SBIホールディングスが個人向け社債「SBIホールディングス株式会社 第39回無担保社債(社債間限定同順位特約付)」を2024年10月31日に発行します。
発行体
SBIホールディングス株式会社 第39回無担保社債(社債間限定同順位特約付)の発行体(債券の発行元)はSBIホールディングス株式会社です。
商号 | SBIホールディングス株式会社 |
本社所在地 | 東京都港区六本木1-6-1 |
事業内容 | 株式等の保有を通じた企業グループの統括・運営等 |
設立 | 平成11年7月8日 |
資本金 | 139,272百万円(2023年3月31日現在) |
決算期 | 3月 |
上場市場 | 東京証券取引所プライム市場 |
証券コード | 8473 |
SBIホールディングス株式会社は、SBIグループの金融持株会社です。SBIグループ傘下には、次のような企業があります。
- SBI証券
- 住信SBIネット銀行
- SBIカード
- SBI FXトレード
- SBIソーシャルレンディング
- SBIベネフィット・システムズ
- SBIバーチャル・カレンシーズ
- SBI損害保険
- SBIいきいき少額短期保険
- モーニングスター
ユーロ円債
SBI債はユーロ市場において日本円建で発行されるユーロ円債です。分類としては外国債券になりますが、日本円建で発行されるため、為替変動リスクはありません。
期間
4年
利率
年1.346%(税引前)
スケジュール
SBIホールディングス株式会社 第39回無担保社債(社債間限定同順位特約付)の条件決定から償還までのスケジュールは次のとおりです。
- 2024.10.17条件決定
- 2024.10.18募集開始
- 2024.10.29募集終了
- 2025.4.30発行
- 2025.10.30利払い
- 2026.4.30利払い
- 2026.10.30利払い
- 2027.4.30利払い
- 2027.10.30利払い
- 2028.4.30利払い
- 2028.10.30利払い・償還
条件決定日
2024年10月17日
募集期間
2024年10月18日 ~ 2023年10月29日
発行日
2024年10月30日
利払日
毎年4月30日および10月30日(年2回)
償還日
2028年10月13日
発行価格
各社債の金額100円につき100円
申込単位
10万円単位
発行額
400億円
格付
「SBIホールディングス株式会社2026年9月28満期 円建社債(第46回SBI債)」は、SBIホールディングス株式会社ユーロ・ミディアム・ターム・ノート・プログラム(EMTNプログラム)に基づき、ユーロ市場で発行されます。
R&I(格付投資情報センター)によるSBIホールディングス株式会社のEMTNプログラム格付は「A-」です。
R&Iによる格付け自由は以下のとおりです。
インターネットを介した金融ビジネスを軸に、多様な事業を展開するグループ。R&Iは今回の見直しでグループ全体の信用力をA相当に据え置き、SBIホールディングス(SBIHD)の発行体格付A-、主要子会社であるSBI証券やSBI新生銀行とその子会社、SBIリーシングサービスの発行体格付Aを維持した。グループとの一体性が高まったSBIアルヒの発行体格付をグループ信用力と同水準のAに引き上げた。
SBI証券やSBI新生銀行などで構成する金融サービス事業がグループの柱だ。グループ連携により営業基盤を拡充している。グループで準備している半導体事業でもシナジーを発揮していく考えだ。SBI証券の業績が堅調なうえ、SBI新生銀行の営業活動のテコ入れにより金融サービス事業の利益の厚みが増し、他の事業で損失が発生しても十分吸収できる収支構造を備える。
金融サービス事業の収益やリスクは安定している一方、投資事業の収益は投資先であるベンチャー企業等の公正価値に応じて変動しやすい。投資やM&A(合併・買収)に積極的でリスク選好度が高いと評価している。グループ企業や投資先株式の上場・売却によって得た資金を新たな事業領域に振り向けており、今後もグループの事業構成やリスクプロフィールが変わる可能性があるとR&Iはみている。
グループのリスク耐久力はBBBゾーン相当。投資事業にかかる価値変動リスクやSBI新生銀行の信用リスクが大きい。リスクが増加する一方、転換社債の普通株式への転換が進み、グループ全体のリスクとリスクバッファーのバランスはおおむね維持している。半導体事業には多額の資金が必要だが、グループ外から出資を幅広く募る方針であり、リスク耐久力への影響を軽減できよう。2025年6月末までに整理回収機構・預金保険機構と合意する予定であるSBI新生銀行の公的資金返済スキームは、SBIHDの財務にも負担となる可能性がある。SBI新生銀行の財務の健全性や成長性を勘案する必要があり、返済の過程でSBI新生銀行への資本増強が必要となる状況も見込まれる。リスク耐久力への影響を注視していく。
〇SBIホールディングス
SBIグループの持株会社。高いリスク選好度や財務レバレッジを効かせる運営方針を踏まえ、発行体格付はグループ信用力からノッチダウンしている。
確定申告
「SBIホールディングス株式会社 2025年12月1日満期 円建社債(第45回SBI債)」の利子には、利子所得として税率20.315%の税金がかかります。
税 | 区分 | 税率 |
---|---|---|
所得税 | 国税 | 15.000% |
復興特別所得税 | 国税 | 0.315% |
住民税 | 地方税 | 5.000% |
SBI債の利子が支払われるときに、これらの税金が源泉徴収されるので、原則として確定申告不要です。もし株式等で損失が出ている場合は、申告分離課税として確定申告すると、損益通算することができます。この場合、取られ過ぎた税金が還ってきます。
販売会社
以下に示す金融機関で「SBIホールディングス株式会社 2025年12月1日満期 円建社債(第45回SBI債)」を販売しています。
証券会社 | 引受額 |
---|---|
SBI証券 | 400億円 |
計 | 400億円 |
SBI証券
SBI債は先着順で販売されます。一般的な社債と異なり、申込期間より前に予約することはできません。人気のある商品ですので、確実に入手するためには、販売開始時にすぐ申し込んだ方がよいでしょう。
発行実績
SBIホールディングス株式会社は、過去に次の個人向け社債(SBI債)を発行した実績があります。
銘柄 | 発行日 | 利率 | 期間 |
---|---|---|---|
第46回SBI債 | 2024年9月26日 | 2年 | 1.28% |
第45回SBI債 | 2023年11月30日 | 2年 | 1.10% |
第44回SBI債 | 2023年6月22日 | 2年 | 0.93% |
第43回SBI債 | 2023年3月27日 | 約2年 | 1.10% |
第42回SBI債 | 2021年7月27日 | 約2年 | 0.58% |
第41回SBI債 | 2020年5月24日 | 約2年 | 0.60% |
第40回SBI債 | 2020年4月14日 | 約2年 | 0.60% |
第39回SBI債 | 2019年6月3日 | 約2年 | 0.43% |
第38回SBI債 | 2019年3月4日 | 約2年 | 0.43% |
第37回SBI債 | 2018年7月19日 | 約2年 | 0.48% |
第36回SBI債 | 2017年3月28日 | 約2年 | 0.50% |
第35回SBI債 | 2016年12月12日 | 約2年 | 0.48% |
第34回SBI債 | 2016年6月6日 | 約2年 | 0.70% |
第33回SBI債 | 2016年1月26日 | 約1年 | 1.42% |
第32回SBI債 | 2015年4月27日 | 約1年 | 1.43% |
第31回SBI債 | 2015年2月26日 | 約1年 | 1.43% |
第30回SBI債 | 2013年12月27日 | 約1年 | 1.52% |
第29回SBI債 | 2013年7月9日 | 約1年 | 1.55% |
第28回SBI債 | 2012年11月26日 | 約1年 | 1.60% |
第27回SBI債 | 2012年10月9日 | 約1年 | 1.60% |
第26回SBI債 | 2012年9月6日 | 約1年 | 1.60% |
第25回SBI債 | 2012年8月2日 | 約1年 | 1.60% |
第24回SBI債 | 2012年7月11日 | 約1年 | 1.66% |
※利率は税引前
銘柄 | 発行日 | 期間 | 利率 |
---|---|---|---|
第36回無担保社債 | 2023年9月22日 | 4年 | 1.28% |
第31回無担保社債 | 2022年9月9日 | 4年 | 1.09% |
第2回無担保社債 | 2005年10月12日 | 3年 | 1.23% |
関連記事
参考文献
SBIホールディングス株式会社 (2023) 会社概要
SBIホールディングス株式会社 (2022) 債権・格付情報
株式会社格付投資情報センター (2024) NEWS RELEASE
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