九州電力が個人向け社債を発行します【第486回】2019年12月

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九州電力が個人向け社債「九州電力株式会社第486回社債(一般担保付)」を2019年12月25日に発行します。この記事では、本電力債の利回りや格付け、購入方法をご紹介します。

九州電力株式会社 第486回社債(一般担保付)

九州電力が発行する個人向け社債の概要は次のとおりです。

九州電力社債の概要
名称九州電力株式会社 第486回社債(一般担保付)
期間3年
利率年率0.14%(税引前)
発行日2019年12月25日
利払日毎年6月25日と12月25日(年2回)
償還日2022年12月23日
発行価格額面100円につき100円
申込単位10万円単位
格付A(R&I)、AA-(JCR)
発行額150億円
募集期間2019年12月9日~2019年12月24日

利回り

九州電力株式会社第486回社債(一般担保付)の利率は年0.14%(税引前)です。

毎年6月25日と12月25日の年2回、半年ごとに利金を受け取れます。初回の利払日は2020年6月25日です。

電力会社の中ではやや低い格付け

九州電力株式会社第486回社債(一般担保付)は、格付機関である格付投資情報センター(R&I)から「A」の格付けを付されています。

公式 九州電力の第486回社債(一般担保付)をAに格付

また、日本格付研究所(JCR)からも「AA-」の格付けを付されています。

公式 【九州電力】債券新規:AA-

一般的に格付「BBB」以上の債券が投資適格とされています。

R&Iの格付とJCRの格付が異なりますが、これはJCRが甘めの格付を行う傾向があるからです。どちらかというと、R&Iの格付けを参考にした方がよいでしょう。

九州電力株式会社の発行体(債券の発行元)格付は、電力会社の中ではやや低い方に位置します。

R&Iによる電力会社の発行体格付
発行体格付電力会社
AA沖縄電力
A+東北電力
北陸電力
中部電力
関西電力
中国電力
四国電力
A九州電力
北海道電力
BBB+東京電力ホールディングス
東京電力パワーグリッド

日本格付研究所(JCR)による長期発行体格付においても、九州電力株式会社はやや低い格付となっています。

JCRによる電力会社の長期発行体格付
長期格付電力会社
AA東北電力
北陸電力
中部電力
中国電力
四国電力
AA-九州電力
北海道電力
関西電力
A東京電力パワーグリッド
東京電力ホールディングス

格付の意味や見方について詳しくは、次の記事をご覧ください。

関連記事 格付とは? 格付会社の信用格付で社債が投資適格かどうかが分かる!

担保が付いている

一般的な社債は担保が付いていませんが、電力会社が発行する電力債には担保が付いています。

九州電力株式会社第486回社債(一般担保付)にも一般担保が付いています。

一般担保付社債とは、他の債権者よりも優先して弁済が受けられる権利が付いた社債です。

社債の中でもリスクが低い電力債

九州電力株式会社第486回社債(一般担保付)は、電気事業法第27条の30に基づいて発行されている電力債(一般担保付社債)です。

一般担保付社債とは、他の債権者よりも優先して弁済が受けられる権利が付いた社債です。

社債の発行元である企業が破綻した場合、社債の種類によって弁済順位が異なります。具体的には、次の順序となっています。

  1. 一般担保付社債(電力債
  2. 無担保社債
  3. 劣後債

企業が発行するほとんどの社債は無担保社債です。銀行などの一部金融機関は劣後債も発行しています。電力債はその中でも高い弁済順位を誇っていて、リスクが低い社債となっています。

電力債は一般担保が付いて安全性が高いうえ、購入単位も安いので初心者におすすめできる社債です。

電力債について詳しくは、次の記事をご覧ください。

関連記事 電力債とは? 【一般担保や購入方法を解説】利回りと格付けの比較

電力会社が発行する個人向け社債(電力債)については、次の記事もご覧ください。

九州電力株式会社とは

九州電力株式会社第486回社債(一般担保付)の発行体(債券の発行元)は九州電力株式会社です。

九州電力は福岡県、長崎県、大分県、佐賀県、宮崎県、熊本県、鹿児島県の九州7県を事業地域とする電力会社で、「きゅうでん」とも呼ばれています。

販売電力量では東京電力、関西電力、中部電力につぐ第4位の電力会社です。

九州は鉄鋼・科学・自動車・半導体関連の工場が多く、そのため産業向けの割合が高くなっています。

原子力発電所が停止している電力会社が多い中、九州電力は2018年に玄海原発3号機と4号機が通常運転に復帰して、船内原発の1号機・2号機と合わせて原発4基が稼働しているため、原子力発電比率が高まっています。

そのため、利益とキャッシュフローが高まることが予想されています。

会社概要
会社名九州電力株式会社
本店所在地福岡県福岡市中央区渡辺通2-1-82
設立昭和26年5月1日
資本金2,373億円
総資産額42,788億円
上場市場東証1部
証券コード9508

九州電力の個人向け社債発行実績

九州電力株式会社は、過去にも次の個人向け社債を発行しています。

九州電力の個人向け社債発行実績
回号発行日利率期間
第479回社債2019年6月25日0.14%3年
第473回社債2018年12月25日0.14%3年
第464回社債2018年6月25日0.14%3年
第458回社債2017年12月25日0.14%3年
第452回社債2017年6月26日0.14%3年
第440回社債2016年6月24日0.15%3年
第435回社債2015年12月25日0.33%3年
第415回社債2010年12月15日0.35%3年
第406回社債2008年12月15日1.04%3年
第397回社債2007年12月14日1.04%3年
第390回社債2006年12月25日1.10%3年
第386回社債2005年12月22日0.50%3年
第381回社債2004年12月24日0.30%3年
第375回社債2003年12月25日0.35%3年
第370回社債2002年12月22日0.20%3年
第364回社債2001年12月25日0.30%3年
第357回社債2000年12月19日0.70%3年

機関投資家向けを含む過去の社債発行実績について詳しくは、下記の公式サイトでご確認ください。

公式 九州電力 社債明細表

購入方法

次の証券会社で九州電力株式会社第486回社債(一般担保付)を販売しています。

九州電力株式会社第486回社債(一般担保付)の販売会社
販売会社引受金額
SMBC日興証券39億円
大和証券24億円
野村證券24億円
みずほ証券24億円
三菱UFJモルガン・スタンレー証券21億円
FFG証券6億7,500万円
岡三証券4億5,000万円
西日本シティTT証券4億5,000万円
東洋証券2億2,500万円

各証券会社ごとに社債の割り当て数が異なるので、入手が困難な証券会社もあります。

10万円から買える

一般的な社債は100万円単位で購入できます。個人にとっては、まとまった資金が必要となります。しかし、電力会社が発行する電力債は10万円単位で購入できるものがほとんどです。

九州電力株式会社第486回社債(一般担保付)も10万円単位で買えるので、個人で買いやすい社債となっています。

電力債の購入に手数料はかからない

株式は購入に手数料がかかり、その手数料は証券会社によって異なります。

社債の購入には手数料がかかりませんので、どこの証券会社で買っても同じです。

販売会社は発行体(債券の発行元)から引受手数料を得ているので、購入者からは手数料を取らないからです。

九州電力株式会社第486回社債(一般担保付)の場合、引受手数料は社債の金額100円につき金30銭です。

個人向け社債の購入方法について、詳しくは次の記事をご覧ください。

関連記事 個人向け社債とは

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