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ソフトバンクグループ株式会社第9回利払繰延条項・期限前償還条項付無担保社債(劣後特約付)

福岡

ソフトバンクグループ株式会社が個人向け社債「ソフトバンクグループ株式会社第9回利払繰延条項・期限前償還条項付無担保社債(劣後特約付)」を2026年6月19日に発行します。

銘柄

ソフトバンクグループ株式会社第9回利払繰延条項・期限前償還条項付無担保社債(劣後特約付)

発行体

ソフトバンクグループ株式会社第9回利払繰延条項・期限前償還条項付無担保社債(劣後特約付)の発行体は、ソフトバンクグループ株式会社です。

ソフトバンクグループ株式会社は、日本を代表する投資持株会社であり、情報通信・インターネット・AI(人工知能)などの分野で世界的な投資活動を行っています。1981年に孫正義氏が創業し、当初はパソコン用ソフトウェアの流通事業からスタートしました。その後、携帯電話事業(現ソフトバンク株式会社)を中核に成長し、アリババグループへの早期投資などで巨額の利益を上げました。現在は「ソフトバンク・ビジョン・ファンド」を通じ、AI、フィンテック、自動運転、ロボティクスなどの先端企業に出資し、世界規模のテクノロジー投資会社として知られています。本体は主に投資と資本運用を担い、通信事業は子会社が運営しています。積極的な投資戦略と大胆な経営判断が特徴の企業です。

会社概要
商号 ソフトバンクグループ株式会社
設立日 1981年9月3日
本社所在地 東京都港区海岸1-7-1
代表者 代表取締役 会長兼社長執行役員 孫正義
資本金 2,387億72百万円(2025年3月末現在)
子会社数 965社(2025年3月末現在)
関連会社数 152社(2025年3月末現在)
共同支配企業 23社(2025年3月末現在)
従業員数 274人(連結ベース67,229人)(2025年3月末現在)
事業内容 純粋持株会社
上場証券取引所 東京証券取引所プライム市場
銘柄コード 9984

主要な連結子会社と関連会社は次のとおり。

  • ソフトバンク株式会社
  • Aホールディングス株式会社
  • LINEヤフー株式会社
  • サイバートラスト株式会社
  • アイティメディア株式会社
  • 株式会社イーエムネットジャパン
  • Zホールディングス中間株式会社
  • PayPay株式会社
  • 株式会社ZOZO
  • PayPay銀行株式会社
  • アスクル株式会社
  • 株式会社出前館
  • Arm Holdings plc
  • Ampere Computing LLC
  • 福岡ソフトバンクホークス株式会社
  • ソフトバンクロボティクスグループ株式会社

ソフトバンクグループ株式会社は、以下に示す格付け会社から発行体格付を取得しています。

発行体格付
格付会社 格付
スタンダード&プアーズ (S&P) BB+
日本格付研究所(JCR) A
S&Pの格付によると、ソフトバンクグループ株式会社が発行する社債はジャンク債(投資不適格債)となります。

ソフトバンクグループ株式会社の連結経営成績は以下のとおりです。

連結経営成績(百万円)
2025年3月期 2026年3月期
売上高 7,243,752 7,798,650
税引前利益 1,704,721 6,134,905
当期利益 1,603,108 5,631,976
親会社の所有者に帰属する当期利益 1,153,332 5,002,271

発行条件

ソフトバンクグループ株式会社第9回利払繰延条項・期限前償還条項付無担保社債(劣後特約付)の発行条件は以下のとおりです。

期間

35年

利率

ソフトバンクグループ株式会社第9回利払繰延条項・期限前償還条項付無担保社債(劣後特約付)の利率は、発行後の期間によって異なります。

利率
期間 利率(税引前)
当初5年 5.12%
5年後以降 1年国債金利 + 3.410%
20年後以降 1年国債金利 + 3.460%
25年後以降 1年国債金利 + 4.160%

発行価格

額面100円につき100円

申込単位

100万円単位

発行額

2600億円

無担保

ソフトバンクグループ株式会社第9回利払繰延条項・期限前償還条項付無担保社債(劣後特約付)には担保および保証は付けられていません。また、とくに留保されている資産もありません。

劣後特約

ソフトバンクグループ株式会社第9回利払繰延条項・期限前償還条項付無担保社債(劣後特約付)は劣後特約が付いています。

劣後特約とは、劣後事由が発生したときの弁済(元利金の返済)順位が一般無担保社債(シニア債)よりも低くなるという特約です。

劣後事由が発生した場合には、元利金の全部または一部の支払いを受けられない可能性があります。具体的には、次のような場合です。

  • 清算手続が開始された場合
  • 裁判所が破産手続き開始の決定をした場合
  • 裁判所が更生手続き開始の決定をした場合
  • 裁判所が再生手続き開始の決定をした場合

このような場合、優先順位の高い債務から弁済されていきます。ソフトバンクグループ株式会社における弁済順位は次のようになります。

弁済の優先順位
順位 分類 具体例
1 シニア債務 第67回無担保社債(福岡ソフトバンクホークスボンド)
ローン
2 劣後社債 第5回無担保社債(劣後特約付)
3 劣後社債
優先株式
第9回利払繰延条項・期限前償還条項付無担保社債(劣後特約付)
4 普通株式

スケジュール

calendar

ソフトバンクグループ株式会社第9回利払繰延条項・期限前償還条項付無担保社債(劣後特約付)の条件決定から償還までのスケジュールは以下のとおりです。

スケジュール
  • 2026.6.5
    条件決定
  • 2026.6.8
    募集開始
  • 2026.6.18
    募集終了
  • 2026.6.19
    発行日
  • 2026.12.19
    利払い
  • 2027.6.19
    利払い
  • 2027.12.19
    利払い
  • 2028.6.19
    利払い
  • 2028.12.19
    利払い
  • 2029.6.19
    利払い
  • 2029.12.19
    利払い
  • 2030.6.19
    利払い
  • 2030.12.19
    利払い
  • 2031.6.19
    利払い・期限前償還
  • 2031.12.19
    利払い
  • 2032.6.19
    利払い
  • 2032.12.19
    利払い
  • 2033.6.19
    利払い
  • 2033.12.19
    利払い
  • 2061.6.19
    利払い・償還

条件決定日

2026年6月5日

募集期間

2026年6月8日~2026年6月18日

発行日

2026年6月19日

利払日

毎年6月19日及び12月19日(年2回)

償還日

2061年6月19日

格付

credit ratings

ソフトバンクグループ株式会社第9回利払繰延条項・期限前償還条項付無担保社債(劣後特約付)は、株式会社日本格付研究所(JCR)から「BBB+」の長期個別債務格付を取得しています。

格付「BBB」以上の債券が投資適格とされています。

株式会社日本格付研究所(JCR)による格付事由は以下のとおりです。

JCR では、本証券の格付を長期発行体格付から 2 ノッチ下とした。なお、格付対象に付与されていた予備格付は本格付への移行に伴い消滅した。

JCR では、劣後債を含むハイブリッド証券の格付において、①繰延条項に基づき利息・配当が繰延べられる可能性が「デフォルト(債務不履行)」に陥る可能性よりも通常高いこと(繰延べの可能性)、②一般債務よりも発行体破綻時の請求権順位が劣後しており、回収可能性が低いこと(劣後性)―に着目している。

発行体破綻時における本証券の請求順位は優先株式と同等で全負債(本証券を含む本証券と実質的に同順位の劣後債務を除く)に劣後する。また、利払いに関して任意停止条項が定められている。利払いが停止される可能性は、発行体の財務状況などを勘案すると現状低いと JCR ではみている。このような劣後性と繰延条項を勘案し、長期発行体格付とのノッチ差を決定した。

本証券による資金調達は、27 年 7 月に初回期限前償還日を迎える米ドル建ノンコール 10 年永久劣後特約付社債(利払繰延条項付)のリプレイスメント資金に充当される予定である。

本証券の資本性は「中・50%」に相当すると判断した。

JCR では、ハイブリッド証券の資本性評価にあたり、「元本の償還義務、満期がない点」、「配当の支払い義務がない点」、「破綻時の請求権順位が劣後している点」を勘案している。

本証券は満期までの期間が 35 年と長期である一方、発行から 5 年経過後に期限前償還が可能となっているほか、税制変更や格付会社による資本性評価の変更に伴う期限前償還や買入が可能となっている。利率のステップアップは、25bp のアップが 5 年経過後、5bp のアップ(累計 30bp)が 20 年後、そして 70bp(累計 100bp)のアップが 25 年経過後に設定されている。発行体は期限前償還時に借替証券の発行等を行うリプレイスメントの意図を表明している。しかし、リプレイスメントの要否は、数値基準に依らず、発行体が財務状況などを踏まえて判断する旨が定められており、リプレイスメント文言の有効性は十分とは言い難い。一方で、利率のステップアップの構造を踏まえると、期限前償還に係る発行体の裁量権が実質的に大きく制約されるのは、利率が累計で 100bp アップするタイミングと考えられる。JCR はこの点を元本の永続性の評価に織り込んでいる。

これらの要素から、発行体の信用力が低下する局面において借り替えなしで期限前償還が行われる可能性は低いと JCR は考え、実質的な償還義務、満期の評価に織り込んだ。この判断には、①発行体からのヒアリングにより本証券の位置づけを含めた今後の財務運営方針を確認できたこと、②発行体がこれまで金融市場において投資家や債権者との良好な関係を維持し信認されてきたこと、③本証券の発行自体が既存のハイブリッド調達のリプレイスメントであり、リプレイスメントを遵守する発行体の姿勢の表れと考えられること―などが反映されている。

利息については、強制停止条項を備えないことが普通株との類似性を弱めている。しかし、任意停止条項が定められており、ストレス時には利息を停止しうるメカニズムは備えている。これら償還期限や利息停止にかかる仕組みに加え、破綻時における請求権がシニア債務より劣後していることなどを勘案している。

なお、本証券が発行されてから 5 年経過後、①残存期間が 30 年未満となること、②利率が累計で 100bp ステップアップするまでの期間が 20 年未満となることを考慮し、資本性評価を「債務同等」へ引き下げることを検討する。

出典:「News Release 26-D-0270」株式会社日本格付研究所

販売会社

以下に示す証券会社でソフトバンクグループ株式会社第9回利払繰延条項・期限前償還条項付無担保社債(劣後特約付)を販売しています。

販売会社
金融機関 引受金額
SMBC日興証券 850億円
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 750億円
SBI証券 330億円
野村證券 260億円
みずほ証券 220億円
東海東京証券 140億円
水戸証券 30億円
岩井コスモ証券 20億円
合計 2600億円

証券会社によって引受金額(販売総額)が異なります。引受金額が大きい証券会社ほど購入しやすくなっています。

SBI証券

SBI証券ではソフトバンクグループ株式会社第9回利払繰延条項・期限前償還条項付無担保社債(劣後特約付)の買付注文をオンライントレードのみで取り扱っています。

みずほ証券

みずほ証券はソフトバンクグループ株式会社第9回利払繰延条項・期限前償還条項付無担保社債(劣後特約付)の買付注文をネット倶楽部でも取り扱っています。

リスク

ソフトバンクグループ株式会社第9回利払繰延条項・期限前償還条項付無担保社債(劣後特約付)には、以下に示すリスクがあります。

  • 信用リスク
  • 価格変動リスク
  • 流動性リスク

信用リスク

ソフトバンクグループ株式会社第9回利払繰延条項・期限前償還条項付無担保社債(劣後特約付)は無担保の債務であり、当社が倒産等の事態に陥った場合、本社債に関する支払の一部又は全部が行われない可能性があります。

価格変動リスク

社債は満期まで保有すれば額面で償還されます。新発債を購入して、満期まで保有すれば、価格変動リスクはありません。途中で売却する場合は時価で売却するため、売却益や売却損が発生することがあります。既発債を購入する場合は時価で購入するため、満期まで保有しても償還差益や償還差損が生じることがあります。

ソフトバンクグループ株式会社第9回利払繰延条項・期限前償還条項付無担保社債(劣後特約付)の価格は、市場金利等の変動、当社の経営状況又は財務状況の変化及び本社債に付与された格付の状況等により変動し、その結果、売却する場合において投資元本を割り込む可能性があります。

流動性リスク

ソフトバンクグループ株式会社第9回利払繰延条項・期限前償還条項付無担保社債(劣後特約付)の発行時においてその活発な流通市場は形成されておらず、またかかる市場が形成される保証はありません。したがって、本社債権者は、本社債を売却できないか、又は希望する条件で売却できない可能性があります。

既発債

ソフトバンクグループ株式会社無担保社債

ソフトバンクグループは、過去に次のソフトバンクグループ株式会社無担保社債(福岡ソフトバンクホークスボンド)を発行しました。

既発債
銘柄 発行日 利率 期間
第67回無担保普通社債 2025年12月8日 3.98% 7年
第65回無担保普通社債 2025年5月2日 3.34% 5年
第64回無担保普通社債 2024年12月11日 3.15% 7年
第63回無担保普通社債 2024年6月14日 3.03% 7年
第59回無担保普通社債 2023年3月10日 3.04% 5年
第58回無担保普通社債 2022年12月16日 2.84% 7年
第56回無担保普通社債 2019年9月20日 1.38% 7年
第55回無担保普通社債 2019年4月26日 1.64% 6年
第53回無担保普通社債 2018年6月20日 1.57% 6年
第51回無担保普通社債 2017年3月16日 2.03% 7年

ソフトバンクグループ株式会社無担保社債(劣後特約付)

「ソフトバンクグループ株式会社無担保社債(劣後特約付)」は、前述の「ソフトバンクグループ株式会社無担保社債(福岡ソフトバンクホークスボンド)」より弁済順位が劣後する社債です。

ソフトバンクグループは、過去に次の「ソフトバンクグループ株式会社無担保社債(劣後特約付)」を発行しました。

社債発行履歴
銘柄 発行日 利率 期間
第5回無担保社債(劣後特約付) 2022年2月4日 2.48% 7年
第3回無担保社債(劣後特約付) 2021年9月30日 2.40% 7年

ソフトバンクグループ株式会社利払繰延条項・期限前償還条項付無担保社債

ソフトバンクグループ株式会社利払繰延条項・期限前償還条項付無担保社債(劣後特約付)は、前述のソフトバンクグループ株式会社無担保社債(劣後特約付)より弁済順位が劣後する社債です。

ソフトバンクグループは、以下に示すソフトバンクグループ株式会社利払繰延条項・期限前償還条項付無担保社債(劣後特約付)を発行しています。

既発債
銘柄 発行日 利率(当初5年) 期間
第8回利払繰延条項・期限前償還条項付無担保社債 2026年4月22日 4.97% 25年
第6回利払繰延条項・期限前償還条項付無担保社債 2023年4月28日 4.75% 25年
第5回利払繰延条項・期限前償還条項付無担保社債 2021年6月21日 2.75% 35年

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参考文献

ソフトバンクグループ株式会社 (2026) 国内ハイブリッド社債(利払繰延条項付)の条件決定に関するお知らせ

債券
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著者
Tsukamoto Hiroyuki

元システムエンジニアのファイナンシャルプランナーです。保有資格は一種証券外務員、2級ファイナンシャル・プランニング技能士、日本商工会議所簿記検定3級及びビジネス会計検定試験3級。

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