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株式会社山口フィナンシャルグループ第11回期限前償還条項付無担保社債

山口フィナンシャル・グループ

山口フィナンシャルグループが個人向け社債「株式会社山口フィナンシャルグループ第11回期限前償還条項付無担保社債(実質破綻時免除特約及び劣後特約付)(グリーンボンド)」を2024年9月12日に発行します。

発行体

株式会社山口フィナンシャルグループは、傘下に次の銀行を持つ金融持株会社です。

  • 山口銀行(山口県)
  • 北九州銀行(福岡県)
  • もみじ銀行(広島県)

期間

10年

2029年9月12日に期限前償還される場合があります。

利率

「株式会社山口フィナンシャルグループ第11回期限前償還条項付無担保社債(実質破綻時免除特約及び劣後特約付)(グリーンボンド)」の利率は、当初5年間(2024年9月12日~2029年9月12日)と以降5年間(2029年9月13日~)で異なります。

概要
期間 利率(税引前)
当初5年間 年1.610%
以降5年間 基準金利 + 1.100%

基準金利:5年物円スワップのミッド・レート

スケジュール

スケジュール
  • 2024.8.30
    条件決定
  • 2029.9.2
    募集開始
  • 2024.9.11
    募集終了
  • 2024.9.12
    発行
  • 2025.3.12
    利払い
  • 2025.9.12
    利払い
  • 2026.3.12
    利払い
  • 2026.9.12
    利払い
  • 2027.3.12
    利払い
  • 2027.9.12
    利払い
  • 2028.3.12
    利払い
  • 2028.9.12
    利払い
  • 2029.3.12
    利払い
  • 2029.9.12
    利払い・期限前償還
  • 2030.3.12
    利払い
  • 2030.9.12
    利払い
  • 2031.3.12
    利払い
  • 2031.9.12
    利払い
  • 2032.3.12
    利払い
  • 2032.9.12
    利払い
  • 2033.3.12
    利払い
  • 2033.9.12
    利払い
  • 2034.3.12
    利払い
  • 2034.9.12
    利払い・償還

条件決定日

2024年8月30日

申込期間

2024年9月2日~2024年9月11日

発行日

2024年9月12日

利払日

毎年3月12日および9月12日(年2回)

償還日

2034年9月12日

2027年10月31日に早期償還の可能性あり

格付

「株式会社山口フィナンシャルグループ第11回期限前償還条項付無担保社債(実質破綻時免除特約及び劣後特約付)(グリーンボンド)」は格付投資情報センター(R&I)から「A」の格付を取得しています。

格付投資情報センターの格付事由は次のとおりです。

山口フィナンシャルグループは山口銀行を中核にもみじ銀行、北九州銀行などで構成する地域金融グループ。営業基盤は強固だ。山口県における市場地位は非常に高く、広島県でのシェアは2番手にある。市場規模の大きい福岡県でも業容を拡大している。持株会社に経営企画・管理機能を集約して効率性を追求しつつ、傘下銀行が地域特性に応じた営業戦略を展開することで、各地域における市場地位の維持・向上を図っている。

収益力は格付対比で低いが、経費の削減や貸出金の拡大に成果を上げており、顧客部門の利益は厚みを増している。有価証券ポートフォリオの再構築による利息配当金の増加も見込まれ、かつてのように利益が落ち込む懸念は小さい。今後は人的・システム投資により、人件費・物件費ともに増加を見込む。収益力のさらなる改善には粗利益の拡大に加え、費用対効果を意識したコストコントロールの強化が重要だ。

リスクプロフィールは金利リスクなどの市場リスクが大きく、信用リスクは比較的小さい。含み損を抱えた債券の売却により、リスク耐久力はAゾーンに見合う水準にある。政策投資株式の縮減などでリスクを削減しており、有価証券残高を拡大していく中でも、リスクとリスクバッファーのバランスをおおむね維持できるとR&Iはみている。引当方針は保守的で、資産の質は比較的健全だ。流動性にも問題はない。

格付について詳しくは、次の記事をご覧ください。

格付とは? 格付会社の信用格付で社債が投資適格かどうかが分かる!
格付とは企業の財務内容や業績を分析して、借金を返済する能力を記号で表わしたものです。この記事では格付の意味や格付会社の特徴を紹介しています。これを見れば個人向け社債の投資判断に役立ちます。

発行価格

額面100円につき100円

申込単位

100万円単位

発行総額

200億円

期限前償還条項付

株式会社山口フィナンシャルグループは2027年10月31日に、あらかじめ金融庁長官の確認を受けたうえで、残存する「株式会社山口フィナンシャルグループ第9回期限前償還条項付無担保社債(実質破綻時免除特約及び劣後特約付)」の全部を期限前償還期日までの経過利息を付して、各社債の金額100円に付き金100円の割合で期限前償還することができます。

特約

「株式会社山口フィナンシャルグループ第11回期限前償還条項付無担保社債(実質破綻時免除特約及び劣後特約付)(グリーンボンド)」には、劣後特約と実質破綻時免除特約という2つの特約が付いています。

劣後特約

「劣後特約」とは、元本と利息の支払いの優先順位が普通社債より低い債券に付けられる特約のことです。この特約が付いた債券を「劣後債」と言います。

劣後債は発行体が破綻した場合の弁済順位が普通社債に比べ劣りますが、一般的に普通社債より利回りが高くなります。

発行体が破綻した場合、普通社債でも投資したお金が返ってくる保障はありませんが、劣後債は普通社債よりお金が返ってくる可能性がさらに低くなります。

実質破綻時免除特約

実質破綻時免除特約とは、発行体が実質的に破綻した状態になったときに、発行体はその元利金や利息の支払い義務をすべて免除されるという特約のことをいいます。

販売会社

「株式会社山口フィナンシャルグループ第11回期限前償還条項付無担保社債(実質破綻時免除特約及び劣後特約付)(グリーンボンド)」は次の証券会社で販売します。

販売会社と引受金額
販売会社 引受金額
大和証券 110億円
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 40億円
野村證券 20億円
SMBC日興証券 20億円
東海東京証券 10億円
200億円

三菱UFJモルガン・スタンレー証券

三菱UFJモルガン・スタンレー証券では「株式会社山口フィナンシャルグループ第9回期限前償還条項付無担保社債(実質破綻時免除特約及び劣後特約付)」をネットでは取り扱っていません。

大和証券

大和証券では「株式会社山口フィナンシャルグループ第9回期限前償還条項付無担保社債(実質破綻時免除特約及び劣後特約付)」をインターネット(オンライントレード)では取り扱っていません。「ダイワ・コンサルティング」コースの場合は本・支店・営業所、「ダイワ・ダイレクト」コースの場合はコンタクトセンターで取り扱っています。

野村證券

野村證券では「株式会社山口フィナンシャルグループ第9回期限前償還条項付無担保社債(実質破綻時免除特約及び劣後特約付)」をネットでは取り扱っていません。

発行実績

株式会社山口フィナンシャルグループは過去に次の個人向け社債を発行した実績があります。

発行実績
銘柄 発行日 期間 利率
第9回 2022年10月31日 10年 当初5年: 1.10%
以降5年: 基準金利+0.68%
第7回 2020年9月30日 10年 当初5年: 0.79%
以降5年: 基準金利+0.73%

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参考文献

株式会社山口フィナンシャルグループ (2024) 期限前償還条項付無担保社債(実質破綻時免除特約及び劣後特約付)(グリーンボンド)の発行条件決定に関するお知らせ
株式会社格付投資情報センター (2024) NEWS RELEASE

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