山口フィナンシャルグループが個人向け社債「株式会社山口フィナンシャルグループ第7回期限前償還条項付無担保社債(実質破綻時免除特約及び劣後特約付)」を2020年9月30日に発行します。
概要
株式会社山口フィナンシャルグループが発行する個人向け社債の概要は次のとおりです。
期間 | 10年 |
利率 | 当初5年間:年0.79%(税引前) 以降5年間:5年物円スワップのミッド・レートに0.73%を加算したもの |
発行日 | 2020年9月30日 |
利払日 | 毎年3月30日と9月30日(年2回) |
償還日 | 2030年9月30日 ※2025年9月30日に早期償還の可能性あり |
格付 | A(R&I) |
発行価格 | 額面100円につき100円 |
申込単位 | 100万円単位 |
発行総額 | 150億円 |
申込期間 | 2020年9月14日~9月29日 |
山口フィナンシャルグループ
株式会社山口フィナンシャルグループは、傘下に次の銀行を持つ金融持株会社です。
- 山口銀行(山口県)
- 北九州銀行(福岡県)
- もみじ銀行(広島県)
利率
「株式会社山口フィナンシャルグループ第7回期限前償還条項付無担保社債(実質破綻時免除特約及び劣後特約付)」の利率は、当初5年間(2020年10月1日~2025年9月30日)と以降5年間(2025年9月30日の翌日以降)で異なります。
期間 | 利率(税引前) |
---|---|
当初5年間 | 年0.79% |
以降5年間 | 5年物円スワップのミッド・レートに0.73%を加算したもの |
格付
「株式会社山口フィナンシャルグループ第7回期限前償還条項付無担保社債(実質破綻時免除特約及び劣後特約付)」は格付投資情報センター(R&I)から「A」の格付を取得しています。
格付投資情報センターの格付事由は次のとおりです。
本債券の格付は格付方法「規制資本商品等と金融機関等の格付の考え方」に則り、ノッチングの起点をグループ全体の信用力とし、それをそのまま反映している山口銀行の発行体格付の1ノッチ下のAとする。
格付について詳しくは、次の記事をご覧ください。
関連記事 格付とは? 格付会社の信用格付で社債が投資適格かどうかが分かる!
期限前償還条項付
株式会社山口フィナンシャルグループは2025年9月40日に、あらかじめ金融庁長官の確認を受けたうえで、残存する「株式会社山口フィナンシャルグループ第7回期限前償還条項付無担保社債(実質破綻時免除特約及び劣後特約付)」の全部を期限前償還期日までの経過利息を付して、各社債の金額100円に付き金100円の割合で期限前償還することができます。
特約
「株式会社山口フィナンシャルグループ第7回期限前償還条項付無担保社債(実質破綻時免除特約及び劣後特約付)」には、劣後特約と実質破綻時免除特約という2つの特約が付いています。
劣後特約
「劣後特約」とは、元本と利息の支払いの優先順位が普通社債より低い債券に付けられる特約のことです。この特約が付いた債券を「劣後債」と言います。
劣後債は発行体が破綻した場合の弁済順位が普通社債に比べ劣りますが、一般的に普通社債より利回りが高くなります。
発行体が破綻した場合、普通社債でも投資したお金が返ってくる保障はありませんが、劣後債は普通社債よりお金が返ってくる可能性がさらに低くなります。
実質破綻時免除特約
実質破綻時免除特約とは、発行体が実質的に破綻した状態になったときに、発行体はその元利金や利息の支払い義務をすべて免除されるという特約のことをいいます。
販売会社
「株式会社山口フィナンシャルグループ第7回期限前償還条項付無担保社債(実質破綻時免除特約及び劣後特約付)」は次の証券会社で販売します。
販売会社 | 引受金額 |
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大和証券 | 100億円 |
野村證券 | 40億円 |
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 | 10億円 |
個人向け社債について詳しくは、次の記事をご覧ください。
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