東急株式会社第9回無担保社債(社債間限定同順位特約付)サステナビリティボンド

東急株式会社が個人向け社債「東急株式会社第9回無担保社債(社債間限定同順位特約付)(サステナビリティボンド)」を2021年12月22日に発行します。

概要

東急株式会社が発行する個人向け社債の概要は次のとおりです。

社債概要
銘柄東急株式会社第9回無担保社債(社債間限定同順位特約付)
(サステナビリティボンド)
期間5年
利率年0.17%(税引前)
発行日2021年12月22日
利払日毎年6月22日および12月22日(年2回)
償還日2026年12月22日
発行価格額面100円につき100円
申込単位額面100万円単位
格付A+(R&I)、AA-(JCR)
発行額100億円
申込期間2021年12月6日~2021年12月21日

格付

「東急株式会社第9回無担保社債(社債間限定同順位特約付)(サステナビリティボンド)」は、格付投資情報センター(R&I)から「A+」、日本格付研究所(JCR)から「AA-」の格付を取得しています。

格付「BBB」以上が投資適格とされています。

R&Iによる格付事由は次のとおりです。

鉄道、不動産、ホテル、百貨店、食品スーパー、ケーブルテレビなど多岐に渡る事業を東京都南部から神奈川県北部にわたるエリアを中心に展開する。新型コロナウイルス感染拡大の影響で鉄道やバスの収入が落ち込んでいるほか、ホテル業も大きな打撃を受けており、今期連結決算は赤字となる見通し。だが、好立地に多数物件を保有する不動産業の利益は底堅い。拠点駅の再開発進展で厚みも増している。商業施設はテナント売り上げ減少の影響を受けているものの、オフィスビルの空室率は低水準を保っている。不動産業の比重が高いため、連結決算に対するコロナ禍の影響は同業他社と比べると小さい部類に入る。

2019年度までに渋谷や南町田の再開発が一段落したことで、投資水準は以前より落ち着いている。鉄道の投資・費用も抑える方針。今後の収益回復と投資の抑制でキャッシュフローを改善し、増加した有利子負債とのバランスを早期に健全化できるか見守る。2020年9月末時点の株主資本は7090億円、同比率は28.2%と財務基盤は堅固で、格付に見合う財務耐久力を有する。

JCRによる格付事由は次のとおりです。

22/3期第2四半期累計の営業利益は249億円(前年同期は203億円の営業損失)となった。鉄道輸送、バス輸送、ホテルの稼働などは依然としてコロナ禍の影響を受けているものの、同影響をより大きく受けた前期対比では改善が見られる。また不動産事業における大規模物件の販売も利益改善に寄与した。22/3期営業利益は250億円(前期は316億円の営業損失)の見通しであり、第2四半期決算公表時に期初計画200億円から上方修正された。総じて需要は回復する前提となっているものの、事業ごとでその度合いには差がある。引き続き事業構造改革の推進によって利益面の一層の押し上げを図ることが出来るか確認していく。今回の調達資金は、「クリーンな輸送(新型車両2020系、6020系、3020系の導入等)」、「安全・安心のための鉄道関連インフラ(ホームドアの整備等)」、「グリーンビルディング(南町田グランベリーパーク等)」、「気候変動対応(雨水調整池等)」及び「サテライトシェアオフィス(NewWork等)」に要した借入金の返済資金に充当される予定であり、財務構成への影響はない。

信用格付について詳しくは、次の記事をご覧ください。

格付とは? 格付会社の信用格付で社債が投資適格かどうかが分かる!
格付とは企業の財務内容や業績を分析して、借金を返済する能力を記号で表わしたものです。この記事では格付の意味や格付会社の特徴を紹介しています。これを見れば個人向け社債の投資判断に役立ちます。

社債間限定同順位特約

「東急株式会社第9回無担保社債(社債間限定同順位特約付)(サステナビリティボンド)」には担保がありませんが、社債間限定同順位特約がついています。

社債間限定同順位特約とは、東急株式会社が今後担保付きの社債を発行する場合は、「東急株式会社第9回無担保社債(社債間限定同順位特約付)(サステナビリティボンド)」にも同様に担保をつけるという特約です。

担保なしの債券より担保つきの債券の方が債権の回収優先順位が高いため、あとから発行された社債によって不利な扱いがされないという保証になります。

実際に担保がつけられることはほとんどなく、東急株式会社が担保つきの社債を発行する意思がないという表明です。

サステナビリティボンド

東急株式会社はサステナビリティボンド・フレームワークを策定しています。本フレームワークは、国際資本市場協会(ICMA)が定めるグリーンボンド原則2018、ソーシャルボンド原則2020、およびサステナビリティボンドガイドライン2018に基づき策定しており、適合性および本フレームワークの信頼性と環境、社会への効果に対する外部評価(セカンドオピニオン)をヴィジオアイリスより取得しています。このフレームワークに基づき、東急株式会社はサステナビリティボンドを発行します。

東急株式会社により発行されるサステナビリティボンドの発行総額と同額が新規ファイナンスまたはリファイナンスとして、新規または既存の適格事業へ充当されます。なお、既存事業への充当の場合は、サステナビリティボンドの発行から2年以内に開始、または、環境性能が確認された事業としています。

販売会社

次の金融機関で「東急株式会社第9回無担保社債(社債間限定同順位特約付)(サステナビリティボンド)」を販売しています。

販売会社
金融機関引受額
野村證券28億円
みずほ証券20億円
三菱UFJモルガン・スタンレー証券20億円
大和証券20億円
岡三証券5億円
東海東京証券4億円
SBI証券3億円

三菱UFJモルガン・スタンレー証券

三菱UFJモルガン・スタンレー証券ではネットで「東急株式会社第9回無担保社債(社債間限定同順位特約付)(サステナビリティボンド)」を取り扱っています。

大和証券

「東急株式会社第9回無担保社債(社債間限定同順位特約付)(サステナビリティボンド)」の買付注文については、インターネット(オンライントレード)では取り扱っていません。「ダイワ・コンサルティング」コースの顧客は本・支店・営業所で、「ダイワ・ダイレクト」コースの顧客はコンタクトセンターで取り扱っています。

抽選で賞品をプレゼント

「東急株式会社第9回無担保社債(社債間限定同順位特約付)(サステナビリティボンド)」の購入者の中から抽選で1,090名に下記の賞品がプレゼントされます。

賞品
賞品当選者数
A賞セルリアンタワー東急ホテル 1泊2食付きペア宿泊券10組20名
B賞渋谷スカイ ペア入場券80組160名
C賞東急グループ商品券 3,000円分1,000名
D賞社会貢献活動への寄付

D賞を選んだ場合は、東急財団の「多摩川およびその流域の環境保全・改善に関する環境助成プログラム」へ応募1口につき1,000円を寄付します。

「東急株式会社第9回無担保社債(社債間限定同順位特約付)(サステナビリティボンド)」の購入者に、東急株式会社から購入金額100万円につき1通の「抽選お申込書」が送付されます(1月中旬頃、簡易書留にて郵送予定)。

抽選を希望される方は、「抽選お申込書」に必要事項をご記入のうえ、返送します。なお、「抽選お申込書」1通につき1口として抽選されるので、複数口を申し込む場合は、すべての「抽選お申込書」に記入します。応募の締切は、2022年2月15日(当日消印有効)です。

抽選は2022年3月頃に実施される予定です。当選者の発表は賞品の発送をもってかえさせていただきます。配送予定時期は各賞ともに2022年3月末頃になります。なお、当選番号は東急株式会社のホームページでも確認することができます。

参考文献

東急株式会社 (2021) 社債・格付情報
東急株式会社 (2021) サステナビリティボンド
株式会社格付投資情報センター (2021) NEWS RELEASE
株式会社日本格付研究所 (2021) News Release

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