PR

近鉄グループホールディングス株式会社第133回無担保社債(近畿日本鉄道株式会社保証付および社債間限定同順位特約付)

近鉄

個人向け社債「近鉄グループホールディングス株式会社第133回無担保社債(近畿日本鉄道株式会社保証付および社債間限定同順位特約付)」が2025年7月25日に発行されます。

発行体

「近鉄グループホールディングス株式会社第133回無担保社債(近畿日本鉄道株式会社保証付および社債間限定同順位特約付」の発行体(債券の発行元)は近鉄グループホールディングス株式会社です。近鉄グループホールディングス(東証1部、証券コード9041)は、近畿日本鉄道や近畿日本ツーリストなどを傘下に持つ近鉄グループの持ち株会社です。グループ中核の近畿日本鉄道は大阪府と奈良県、京都府、三重県、愛知県の2府3県に路線を持ち、営業キロ数で国内最大の私鉄となっています。

近鉄グループホールディングス株式会社の長期発行体格付は、他の鉄道会社またはその持株会社と比べて、低い方になります。

鉄道会社の長期発行体格付(R&I)
格付 鉄道会社または持株会社
AA+ 東日本旅客鉄道
AA 東海旅客鉄道
西日本旅客鉄道
関西高速鉄道
AA- 九州旅客鉄道
日本貨物鉄道
京王電鉄
東急
阪急阪神ホールディングス
A+ 小田急電鉄
京成電鉄
A 東武鉄道
名古屋鉄道
西日本鉄道
京浜急行電鉄
A- 南海電気鉄道
西武ホールディングス
BBB+ 近鉄グループホールディングス
BBB 山陽電気鉄道

※2025年6月27日現在

近鉄グループホールディングス株式会社の連結業績は以下のとおりです。

連結業績(百万円)
令和6年3月期 令和7年3月期
営業収益 1,629,529 1,741,787
営業利益 87,430 84,399
経常利益 84,638 81,538
親会社株主に帰属する当期純利益 47,808 46,716

近鉄グループホールディングス株式会社の連結貸借対照表は以下のとおりです。

連結貸借対照表(百万円)
資産 負債・純資産
流動資産 761,176 流動負債 761,609
固定資産 1,744,384 固定負債 1,131,921
繰延資産 1,693 純資産 613,723
資産合計 2,507,255 負債純資産合計 2,507,255

発行条件

「近鉄グループホールディングス株式会社第133回無担保社債(近畿日本鉄道株式会社保証付および社債間限定同順位特約付」の発行条件は以下のとおりです。

期間

5年

利率

年率1.250%〜1.850%(税引前・仮条件)

発行価格

額面100円につき100円

申込単位

10万円単位

発行額

250億円

保証付

「近鉄グループホールディングス株式会社第133回無担保社債(近畿日本鉄道株式会社保証付および社債間限定同順位特約付」の発行体は近鉄グループホールディングス株式会社ですが、近畿日本鉄道株式会社の保証が付いています。

社債間限定同順位特約

「近鉄グループホールディングス株式会社第133回無担保社債(近畿日本鉄道株式会社保証付および社債間限定同順位特約付」には担保がありません。ただし、社債間限定同順位特約が付いていますので、もし近鉄グループホールディングス株式会社が担保付きの社債を発行する場合は「近鉄グループホールディングス株式会社第133回無担保社債(近畿日本鉄道株式会社保証付および社債間限定同順位特約付」にも担保が付きます。

特典

「近鉄グループホールディングス株式会社第133回無担保社債(近畿日本鉄道株式会社保証付および社債間限定同順位特約付」を募集期間中に100万円以上購入すると、「ホテル賞」または「KIPSポイント賞」の特典が抽選でプレゼントされます。

購入単位は10万円ですが、特典の対象は100万円以上です。

ホテル賞

最大250名に、以下のホテルから好きなホテルを選べる宿泊招待券(2名1室・1泊2食付)がプレゼントされます。

KIPSポイント賞

最大500名に、近鉄グループで利用できるKIPSポイント10,000ポイント分(10,000円相当)がプレゼントされます。

スケジュール

「近鉄グループホールディングス株式会社第133回無担保社債(近畿日本鉄道株式会社保証付および社債間限定同順位特約付」の条件決定から償還までのスケジュールは以下のとおりです。

スケジュール
  • 2025.7.10
    条件決定
  • 2025.7.11
    募集開始
  • 2025.7.24
    募集終了
  • 2025.7.25
    発行
  • 2026.1.25
    利払い
  • 2026.7.25
    利払い
  • 2027.1.25
    利払い
  • 2027.7.25
    利払い
  • 2028.1.25
    利払い
  • 2028.7.25
    利払い
  • 2029.1.25
    利払い
  • 2029.7.25
    利払い
  • 2030.1.25
    利払い
  • 2030.7.25
    利払い・償還

条件決定日

2025年7月10日

募集期間

2025年7月11日~2025年7月24日

発行日

2025年7月25日

利払日

毎年1月25日および7月25日

償還日

2030年7月25日

格付

「近鉄グループホールディングス株式会社第123回無担保社債(近畿日本鉄道株式会社保証付および社債間限定同順位特約付」は以下に示す長期個別債務格付を取得しています。

長期個別債務格付
格付会社 格付
格付投資情報センター BBB+
日本格付研究所 A-
一般的に格付で「BBB」以上の債券が投資適格とされています。

R&Iの格付とJCRの格付が異なりますが、これはJCRが甘めの格付を行う傾向があるからです。どちらかというと、R&Iの格付を参考にした方がよいでしょう。

格付投資情報センター

「近鉄グループホールディングス株式会社第123回無担保社債(近畿日本鉄道株式会社保証付および社債間限定同順位特約付」は格付投資情報センター(R&I)から「BBB+」の長期個別債務格付を取得する予定です。R&Iの格付「BBB+」とは、「信用力は十分であるが、将来環境が大きく変化する場合、注意すべき要素がある。」を意味しています。プラスの表示は上位格(A)に近いことを意味しています。R&Iによる格付事由は以下のとおりです。

鉄道を核に多角的に事業を展開する近鉄グループの持株会社。グループが必要とする資金の調達・管理を一元的に担う。持株会社の下に事業子会社を並置し、各事業の収益基盤強化を目指している。資本や資金、人事面での一体性は強く、格付はグループの信用力をそのまま反映している。

中核の鉄道会社である近畿日本鉄道は近畿、東海2府3県を地盤とし、路線距離は500kmを上回る。沿線は広大で人口減少速度の速い地域も抱えるなど、輸送効率を高めにくい面がある。一方、難波、上本町、阿部野橋など大阪中心部や京都駅、名古屋駅に接続している。京都、奈良、伊勢志摩など観光資源にも恵まれる。新型コロナウイルス感染拡大前の鉄道旅客人員は約6億人で顧客基盤は比較的強い。

特急を含む定期外収入はコロナ影響を強く受けたが、回復傾向にある。2023年4月からの運賃改定で15%の増収を見込んでおり、収益の復元に寄与しよう。

鉄道、不動産以外に百貨店、ホテル、旅行など幅広い事業を展開する。 2022年8月に近鉄エクスプレス(KWE、発行体格付=BBB)を完全子会社化し、国際物流を事業に加えた。完全子会社化により連結有利子負債が膨らみ、のれんの償却負担も発生するが、KWEが成長ドライバーとして連結収益に貢献し、事業の分散効果が高まれば信用力へのプラスの効果も期待できる。

財務バランスは格付対比で改善の余地がある。構造改革の効果で財務の修復が進むか注目していく。

日本格付研究所

「近鉄グループホールディングス株式会社第123回無担保社債(近畿日本鉄道株式会社保証付および社債間限定同順位特約付」は日本格付研究所(JCR)から「A-」の長期個別債務格付を取得する予定です。JCRの格付「A-」とは、「債務履行の確実性は高い。」を意味しています。マイナスの表示は下位格(BBB)に近いことを意味しています。JCRによる格付事由は以下のとおりです。

民鉄大手の近畿日本鉄道を中心とするグループの純粋持株会社。関西圏を中心に強固な事業基盤を有している。運輸業のほか、不動産、流通、ホテル・レジャーなど幅広く事業を展開する。22 年 8 月に近鉄エクスプレス(KWE)を完全子会社化した。JCR では 23 年 3 月 31 日に当社の長期発行体格付を BBB+、格付の見通しを安定的と公表している。その後、信用力に影響を及ぼす事象は発生していない。

23/3 期営業利益は 671 億円(22/3 期は 38 億円)と大きく改善。鉄道輸送人員やホテル稼働率などの回復に加え、KWE の連結子会社化が寄与した。24/3 期営業利益は 840 億円(23/3 期比 25.1%増)の計画。KWE の通年寄与に加え、運輸業やホテル・レジャー事業での需要回復および 23 年 4 月に実施した鉄軌道部門での運賃改定効果などが織り込まれている。

23/3 期末自己資本比率は 18.2%(22/3 期末は 20.0%)。利益蓄積によって自己資本が増加した一方、KWEの完全子会社などに伴って有利子負債が増加した。24/3 期の設備投資は拡大する見込みであるが、業績見通しなどから見て、現状の財務内容は維持可能と考えられる。一方、23/3 期末においてのれんが 625 億円計上されており、大部分が KWE にかかるものである。現時点では減損リスクは低いと判断しているが、国際物流業では需給緩和が進んでいるため、今後の動向を確認していく。今回の調達資金は社債の償還により減少した手元資金および社債の償還資金に充当される予定であり、財務構成への影響は無い。

販売会社

「近鉄グループホールディングス株式会社第133回無担保社債(近畿日本鉄道株式会社保証付および社債間限定同順位特約付」は、次の証券会社で販売しています。

販売会社
証券会社 引受額
野村證券 未定
みずほ証券 未定
大和証券 未定
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 未定
SBI証券 未定
岡三証券 未定
SMBC日興証券 未定
東海東京証券 未定
岩井コスモ証券 未定
安藤証券 未定
東洋証券 未定
丸三証券 未定
250億円

引受額(=販売額)が少ないと、売り切れになりやすくなります。各支店およびオンラインサービスで、それぞれの在庫があるため、ある支店では売り切れていても、他の支店では在庫があったりします。

野村證券

野村證券は「近鉄グループホールディングス株式会社第133回無担保社債(近畿日本鉄道株式会社保証付および社債間限定同順位特約付」の買付注文をオンラインサービスでも取り扱っています。

みずほ証券

みずほ証券では「近鉄グループホールディングス株式会社第133回無担保社債(近畿日本鉄道株式会社保証付および社債間限定同順位特約付」の買付注文をネット倶楽部でも取り扱っています。

大和証券

大和証券では「近鉄グループホールディングス株式会社第133回無担保社債(近畿日本鉄道株式会社保証付および社債間限定同順位特約付」の買付注文をオンライントレードでも取り扱っています。

三菱UFJモルガン・スタンレー証券

三菱UFJモルガン・スタンレー証券では「近鉄グループホールディングス株式会社第133回無担保社債(近畿日本鉄道株式会社保証付および社債間限定同順位特約付」の買付注文をネットでも取り扱っています。

SBI証券

SBI証券は「近鉄グループホールディングス株式会社第133回無担保社債(近畿日本鉄道株式会社保証付および社債間限定同順位特約付」の買付注文をオンライントレードのみで取り扱っています。

SMBC日興証券

SMBC日興証券では「近鉄グループホールディングス株式会社第133回無担保社債(近畿日本鉄道株式会社保証付および社債間限定同順位特約付」の買付注文をオンライントレードでも取り扱っています。

既発債

近鉄グループホールディングス株式会社は以下に示す個人向け社債を発行しています。

既発債
銘柄 発行日 期間 利率
第125回無担保社債 2024年7月31日 5年 1.064%
第123回無担保社債 2023年7月28日 5年 0.669%
第115回無担保社債 2019年10月25日 5年6か月 0.210%
第109回無担保社債 2018年8月3日 5年 0.200%
第100回無担保社債 2017年8月4日 7年 0.370%
第98回無担保社債 2016年4月28日 5年 0.300%
第94回無担保社債 2016年12月18日 5年 0.410%

関連記事

社債とは? わかりやすく種類や購入方法を紹介します
社債投資に関心があるあなたへ。この記事では、個人向け社債の種類や購入方法、株式との違いなどをわかりやすく解説します。
格付とは? 格付会社の信用格付で社債が投資適格かどうかが分かる!
格付とは企業の財務内容や業績を分析して、借金を返済する能力を記号で表わしたものです。この記事では格付の意味や格付会社の特徴を紹介しています。これを見れば個人向け社債の投資判断に役立ちます。

参考文献

近鉄グループホールディングス株式会社 (2025) 10万円単位でご購入が可能に 個人投資家向け無担保社債を発行します ~当選特典やインターネットでの取引を拡充します~
株式会社格付投資情報センター (2023) NEWS RELEASE
株式会社日本格付研究所 (2023) News Release

コメント