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auカブコム証券のメリットとデメリット(旧カブドットコム証券)

Stock chart

auカブコム証券とは三菱UFJ系の証券会社で、カブドットコム証券が社名変更したものです。この記事では同社の会社概要やサービス内容、手数料などをご紹介します。

auカブコム証券の会社概要

auカブコム証券の会社概要は次のとおりです。

会社概要
商号auカブコム証券株式会社
本社所在地東京都千代田区大手町1-3-2 経団連会館6F
設立平成11年11月19日
資本金71.96億円
株主構成三菱UFJ証券ホールディングス株式会社
auフィナンシャルホールディングス株式会社

auカブコム証券はもともとカブドットコム証券という社名でしたが、2019年12月1日から社名変更されました。

カブドットコム証券は東証1部上場企業でしたが、社名変更に先立つ2019年8月29日に上場廃止されました。

メリット

auカブコム証券は以下に示すメリットがあります。

  • 投資信託を保有しているだけでポイントが貯まる
  • 100円から積立投資できる
  • ETF(指定銘柄)の売買手数料が無料
  • 米国株式を取引できる
  • iDeCoを利用できる
  • マイナポータル連携に対応している
  • 格付が高い
  • auじぶん銀行と連携すると金利が100倍に
  • 新NISA口座の取引手数料が無

投資信託を保有しているだけでポイントが貯まる

対象となる株式投資信託の月間平均保有額100万円ごとに1ポイントが毎月付与されます。株式投資信託の月間平均保有額が3,000万円以上なら、2倍のポイントが付きます。

100ポイント貯めると、1万円に交換できます。ポイントには有効期限があり、付与された月から3年間有効です。

100円から積立投資できる

auカブコム証券では1,146本の投資信託を取り扱っています。

auカブコム証券では、投資信託を毎月100円から積立投資できます。

ETF(指定銘柄)の売買手数料が無料

フリーETFとは、個人投資家のETF(上場投資信託)取引活性化を目的に導入しているサービスです。

下記のフリーETF対象銘柄は売買手数料が無料です。

フリーETF対象銘柄
コードETF
1593MAXIS JPX日経インデックス400上場投信
1346MAXIS 日経225上場投信
1348MAXIS トピックス上場投信
1550MAXIS 海外株式(MSCIコクサイ)上場投信
1557S&P500 ETF
1349ABF汎アジア債券インデックス・ファンド
1597MAXIS Jリート上場投信
1492MAXIS JPX日経中小型株指数上場投信

米国株式を取引できる

auカブコム証券は2022年1月24日から米国株式の取引を開始します。

iDeCoを利用できる

auカブコム証券ではiDeCo(個人型確定拠出年金)を利用できます。

iDeCoは金融期間によって取り扱う商品(投資信託と預金)が異なります。auカブコム証券のiDeCoでは次の商品を取り扱っています。

auカブコム証券のiDeCo取扱商品
分類投資信託
バランス型auスマート・ベーシック(安定)
auスマート・ベーシック(安定成長)
auスマート・ベーシック(成長)
auスマート・ベーシック(高成長)
三菱UFJ DCバランス・イノベーション(KAKUSHIN)
インデックス型つみたて日本株式(TOPIX)
つみたて日本株式(日経平均)
つみたて先進国株式
つみたて新興国株式
三菱UFJ国内債券インデックスファンド(確定拠出年金)
eMAXIS新興国債券インデックス
三菱UFJ<DC>J-REITインデックスファンド
三菱UFJ<DC>先進国REITインデックスファンド
ステートストリートDC外国債券インデックス・オープン
ステートストリート・ゴールドファンド(為替ヘッジあり)
アクティブ型ひふみ年金
フィデリティ・日本成長株・ファンド
iTrust世界株式
iTrustバイオ
iTrustロボ
ターゲットイヤー型三菱UFJターゲット・イヤー・ファンド2030(確定拠出年金)
三菱UFJターゲット・イヤー・ファンド2035(確定拠出年金)
三菱UFJターゲット・イヤー・ファンド2040(確定拠出年金)
三菱UFJターゲット・イヤー・ファンド2045(確定拠出年金)
三菱UFJターゲット・イヤー・ファンド2050(確定拠出年金)
三菱UFJターゲット・イヤー・ファンド2055(確定拠出年金)
定期預金三菱UFJ銀行 確定拠出年金専用1年定期預金

auカブコム証券は三菱UFJ証券ホールディングス系の証券会社なので、iDeCoのラインナップには三菱UFJアセットマネジメント株式会社のファンドが多くなっています。

その割には低コストで人気のインデックスファンドeMAXIS Slimがありません。三菱UFJアセットマネジメント株式会社の大人気ファンドが無いのは奇妙な感じがします。

マイナポータル連携に対応している

auカブコム証券は特定口座年間取引報告書のマイナポータル連携に対応していす。e-Taxによる確定申告の際に、特定口座年間取引報告書に書かれた内容を、いちいち手作業で入力する必要がありません。

格付が高い

auカブコム証券は格付会社の格付投資情報センター(R&I)から「AA-」の発行体格付を取得しています。これは証券会社の中でも高い格付にあたります。

R&Iの格付
格付証券会社
AA-SMBC日興証券
auカブコム証券
みずほ証券
三菱UFJモルガン・スタンレー証券
ASBI証券
大和証券
A-楽天証券
BBB+GMOクリック証券
東海東京証券
松井証券
BBB極東証券

※2023年1月30日現在

auじぶん銀行と連携すると金利が100倍

auカブコム証券auじぶん銀行の口座を連携するサービス「auマネーコネクト」を設定すると、auじぶん銀行の円普通預金口座の金利が100倍の年0.10%へアップします。

条件および金利は楽天証券楽天銀行の口座連携サービス「マネーブリッジ」と同じです。

新NISA口座の米国株式/プチ株(単元未満株)手数料が無料

2024年1月より開始される新NISA(少額投資非課税制度)において、国内株式現物取引、米国株式現物取引及びプチ株(単元未満株)の取引手数料が無料です。

NISA口座の取引手数料
取引取引手数料
国内株式現物取引無料
米国株式現物取引無料(2024年1月から)
プチ株(単元未満株)無料(2024年1月から)

手数料

現物株式

auカブコム証券の現物株式取引は、注文ごとの約定金額に応じて手数料が決まる「ワンショット手数料」と1日の約定金額合計額に応じて取引手数料が決まる「一日定額手数料」の2つのコースから手数料体系を選べるようになります。

ワンショット手数料

ワンショット手数料では、注文ごとの約定金額に応じて手数料が決まります。

現物取引のワンショット手数料は次のとおりです。

現物取引のワンショット手数料
約定代金取引手数料
5万円以下55円
10万円以下99円
20万円以下115円
50万円以下275円
100万円以下535円
150万円以下1,584円
150万円超4,059円

信用取引のワンショット手数料は次のとおりです。

信用取引のワンショット手数料
約定代金取引手数料
10万円以下99円
20万円以下148円
50万円以下198円
50万円超385円

一日定額手数料

一日定額手数料では、1日の約定金額合計額に応じて取引手数料が決まります。1日の約定金額合計額とは、現物取引と信用取引の合計額です。

一日定額手数料
約定代金取引手数料
100万円以下0円
200万円以下2,200円
300万円以下3,300円
400万円以下4,400円
500万円以下5,500円
600万円以下6,600円
以降100万円ごと+1,100円

信用取引

信用取引手数料は無料

auカブコム証券は2019年12月16日から信用取引の取引手数料を撤廃しました。

ただし信用取引手数料を撤廃した代わりに、次の手数料が値上げ・新設されました。

  • 買方金利の引上げ
  • 貸株料の引上げ
  • 品受・品渡事務手続料の新設

買方金利

信用取引は買建(買いから始める)と売建(売りから始める)という2通りの取引方法があります。

このうち買建はお金を借りて株を買うので、借りたお金に金利を支払う必要があります。これを買方金利といいます。

auカブコム証券では次の買方金利がかかります。

auカブコム証券の買方金利
信用取引の種類買方金利
制度信用取引3.98%
一般信用取引3.79%

売建に金利は掛かりません。金利をもらうこともできません。

貸株料

売建は株を借りて売るので、借りた株に手数料を支払う必要があります。これを貸株料といいます。auカブコム証券では次の貸株料がかかります。

auカブコム証券の貸株料
信用取引の種類貸株料
制度信用取引1.15%
一般信用取引(長期)2.25%
一般信用取引(売短)5.85%

NISAで資産形成デビューキャンペーン

2023年6月1日から2023年7月31日までのキャンペーン期間中にauカブコム証券の証券口座とNISA口座を新規開設したうえ、期限までにauカブコム証券サイトに掲載されているクイズに正解すると、2,000Pontaポイントがプレゼントされます。さらに、キャンペーン期間中にNISA口座で投資信託を合計10,000円以上買付すると、抽選で50名に10,000Pontaポイントがプレゼントされます。

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参考文献

auカブコム証券についてさらに詳しくは、下記の公式サイトでご確認ください。

auカブコム証券
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