四国電力株式会社第316回社債(一般担保付)が2021年6月に販売開始

四国電力が個人向け社債「四国電力株式会社 第316回社債(一般担保付)」を2021年6月25日に発行します。この記事では、四国電力社債の特徴や買い方をご紹介します。

四国電力株式会社第316回社債(一般担保付)

四国電力が発行する個人向け社債の概要は次のとおりです。

四国電力社債の概要
項目内容
名称四国電力株式会社 第316回社債(一般担保付)
期間3年
利率年0.13%(税引前)
発行日2021年6月25日
利払日毎年6月25日と12月25日(年2回)
償還日2024年6月25日
発行価格額面100円につき100円
申込単位10万円単位
格付A+(R&I)
発行額125億円
募集期間2021年6月7日~2021年6月24日

募集期間

四国電力株式会社 第316社債(一般担保付)の募集期間は、2021年6月7日から2021年6月24日までとなっています。

利率

四国電力株式会社 第316回社債(一般担保付)の利率は、年0.13%(税引前)です。

利払いは毎年6月25日と12月25日の年2回行われます。

電力会社の中でも高い格付け

四国電力株式会社第316回社債(一般担保付)は、格付機関である格付投資情報センター(R&I)から「A+」の格付を取得しています。

格付「BBB」以上の債券が投資適格とされています。

R&Iによる格付事由は次のとおりです。

唯一の原発である伊方原発3号機の稼働率が、燃料費や販売量を大きく左右する収支構造になっている。広島高裁が2020年1月に2度目の運転差止め仮処分を決定し同原発は稼働できない状態にある。四国電力は異議申し立てによる仮処分取り消しを目指すが再稼働時期は見通しにくい。特重施設の工事完了が2021年3月の設置期限に間に合わない課題も抱え、原子力利用率はしばらくの間低迷しそうだ。一定の財務耐久力を備えるものの原発停止が想定外に長期化しないか注意を要する。

非効率石炭火力の供給力には、自社電源のほか電源開発やエリア内の自家発からの受電分もある。供給余力が比較的大きく西条発電所でのリプレース効果も期待できるが、政府の具体策と実際の影響を確認する必要がある。

出典:株式会社格付投資情報センター(2020)「NEWS RELEASE

格付の意味や見方について詳しくは、次の記事をご覧ください。

格付とは? 格付会社の信用格付で社債が投資適格かどうかが分かる!
格付とは企業の財務内容や業績を分析して、借金を返済する能力を記号で表わしたものです。この記事では格付の意味や格付会社の特徴を紹介しています。これを見れば個人向け社債の投資判断に役立ちます。

10万円から買える

一般的な社債は100万円単位で購入できます。個人にとっては、まとまった資金が必要となります。しかし、電力会社が発行する電力債は10万円単位で購入できるものがほとんどです。

四国電力株式会社第316回社債(一般担保付)も10万円単位で買えるので、個人で買いやすい社債となっています。

担保が付いている

一般的な社債は担保が付いていませんが、電力会社が発行する電力債には担保が付いています。

四国電力株式会社第316回社債(一般担保付)にも一般担保が付いています。

一般担保付社債とは、他の債権者よりも優先して弁済が受けられる権利が付いた社債です。

社債の中でもリスクが低い電力債

四国電力株式会社第313回社債(一般担保付)は、電気事業法第27条の30に基づいて発行されている電力債(一般担保付社債)です。

一般担保付社債とは、他の債権者よりも優先して弁済が受けられる権利が付いた社債です。

社債の発行元である株式会社が破綻した場合、社債や株式の種類によって弁済順位が異なります。具体的には、次の優先順序となっています。

  1. 一般担保付社債(シニア債)
  2. 無担保社債(メザニン債)
  3. 劣後債(ジュニア債)
  4. 優先株
  5. 普通株

このうち、電力債は一般担保付社債に該当します。企業が発行するほとんどの社債は無担保社債です。銀行などの一部金融機関は劣後債も発行しています。電力債はその中でも高い弁済順位を誇っていて、リスクが低い社債となっています。

電力債について詳しくは、次の記事をご覧ください。

電力債とは? 【一般担保や購入方法を解説】利回りと格付けの比較
電力債とは、電気事業法に基づいて発行される社債です。この記事では、一般担保や購入方法をご紹介しています。各電力債の利回りと格付も比較しています。これを見れば、2019年のおすすめ電力債がわかります。

販売会社

次の証券会社で四国電力株式会社第316回社債(一般担保付)を販売しています。

販売会社
金融機関引受金額
SMBC日興証券32億円
野村證券22億円
大和証券22億円
みずほ証券22億円
三菱UFJモルガン・スタンレー証券12億円
香川證券6億円
岡三証券3億円
東洋証券3億円
東海東京証券2億円
中銀證券1億円

金融機関によって引受金額(販売量)が異なるので、引受金額が多い金融機関ほど購入しやすくなっています。

株式は購入に手数料がかかり、その手数料は証券会社によって異なりますが、社債の購入に手数料はかかりませんので、どこの証券会社で買っても同じです。

個人向け社債の購入方法について、詳しくは次の記事をご覧ください。

社債とは? わかりやすく種類や購入方法を紹介します
社債投資に関心があるあなたへ。この記事では、個人向け社債の種類や購入方法、株式との違いなどをわかりやすく解説します。
スケジュール
  • 2021.6.4
    条件決定
  • 2021.6.7
    募集開始
  • 2021.6.24
    募集終了
  • 2021.6.25
    受渡し
  • 2021.12.25
    利払い
  • 2022.6.25
    利払い
  • 2022.12.25
    利払い
  • 2023.6.25
    利払い
  • 2023.12.25
    利払い
  • 2024.6.25
    利払い・償還

四国電力株式会社とは

四国電力株式会社第316回社債(一般担保付)の発行体(債券の発行元)は四国電力株式会社です。

四国電力株式会社は徳島、高知、愛媛、香川の四国4県を対象とした電力会社で、「よんでん」とも呼ばれています。

2021年6月現在で稼働中の原子力発電所は大飯発電所、高浜発電所、伊方発電所、玄海原子力発電所および川内原子力発電所の5か所で、そのうち伊方発電所が四国電力のものです。

会社概要
会社名四国電力株式会社
本店所在地香川県高松市丸の内2-5
設立昭和26年5月1日
資本金1,455億円
総資産1兆3,736億円
売上高7,331億円(2019年度)
上場市場東証1部
証券コード9507

四国電力株式会社の発行体格付は、電力会社の中でも高い方に位置します。

R&Iによる電力会社の発行体格付
発行体格付電力会社
AA沖縄電力
A+四国電力
東北電力
北陸電力
中部電力
関西電力
中国電力
A北海道電力
九州電力
BBB+東京電力ホールディングス
東京電力パワーグリッド
東京電力リニューアブルパワー

※2021年6月4日時点

過去に発行した個人向け社債

四国電力は過去にも次の個人向け社債を発行しています。

四国電力が発行した個人向け社債
銘柄発行日期間利率
第313回社債2020年12月25日0.13%3年
第311回社債2019年7月27日0.14%2年11か月
第308回社債2019年12月25日0.14%3年
第305回社債2019年6月25日0.14%3年
第304回社債2018年12月25日0.14%3年
第301回社債2018年6月25日0.14%3年
第297回社債2018年3月14日0.14%2年9か月
第294回社債2017年6月23日0.14%3年
第209回社債2016年12月22日0.14%3年
第288回社債2016年6月24日0.14%3年
第287回社債2015年11月25日0.20%3年1か月
第286回社債2015年6月24日0.20%3年
第284回社債2014年12月25日0.20%3年
第283回社債2014年7月29日0.25%2年11か月
第282回社債2013年12月25日0.35%3年
第280回社債2013年5月24日0.55%3年

四国電力が過去に発行した社債について、詳しくは下記の公式サイトでご確認ください。

公式 IRニュース|四国電力

電力会社が発行する個人向け社債(電力債)については、次の記事もご覧ください。

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