クレディセゾンが個人向け社債「株式会社クレディセゾン第85回無担保社債(社債間限定同順位特約付)」を2021年3月15日に発行します。この記事では、本社債の特徴や買い方、評判などをご紹介します。
クレディセゾン社債
株式会社クレディセゾンが発行する個人向け社債の概要は、次のとおりです。
項目 | 内容 |
---|---|
名称 | 株式会社クレディセゾン第85回無担保社債(社債間限定同順位特約付) |
期間 | 6年 |
利率 | 年率0.240%(税引前) |
発行日 | 2021年3月15日 |
利払日 | 毎年3月15日と9月15日(年2回) |
償還日 | 2027年3月15日 |
発行価格 | 額面100円につき100円 |
申込単位 | 10万円単位 |
格付 | A+(R&I) |
発行額 | 200億円 |
募集期間 | 2021年3月1日~2021年3月12日 |
株式会社クレディセゾンは過去にも次の個人向け社債を発行しています。
発行日 | 銘柄 | 期間 | 利率 |
---|---|---|---|
2019年10月31日 | 第78回 | 7年 | 0.230% |
2019年3月15日 | 第73回 | 10年 | 0.480% |
2019年1月31日 | 第72回 | 10年 | 0.480% |
2018年7月31日 | 第70回 | 5年 | 0.180% |
2017年5月31日 | 第62回 | 5年 | 0.160% |
2016年4月28日 | 第58回 | 5年 | 0.300% |
2016年1月29日 | 第57回 | 5年 | 0.420% |
2015年9月25日 | 第56回 | 7年 | 0.538% |
2015年7月31日 | 第54回 | 4年 | 0.256% |
2014年7月31日 | 第52回 | 10年 | 0.826% |
2014年1月31日 | 第49回 | 10年 | 0.904% |
株式会社クレディセゾンが法人向けに発行した社債もご覧になりたい場合は、下記の公式サイトをご覧ください。
公式 社債・格付情報 | IR情報 | クレディセゾン 企業・IR情報
株式会社クレディセゾン
「株式会社クレディセゾン第85回無担保社債(社債間限定同順位特約付)」の発行体(債券の発行元)は、株式会社クレディセゾンです。
株式会社クレディセゾンはセゾンカードを発行するクレジットカード会社で、流通系カード会社では最大手です。
クレジットカード以外にプリペイドカードも発行していて、おさいふPontaやmijicaなどのプリペイドカードの業務受託も行っています。
商号 | 株式会社クレディセゾン |
設立 | 1951年5月1日 |
資本金 | 759億2,900万円 |
株主数 | 13,781人 |
上場市場 | 東京証券取引所第1部 |
証券コード | 8253 |
事業内容 | ペイメント、リース、ファイナンス、不動産関連、エンタテインメント |
※2020年3月31日現在
2020年3月期における株式会社クレディセゾンの連結業績は次のとおりです。
純収益 | 3,114億1,000万円 |
事業利益 | 361億8,400万円 |
税引前利益 | 274億5,800万円 |
当期利益 | 226億4,500万円 |
利回り
「株式会社クレディセゾン第85回無担保社債(社債間限定同順位特約付)」の利率は年率0.240%(税引前)です。
社債間限定同順位特約
「株式会社クレディセゾン第85回無担保社債(社債間限定同順位特約付)」には担保がありません。
ただし、社債間限定同順位特約が付いていますので、もし株式会社クレディセゾンが担保付きの社債を発行する場合は、「株式会社クレディセゾン 第85回無担保社債(社債間限定同順位特約付)」にも担保が付きます。
格付
R&I(格付投資情報センター)による「株式会社クレディセゾン第85回無担保社債(社債間限定同順位特約付)」の格付は「A+」です。
R&Iによる格付事由は次のとおり。
大手クレジットカード会社。カードは幅広い業種の有力企業と提携している。新規会員の募集力に優れ、強固な営業基盤を構築している。リース、ファイナンス、不動産、エンタテインメントなどの事業も手掛け、近年はアジア展開を加速している。事業領域の拡大に精力的でカード会社の中ではリスク選好度は比較的高い。
2018年の新基幹システム完成と2020年の子会社キュービタスの吸収合併によって、商品・サービス展開の自由度やプロセシング受託の競争力が向上している。新システムの償却負担が続き、基礎的な利益によるコスト吸収力は格付対比でやや低い水準にある。顧客基盤を拡充して、収益力の改善につなげていけるか見守る。
リスク耐久力は格付に十分見合う。資本の充実度が高いほか、与信ポートフォリオが小口分散しており、信用リスクは比較的小さい。適切に資本を配布するALM(資産・負債の総合管理)によりリスクをコントロールしている。金融機関との取引関係は安定しており資金調達に不安はない。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、当面はペイメント事業を中心に取扱高が伸び悩み、営業収益を圧迫する可能性がある。カードショッピングは戻ってきているほか、ファイナンス事業のうち収益貢献度の高い投資用マンションローンなどの残高拡大は続いている。資産の質は比較的良好な状態が維持されており、一定の利益水準は確保できる。コロナ問題が長期化して営業収益の回復が遅れたり、信用コストが膨らんだりすることがないか注視していく。
株式会社格付投資情報センター(2021)「NEWS RELEASE」
格付について詳しくは次の記事をご覧ください。

販売会社
「株式会社クレディセゾン第85回無担保社債(社債間限定同順位特約付)」は、次の証券会社で販売しています。
金融機関 | 引受金額 |
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SMBC日興証券 | 62億円 |
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 | 45億円 |
大和証券 | 35億円 |
岡三証券 | 30億円 |
東海東京証券 | 10億円 |
静銀ティーエム証券 | 7億円 |
SBI証券 | 5億円 |
FFG証券 | 5億円 |
ちばぎん証券 | 1億円 |
販売会社によって引受金額が異なります。引受金額が大きい金融機関ほど購入しやすくなります。
個人向け社債の購入方法について、詳しくは次の記事をご覧ください。

SMBC日興証券
SMBC日興証券はオンライントレードでも取り扱っています。
三菱UFJモルガン・スタンレー証券
三菱UFJモルガン・スタンレー証券はオンライントレードでも取り扱っています。
大和証券
大和証券はオンライントレードで取り扱っていません。「ダイワ・コンサルティング」コースなら本・支店・営業所、「ダイワ・ダイレクト」コースならコンタクトセンターで取り扱っています。
評判
クレディセゾンの社債、6年0.20%、10年0.30%が共に募残(売れ残り)だとか。イールドハントの意欲は旺盛だけど、債券投資家はまだ冷静さを保ってるね。
— specialweek (@specialweek66) July 28, 2019
クレディセゾン
直近ので、格付けA+で無担保で年利0.22%で200億円も社債で調達できてる…
すげえ… pic.twitter.com/73FZL71thr— 廣川航(๑•̀ㅂ•́)و✧ (@hirokawa_style) July 23, 2017
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