個人向けマネックス債 夏祭り 2021年(気温参照型)が販売されます

「個人向けマネックス債 夏祭り」が2021年8月2日に発行されます。東京における2021年8月2日から8月31日までの猛暑日(最高気温35度以上)日数に応じて利率が決まるというユニークな個人向け社債となっています。

この記事では、本債券の利率が決まる仕組みをご紹介します。

概要

「個人向けマネックス債 夏祭り」の概要は次のとおりです。

社債概要
項目内容
名称マネックスグループ株式会社及びマネックス証券株式会社保証付
マネックスファイナンス株式会社 2022年8月3日満期
気温参照型クーポン付 円建社債
愛称個人向けマネックス債 夏祭り
発行体マネックスファイナンス株式会社
期間1年
利率年率0.02% + 年率0.06% × 35度以上日数(税引前)
発行日2021年8月2日
利払日2022年8月3日(年1回)
償還日2022年8月3日
売出価格額面金額の100%
申込単位1万円単位
格付BBB(R&I)、BBB(JCR)
発行額35億円
申込期間2021年7月16日~2021年8月2日

利率

「個人向けマネックス債 夏祭り」は、気温によって利率が変動するユニークな個人向け社債です。利率は、次の計算式で決まります。

利率(税引前)= 0.02% + 0.06% × 35度以上日数

35度以上日数とは、2021年9月7日午後5時に気象庁ホームページ上で提供されている観測地点における最高気温が摂氏35度以上の観測期間中の日数を表します。具体的には、次のデータが使われます。

「個人向けマネックス債 夏祭り」で使われる気象データ
項目内容
観測期間2021年8月2日~2021年8月31日(30日間)
観測地点東京都 東京
35℃以上日数気象庁が公表する最高気温が摂氏35度以上の日数

東京における過去10年間の8月2日から8月31日までの最高気温35度以上の日数および今回の利率に当てはめた計算結果は次のとおりです。

過去10年間の気象データ
年月35℃以上日数利率
2011年3日0.20%
2012年4日0.26%
2013年5日0.30%
2014年4日0.26%
2015年7日0.44%
2016年1日0.08%
2017年1日0.08%
2018年6日0.38%
2019年9日0.56%
2020年11日0.68%
過去10年間の平均5.1日0.33%

過去10年間の平均だとすると、「個人向けマネックス債 夏祭り」の利率は、年0.33%前後になりそうです。

過去の気象データは、気象庁の「過去の気象データ検索」で確認できます。

結果

東京における2021年8月の最高気温は次のとおりでした。

東京の最高気温
日付最高気温
2021年8月2日33.1度
2021年8月3日32.9度
2021年8月4日34.5度
2021年8月5日34.7度
2021年8月6日34.8度
2021年8月7日31.4度
2021年8月8日28.8度
2021年8月9日31.3度
2021年8月10日36.8
2021年8月11日33.5度
2021年8月12日29.2度
2021年8月13日25.4度
2021年8月14日25.6度
2021年8月15日20.2度
2021年8月16日22.5度
2021年8月17日27.4度
2021年8月18日31.3度
2021年8月19日33.8度
2021年8月20日33.7度
2021年8月21日32.1度
2021年8月22日33.6度
2021年8月23日30.3度
2021年8月24日31.0度
2021年8月25日34.4度
2021年8月26日35.7
2021年8月27日34.3度
2021年8月28日34.8度
2021年8月29日32.8度
2021年8月30日33.8度
2021年8月31日32.4度

東京における8月2日から8月31日までの最高気温35度以上の日数は2日でした。

個人向けマネックス債夏祭りの利率は年0.14%になりました。

発行体

「個人向けマネックス債 夏祭り」の発行体(債券の発行元)は、マネックスファイナンス株式会社です。

マネックスファイナンス株式会社はマネックスグループの100%子会社で、非上場の企業です。EMTNプログラムや銀行借入などによる資金調達と、マネックスグループ内各社への資金供給を行っています。

MTNとはMedium Term Noteの略で、あらかじめ設定しておいた発行総額の枠内であれば、回数などの制限なく随時発行できる中期の債券です。米国以外の投資家に発行された場合はEMTN(Euro Medium Term Note)と呼ばれます。

格付

「個人向けマネックス債 夏祭り」の発行体であるマネックスファイナンス株式会社のMTNプログラムは、日本格付研究所(R&I)と株式会社日本格付研究所(JCR)から「BBB」の格付を取得しています。

一般的に格付「BBB」以上が投資適格とされています。

EMTNプログラムにより発行された社債にはマネックスグループ株式会社とマネックス証券株式会社の保証が付されており、EMTNはマネックスグループ株式会社と同等の格付を取得しています。

R&Iによる格付事由は次のとおりです。

日米のオンライン証券や暗号資産交換業者などで構成する金融グループ。オンライン証券の競争が厳しくなるなかでもグループ全体の信用力を維持しており、中核会社であるマネックス証券(MS)の発行体格付BBBを維持した。一方、持株会社であるマネックスグループの格付にはグループの信用力を反映しているものの、自己株式の取得や子会社への出資で財務レバレッジが拡大しており、持株会社の構造的劣後性などを踏まえ中核会社であるマネックス証券の1ノッチ下のBBB-に変更した。

出典:「NEWS RELEASE」(株式会社格付投資情報センター)

JCRによる格付事由は次のとおりです。

マネックスグループ(MG)はネット証券グループの持株会社。グループ傘下には、中核企業であるマネックス証券(MS)のほか、米国、香港および豪州のネット証券会社、暗号資産交換業者であるコインチェック(CC)などの子会社を有する。格付は、MSの国内ネット証券として中位にある顧客基盤や、問題のない資本水準のほか、改善の余地がある収益力を反映している。持株会社における構造劣後性については、MSとの一体性、ダブルレバレッジの水準などを考慮し、ノッチ差として反映させる必要はないと判断している。マネックスファイナンスは、資金調達とグループ内各社への資金供給を担うMGの100%子会社。MTNプログラムにはMGとMSによる保証が付されている。

出典:「News Release」(株式会社日本格付研究所)

格付について詳しく知りたい方は、次の記事をご覧ください。

格付とは? 格付会社の信用格付で社債が投資適格かどうかが分かる!
格付とは企業の財務内容や業績を分析して、借金を返済する能力を記号で表わしたものです。この記事では格付の意味や格付会社の特徴を紹介しています。これを見れば個人向け社債の投資判断に役立ちます。

口コミ

英mtn-i社が行う「第8回アジア・パシフィック地域賞」において、第35回個人向けマネックス債夏祭りが「Deal of the Year」として表彰されました。日本のオンライン証券グループが表彰されるのは、初となる快挙です。

公式 2017 – Award Winners

次回の個人向けマネックス債夏祭り

マネックス証券では、気温連動型個人向けマネックス債を毎年販売しています。ただし、夏祭りだったり秋祭りだったりと、販売時期が一定しません。

過去には次の気温連動型個人向けマネックス債を販売しています。

気温連動型マネックス債の発行歴
発行日愛称利率(税引前)
2020年7月30日個人向けマネックス債 夏祭り0.63%
2019年7月30日個人向けマネックス債2019年秋祭り0.36%
2018年9月14日個人向けマネックス債秋祭り0.50%
2017年8月15日第35回個人向けマネックス債 夏祭り0.70%

また、気温から利率を求める計算方法も一定していません。それぞれで異なります。

販売会社

マネックス証券

「個人向けマネックス債 年夏祭り」はマネックス証券で販売されます。

「個人向けマネックス債 夏祭り」は先着順で販売されます。一般的な社債と異なり、申込期間より前に予約することはできません。

個人向け社債の購入方法について、詳しくは次の記事をご覧ください。

社債とは? わかりやすく種類や購入方法を紹介します
社債投資に関心があるあなたへ。この記事では、個人向け社債の種類や購入方法、株式との違いなどをわかりやすく解説します。

「個人向けマネックス債 夏祭り」について詳しくは、公式サイトでご確認ください。

コメント