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SBIホールディングス株式会社第36回無担保社債(社債間限定同順位特約付)

SBI

SBIホールディングスが個人向け社債「SBIホールディングス株式会社第36回無担保社債(社債間限定同順位特約付)」2023年9月22日に発行します。

概要

SBIホールディングス株式会社が発行する個人向け社債の概要は次のとおりです。

社債概要
名称SBIホールディングス株式会社第36回無担保社債
(社債間限定同順位特約付)
発行体SBIホールディングス株式会社
期間4年
利率年1.280%(税引前)
発行日2023年9月22日
利払日毎年3月22日および9月22日(年2回)
償還日2027年9月22日
発行価格各社債の金額100円につき100円
申込単位10万円単位
格付A- (R&I)
発行額1,000億円
募集期間2023年9月11日 ~ 2023年9月21日
条件決定日2023年9月8日

発行体

「SBIホールディングス株式会社第36回無担保社債(社債間限定同順位特約付)」の発行体(債券の発行元)はSBIホールディングス株式会社です。

会社概要
商号SBIホールディングス株式会社
本社所在地東京都港区六本木1-6-1
事業内容株式等の保有を通じた企業グループの統括・運営等
設立平成11年7月8日
資本金92,018百万円
決算期3月
上場市場東証1部
証券コード8473

SBIホールディングス株式会社は、SBIグループの金融持株会社です。SBIグループ傘下には、次のような企業があります。

  • SBI証券
  • 住信SBIネット銀行
  • SBIカード
  • SBI FXトレード
  • SBIソーシャルレンディング
  • SBIベネフィット・システムズ
  • SBIバーチャル・カレンシーズ
  • SBI損害保険
  • SBIいきいき少額短期保険
  • モーニングスター

ユーロ円債

SBI債はユーロ市場において日本円建で発行されるユーロ円債です。分類としては外国債券になりますが、日本円建で発行されるため、為替変動リスクはありません。

格付

「SBIホールディングス株式会社第36回無担保社債(社債間限定同順位特約付)」は格付投資情報センター(R&I)から「A-」の長期個別債務格付を取得しています。

R&Iによる格付事由は次のとおりです。

SBIグループはインターネットを介して様々なサービスを提供している。グループの事業は証券や銀行などの金融サービスやベンチャー企業投資、資産運用や暗号資産関連など幅広い。グループの柱である金融サービス事業と他の事業を相互に連携させ、各事業の営業基盤の拡充を目指している。

金融サービス事業はオンライン証券のほか、国内外の銀行や保険で構成している。個人によるネットを経由した取引の浸透・拡大とともにSBI証券の市場地位は高まっている。SBI新生銀行は2021年12月にグループに加わってから経営方針を転換、顧客基盤の拡充を積極化している。特に法人関連では顧客との関係再構築が進み、預金や貸出金の残高増加として効果が表れている。

多くの企業をグループに抱えており、事業によってリスクが異なる。金融市場の動向に応じてある程度増減するものの、金融サービス事業や資産運用事業の収益は安定している。一方、投資事業では投資対象の公正価値によって収益が変動しやすく、投資先が上場企業の場合は株価の上昇・下落が損益に直結する。暗号資産事業も市場環境による収益変動が大きい。

金融サービス事業であるSBI証券、SBI新生銀行、SBI貯蓄銀行からの税前利益がグループの大部分を占める。SBI新生銀行の連結化やその後の営業活動の積極化により金融サービス事業の利益の厚みが増している。投資事業や暗号資産事業は市況低迷により2022年度第3四半期累計で損失を計上したが、金融サービス事業の利益で損失を吸収している。グループのリスク耐久力はBBBゾーン相当にある。ベンチャー投資にかかる価値変動リスクが大きい。

グループ強化を目指したM&A(合併・買収)は増えているものの、2022年に三井住友フィナンシャルグループが引き受けた796億円の増資がリスク耐久力を下支えしている。SBI新生銀行のリスク耐久力は良好だが、株式を上場しており、50%弱の議決権を非支配株主が保有している。公的資金の返済が課題である同行の資本活用には制約があることを評価に反映している。

2022年に公表したSBI新生銀行の中期経営計画では、3年後(2024年度末)に目指す姿として公的資金の返済に向けた道筋を示すことを掲げている。具体的な返済時期や方法は未定だが、返済の手段によってはSBI新生銀行だけでなくSBIホールディングスの財務にも負担がかかる可能性があり、動向を注視していく。

SBIホールディングス

SBIグループの持株会社。グループの一体性は強く、格付はグループ全体の信用力を反映している。新規事業開拓に積極的で、買収などで持株会社の財務にレバレッジが働きやすい。持株会社固有の構造的劣後性などを踏まえて、格付はグループ全体の信用力の1ノッチ下にしている。

R&I(格付投資情報センター)によるSBIホールディングス株式会社のEMTNプログラム格付は「BBB+」です。

MTNとはMedium Term Noteの略称で、あらかじめ設定しておいた発行総額の枠内であれば、回数などの制限なく随時発行できる中期の債券です。米国以外の投資家に発行された場合は、EMTN(Euro Medium Term Note)と呼ばれます。

R&Iの格付「BBB」とは、「信用力は十分であるが、将来環境が大きく変化する場合、注意すべき要素がある。」を意味しています。プラスの表記は上位格(A)に近いことを意味します。

一般的に格付「BBB」以上が投資適格とされています。

確定申告

「SBIホールディングス株式会社第36回無担保社債(社債間限定同順位特約付)」の利子には、利子所得として税率20.315%の税金がかかります。

利子にかかる税金
区分税率
所得税国税15.000%
復興特別所得税国税0.315%
住民税地方税5.000%

SBI債の利子が支払われるときに、これらの税金が源泉徴収されるので、原則として確定申告不要です。もし株式等で損失が出ている場合は、申告分離課税として確定申告すると、損益通算することができます。この場合、取られ過ぎた税金が還ってきます。

株取引で損失が出ている場合は、確定申告したほうが得です。

販売会社

以下に示す金融機関で「SBIホールディングス株式会社第36回無担保社債(社債間限定同順位特約付)」を販売しています。

引受会社
証券会社引受額
大和証券260億円
SBI証券250億円
野村證券250億円
SMBC日興証券150億円
みずほ証券70億円
岡三証券20億円
1,000億円

大和証券

大和証券では「SBIホールディングス株式会社第36回無担保社債(社債間限定同順位特約付)」の買付注文をインターネット(オンライントレード)では取り扱っていません。「ダイワ・コンサルティング」コースの場合は本店・支店・営業所、「ダイワ・ダイレクト」コースの場合はコンタクトセンターで「SBIホールディングス株式会社第36回無担保社債(社債間限定同順位特約付)」の買付注文を取り扱っています。

SBI証券

SBI債は先着順で販売されます。一般的な社債と異なり、申込期間より前に予約することはできません。人気のある商品ですので、確実に入手するためには、販売開始時にすぐ申し込んだ方がよいでしょう。

野村證券

野村證券の債券取引は、個人向け国債と一部の外貨建債券のみオンラインサービスからも申し込めます。社債の購入と売却はオンラインサービスからは申し込めず、店頭取引でのみ取り扱っています。

SMBC日興証券

SMBC日興証券では「SBIホールディングス株式会社第36回無担保社債(社債間限定同順位特約付)」の買付注文をオンライントレードでも取り扱っています。

みずほ証券

みずほ証券では「SBIホールディングス株式会社第36回無担保社債(社債間限定同順位特約付)」の買付注文を、みずほ証券ネット倶楽部(オンライントレード)でも取り扱っています。

岡三証券

岡三証券では「SBIホールディングス株式会社第36回無担保社債(社債間限定同順位特約付)」の買付注文をオムニネット(オンライントレード)では取り扱っていません。「SBIホールディングス株式会社第36回無担保社債(社債間限定同順位特約付)」の買付注文は店舗またはコンタクトセンター(通信取引口座)で取り扱っています。

スケジュール

「SBIホールディングス株式会社第36回無担保社債(社債間限定同順位特約付)」の発行スケジュールは次のとおりです。

スケジュール
  • 2023.9.8
    条件決定
  • 2023.9.11
    募集開始
  • 2023.9.21
    募集終了
  • 2023.9.22
    発行
  • 2024.3.22
    利払い
  • 2024.9.22
    利払い
  • 2025.3.22
    利払い
  • 2025.9.22
    利払い
  • 2026.3.22
    利払い
  • 2026.9.22
    利払い
  • 2027.3.22
    利払い
  • 2027.9.22
    利払い・償還

発行実績

SBIホールディングス株式会社は、過去に次の個人向け社債(SBI債)を発行した実績があります。

SBIホールディングスの社債発行実績
銘柄発行日利率期間
第44回SBI債2023年6月22日2年0.93%
第43回SBI債2023年3月27日約2年1.10%
第42回SBI債2021年7月27日約2年0.58%
第41回SBI債2020年5月24日約2年0.60%
第40回SBI債2020年4月14日約2年0.60%
第39回SBI債2019年6月3日約2年0.43%
第38回SBI債2019年3月4日約2年0.43%
第37回SBI債2018年7月19日約2年0.48%
第36回SBI債2017年3月28日約2年0.50%
第35回SBI債2016年12月12日約2年0.48%
第34回SBI債2016年6月6日約2年0.70%
第33回SBI債2016年1月26日約1年1.42%
第32回SBI債2015年4月27日約1年1.43%
第31回SBI債2015年2月26日約1年1.43%
第30回SBI債2013年12月27日約1年1.52%
第29回SBI債2013年7月9日約1年1.55%
第28回SBI債2012年11月26日約1年1.60%
第27回SBI債2012年10月9日約1年1.60%
第26回SBI債2012年9月6日約1年1.60%
第25回SBI債2012年8月2日約1年1.60%
第24回SBI債2012年7月11日約1年1.66%

※利率は税引前

発行実績
銘柄発行日期間利率
第31回無担保社債2022年9月9日4年1.09%
第2回無担保社債2005年10月12日3年1.23%

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参考文献

SBIホールディングス株式会社 (2022) 債権・格付情報
株式会社格付投資情報センター (2023) NEWS RELEASE

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