IPO(新規公開株)とは

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IPOとは、Initial Public Offeringの略で、新規公開株のことです。未上場だった株式会社が上場して、誰でも株が購入できるようになります。この記事では、IPO株の仕組みや申込方法を紹介しています。

主幹事

企業が新規上場(IPO)するときに、さまざまなサポートを行う証券会社のことを幹事証券会社といいます。その中でも中心的な役割を果たすのが主幹事証券会社です。通常、主幹事は1社ですが、ソフトバンク株のような大型IPOの場合は、複数の証券会社が主幹事となります。

主幹事となった証券会社にはIPO株の8割以上が割り当てられるので、IPO株を狙うなら主幹事証券会社から申し込むのが一般的です。そのため、あらかじめ主幹事証券会社の口座を開設しておくことが重要です。

IPO株の銘柄によって主幹事証券会社が異なりますが、主幹事を務めることが多い証券会社は限られてきます。IPO株の主幹事を務めることが多いのは、次の証券会社です。

  • SMBC日興証券
  • 大和証券
  • SBI証券
  • 東海東京証券
  • 野村證券

IPO株のうち、9割以上が上記の証券会社が主幹事を務めています。つまり、5つの証券会社に口座を開設しておけば、ほとんどのIPO株に対応できます。

IPOを扱う証券会社の特徴

IPO株を取り扱う証券会社の特徴は次のとおりです。

SMBC日興証券

SMBC日興証券は、数多くある証券会社の中で最も主幹事となることが多い証券会社です。とくに不動産投資法人(REIT)インフラ投資法人がIPOをする場合は、たいていSMBC日興証券が関わってきます。

SMBC日興証券は過去に次のIPOの主幹事を務めました。

  • ソフトバンク
  • マネーフォワード
  • UUUM
  • スシローグローバルホールディングス
  • ほぼ日
  • 九州旅客鉄道(JR九州)
  • はてな
  • 日本郵政
  • ゆうちょ銀行
  • かんぽ生命保険
  • Gunosy
  • すかいらーく

SMBC日興証券のダイレクトコースでは、取引状況に応じてステージが決まるIPO優遇プログラムがあります。詳しくは次の記事をご覧ください。

大和証券

SMBC日興証券に次いで、大和証券も主幹事となることが多い証券会社です。

大和証券は過去に次のIPO株の主幹事を務めました。

  • ソフトバンク
  • メルカリ
  • 串カツ田中
  • コメダホールディングス
  • 日本郵政
  • ゆうちょ銀行
  • かんぽ生命保険

大和証券で口座を開設するには、次のうちいずれかのコースを選びます。

  • 「ダイワ・コンサルティング」コース
  • 「ダイワ・ダイレクト」コース

大和証券でIPOを申し込むには、次の2つの取引方法があります。

大和証券のIPO
お取引方法「ダイワ・コンサルティング」
コース
「ダイワ・ダイレクト」
コース
新規公開株式抽選参加サービス
お店でのお申込み×

新規公開株式抽選参加サービスは、IPO株が申し込み多数だった場合に抽選が行われます。

お店で申し込んだ場合は、抽選ではなく取引状況などを勘案して決められます。つまり上得意客が優先されます。

新規公開株式抽選参加サービス

大和証券の新規公開株式抽選参加サービスでは、抽選を2段階に分けて行います。

  1. 機械的な抽選で販売予定数量の10%~15%分の当選を決定
  2. 上記で当選しなかった人を対象にプレミアムサービスのステージまたは過去の取引実績等によって当選確率が変動する「チャンス抽選」で販売予定数量の10%分の当選を決定

ダイワのプレミアムサービスによるチャンス当選では、ステージに応じて抽選のチャンス回数が異なります。

ダイワのプレミアムサービス
ステージチャンス回数
なし1回
シルバー3回
ゴールド5回
プラチナ10回

ダイワのポイントプログラムによるチャンス当選では、交換ポイント残高に応じて抽選のチャンス回数が異なります。

ダイワのポイントプログラム
交換ポイント残高チャンス回数
1,000ポイント未満1回
1,000ポイント以上 2,000ポイント未満2回
2,000ポイント以上 4,000ポイント未満3回
4,000ポイント以上 6,000ポイント未満4回
6,000ポイント以上 8,000ポイント未満6回
8,000ポイント以上 10,000ポイント未満8回
10,000ポイント以上10回

プレミアムサービスのステージとポイントプログラム交換ポイント残高でチャンス回数が異なる場合は、どちらか回数が多い方が適用されます。そのため、IPOの抽選に当たりやすくなるためには、どちらか片方のステータスを上げておくことが大事です。

SBI証券

ネット専業であるSBI証券もIPOに結構力を入れています。ネット証券のライバルである楽天証券マネックス証券、松井証券などがあまり主幹事証券会社とならないのに比べてると、その差は顕著です。

SBI証券は過去に次のIPO株の主幹事を務めました。

  • ソフトバンク
  • エディア
  • PRTIMES
  • レントラックス

SBI証券には「IPOチャレンジポイント」というIPO優遇プログラムがあります。

IPOチャレンジポイントを使用すると、IPOの当選確率が上がるというサービスです。IPOの抽選に外れると、IPOチャレンジポイントが貯まるので、IPOに応募し続けると、どんどん当選確率が上がっていきます。

野村證券

業界の雄である野村證券は、意外にもIPOの主幹事に関してはSMBC日興証券や大和証券の後塵を拝しています。IPOの取扱い自体は非常に多いのですが、主幹事としては地味で小粒な案件が多いです。

野村証券は過去に次のIPO株の主幹事を務めました。

  • ソフトバンク

野村證券で口座を開設するには、次のうちいずれかを選ぶ必要があります。

  • 店舗(本・支店)
  • オンライン専用支店(野村ネット&コール)

野村証券のオンライン専用支店(野村ネット&コール)では、IPOが完全抽選なので誰でも平等にチャンスがあります。

逆に言えば、店舗(本・支店)では完全抽選ではなく、チャンスが平等にないということです。上得意客にはIPO株が当たりやすくなります。

IPO以外の取引でも野村證券をメインに使うなら店舗(本・支店)もありですが、IPOにだけ利用するならオンライン専用支店(野村ネット&コール)を選んだ方が無難です。

東海東京証券

東海東京証券では、取引実績に応じて決まるステージによって、ステージ別ごとにIPOの抽選配分が行われます。

ステージ預かり資産残高平均総手数料類型額配分比率
SAステージ相当以上のお客様ブックビルディング
申込状況により変動
A1億円以上50万円以上
B3,000万円以上30万円以上
C500万円以上10万円以上
D上記に該当しないお客様10%
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