立の比較
楽天証券 auカブコム証券 SBI証券 松井証券 マネックス証券
単元未満株積立 × × ×
単元株+単元未満株での積立 × × × ×
積立方法 金額指定
株数指定
金額指定
ポイント投資
自動入出金

デメリット

楽天証券には次に示すデメリットがあります。

投資信託にかかるポイント進呈が改悪
マイナポータル連携に対応していない

投資信託にかかるポイント進呈が改悪

楽天銀行のハッピープログラムの対象サービスのひとつに、楽天証券における投資信託の残高に応じて楽天ポイントが進呈されるサービスがあります。2022年4月末以降にこの内容が改悪されます。2022年4月末以降は、一定の残高を月末時点の残高が初めて達成した場合に楽天ポイントが進呈されるように変わります。

ポイント進呈条件
達成残高 進呈ポイント
月末時点の残高が初めて10万円に到達した場合 10
月末時点の残高が初めて30万円に到達した場合 30
月末時点の残高が初めて50万円に到達した場合 50
月末時点の残高が初めて100万円に到達した場合 100
月末時点の残高が初めて200万円に到達した場合 100
月末時点の残高が初めて300万円に到達した場合 100
月末時点の残高が初めて400万円に到達した場合 100
月末時点の残高が初めて500万円に到達した場合 100
月末時点の残高が初めて1,000万円に到達した場合 500
月末時点の残高が初めて1,500万円に到達した場合 500
月末時点の残高が初めて2,000万円に到達した場合 500

投資信託の出庫は1銘柄あたり3,300円かかります。

マイナポータル連携に対応していない

楽天証券は特定口座年間取引報告書のマイナポータル連携に対応していません。e-Taxによる確定申告の際に、特定口座年間取引報告書に書かれた内容を、いちいち手作業で入力する必要があります。

手数料

楽天証券で国内株式を取引するには、次の2つのコースがあります。

  • ゼロコース
  • 超割コース
  • いちにち定額コース

どちらのコースを選んだかによって、国内株式の取引手数料が異なります。

ゼロコース

楽天証券のゼロコースを選ぶと、国内株式の現物取引及び信用取引の取引手数料が無料になります。ただし、ゼロコースを選んだ場合は、RクロスとSOR利用が必須となります。

SORとは「Smart Order Routing」の略称で、東京証券取引所PTS(私設取引システム)など複数の市場から、最良価格がある市場を自動的に選び、注文を執行する仕組みのことです。楽天証券では、「東京証券取引所」、「CboePTS(Chi-X)」、「ジャパンネクストPTS(JNX)」の3市場間の株価を比較して、自動で価格有利な条件の市場へ注文をおこないます。

Rクロスとはいわゆるダークプールのひとつで、楽天証券が運営している注文のマッチングシステムです。Rクロスは、マーケットメーカーと言われる機関投資家を含む顧客同士の売り注文と買い注文がマッチした場合、ToSTNeT市場にて売買を成立させます。ToSTNeTとは「Tokyo Stock Exchange Trading NeTwork System」の略称で、東京証券取引所で立会時間外に行う取引のことです。 通常の立会取引では株価を乱高下させる要因になりかねない大口取引やバスケット取引などに対応できるようにするために設けられました。

とくに理由がない限り、楽天証券では「ゼロコース」を選ぶのがおすすめです。

超割コース

超割コースを選ぶと、1回の取引ごとに手数料がかかります。いちにち定額コースと比べて、超割コースは手数料が安くなっています。ただし、取引ごとに手数料がかかるため、1日10回取引するなら10回分の手数料がかかります。超割コースでは、取引手数料の1%が楽天ポイントで還元されます。

楽天証券の超割コースにおける国内株式現物取引の手数料は以下のとおりです。

超割コースの現物取引手数料(税込)
約定代金 手数料
5万円まで 55円
10万円まで 99円
20万円まで 115円
50万円まで 275円
100万円まで 535円
150万円まで 640円
3,000万円まで 1,013円
3,000万円超 1,070円

楽天証券の超割コースにおける国内株式信用取引の手数料は以下のとおりです。

超割コースの信用取引手数料(税込)
約定代金 手数料
10万円まで 99円
20万円まで 148円
50万円まで 198円
50万円超 385円

楽天証券のつみたてNISA

楽天証券では少額投資非課税制度(NISA)を利用できます。NISAには通常のNISAと「つみたてNISA」の2種類がありますが、楽天証券では「つみたてNISA」がおすすめです。

楽天証券で500円分以上のポイント投資をするとSPU(スーパーポイントアップ)の対象となり、楽天市場のお買い物がポイント+1倍になります。

また、積立を証券口座にして、楽天銀行からスイープ入金すると、1回につき1~3ポイントもらえます。

楽天証券でつみたてNISAを最大限活用するには、次の2種類の積立設定をするのがおすすめです。

引落口座 積立タイミング 積立金額 ポイント利用
楽天カードクレジット決済 毎月 500円以上 利用する
証券口座 毎日 1円以上

関連記事

カゴメ株式会社第1回無担保社債(愛称:カゴメ 日本の野菜で健康応援債)
カゴメ株式会社が個人向け社債「カゴメ株式会社第1回無担保社債(社債間限定同順位特約付)」(愛称:カゴメ 日本の野菜で健康応援債)を2023年2月21日に発行します。本社債の内容と購入方法を紹介します。

参考文献

楽天証券

楽天証券

コメント

  1. 川端和弘 より:

    メイン番組は、りそな銀行で勧められて投資信託はじめましたが、YouTubeなど見ていると店頭販売は手数料が3.3%で運用手数料も2%以上取られていてどうももったいないなー、と言う結論になりました。入金があると銀行からすぐに電話あるので困っています。楽天カードはあります。楽天証券始めようと思っています。

  2. Tsukamoto Hiroyuki tsuka より:

    同じ投資信託でも販売会社によって購入時手数料が異なります。

    たとえば「フィデリティ・日本成長株・ファンド」の場合、りそな銀行の店頭では3.3%、ネットでは2.31%の購入時手数料がかかりますが、楽天証券では購入時手数料は無料です。