株式会社クレディセゾンが個人向け社債「株式会社クレディセゾン第116回無担保社債(社債間限定同順位特約付)」を2026年1月30日に発行します。この記事では、本社債の特徴や買い方、評判などをご紹介します。
銘柄
株式会社クレディセゾン第116回無担保社債(社債間限定同順位特約付)
発行体
株式会社クレディセゾン第116回無担保社債(社債間限定同順位特約付)の発行体は、株式会社クレディセゾンです。
株式会社クレディセゾンは、日本の流通系カードの先駆けとして知られる大手クレジットカード会社です。1951年に緑屋として設立され、その後西武グループの一員として「セゾンカード」を展開し、業界に革新をもたらしてきました。特に、有効期限のない「永久不滅ポイント」や、サイン不要のサインレス決済などは同社が他社に先駆けて導入した代表的なサービスです。
現在は「サービス先端企業」を掲げ、従来のカード事業のみならず、スマートフォン完結型の「SAISON CARD Digital」などのDX推進や、不動産関連のファイナンス、資産運用、海外でのマイクロファイナンス事業など、多角的な金融サービスを展開しています。また、特定の銀行グループに属さない独立系という立場を活かし、多様な企業との提携カードを発行している点も大きな強みです。利便性と創造性を追求し続ける姿勢により、幅広い世代から厚い信頼を得ている企業です。
| 商号 | 株式会社クレディセゾン |
| 設立 | 1951年5月1日 |
| 資本金 | 759億2900万円 |
| 決算期 | 3月31日 |
| 上場市場 | 東京証券取引所プライム市場 |
| 証券コード | 8253 |
| 事業内容 | ペイメント、リース、ファイナンス、不動産関連、エンタテインメント |
株式会社クレディセゾンの連結経営成績は次のとおりです。
| 2024年3月期 | 2025年3月期 | |
|---|---|---|
| 純収益 | 361,604 | 422,818 |
| 事業利益 | 71,941 | 93,621 |
| 税引前利益 | 97,952 | 92,786 |
| 当期利益 | 73,285 | 67,350 |
| 親会社の株主に帰属する当期利益 | 72,987 | 66,397 |
株式会社クレディセゾンの連結貸借対照表は以下のとおりです。
| 資産 | 負債・純資産 | ||
|---|---|---|---|
| 資産 | 4,671,143 | 負債 | 3,952,115 |
| 純資産 | 719,028 | ||
| 資産合計 | 4,671,143 | 負債純資産合計 | 4,671,143 |
発行条件
株式会社クレディセゾン第116回無担保社債(社債間限定同順位特約付)の発行条件は以下のとおりです。
期間
5年
利率
年2.043%(税引前)
発行価格
額面100円につき100円
申込単位
10万円単位
発行額
150億円
社債間限定同順位特約
株式会社クレディセゾン第116回無担保社債(社債間限定同順位特約付)は担保がない無担保社債です。担保はありませんが、社債間限定同順位特約がついています。
社債間限定同順位特約とは、株式会社クレディセゾンが今後担保付きの社債を発行する場合は、「株式会社クレディセゾン第116回無担保社債(社債間限定同順位特約付)」にも同様に担保をつけるという特約です。担保無しの債券より担保付きの債券の方が債権の回収優先順位が高いため、あとから発行された社債によって不利な扱いがされないという保証になります。
一般企業が担保付きの社債を発行するのはハードルが高く、電力会社等を除けば、担保付きの社債を発行することは滅多にありません。そのため、社債の殆どは無担保社債です。社債間限定同順位特約付とは、株式会社クレディセゾンが担保付きの社債を発行する意思がないという表明です。
スケジュール

株式会社クレディセゾン第116回無担保社債(社債間限定同順位特約付)の条件決定から償還までのスケジュールは以下のとおりです。
- 2026.1.16条件決定
- 2026.1.19募集開始
- 2026.1.29募集終了
- 2026.1.30発行
- 2026.7.30利払い
- 2027.1.30利払い
- 2027.7.30利払い
- 2028.1.30利払い
- 2028.7.30利払い
- 2029.1.30利払い
- 2029.7.30利払い
- 2030.1.30利払い
- 2030.7.30利払い
- 2031.1.30利払い・償還
条件決定日
2026年1月16日
募集期間
2026年1月19日~2026年1月29日
発行日
2026年1月30日
利払日
毎年1月30日及び7月30日(年2回)
償還日
2031年1月30日
格付

株式会社クレディセゾン第116回無担保社債(社債間限定同順位特約付)は、格付投資情報センター(R&I)および日本格付研究所(JCR)から長期個別債務格付を取得しています。
| R&I | A+ |
| JCR | AA- |
格付投資情報センター
株式会社クレディセゾン第116回無担保社債(社債間限定同順位特約付)は、格付投資情報センター(R&I)から「A+」の長期個別債務格付を取得しています。R&Iによる格付事由は次のとおりです。
クレジットカードを中心としたペイメント、リース、ファイナンス、不動産、エンタテインメントな
ど多様な事業を手掛ける独立系ノンバンク。長年にわたり築いた会員基盤と幅広い提携先やグループ会社とで構成する「セゾン・パートナー経済圏」で差別化を図る。業界上位の地位を占めるペイメント、ファイナンスに加え、インドを軸にグローバル展開を加速し、全体として強固な営業基盤を有する。ペイメントは富裕層・法人などの顧客開拓に注力して高単価・高稼働の会員構造への変革を進める。ショッピングリボ残高の拡大や手数料率の引き上げなどで収益性は高まっている。ファイナンスは投資用マンションローンや信用保証を着実に拡大している。収益力はAゾーンに十分見合う。国内事業に加えてインドにおけるレンディングの債権残高が急拡大し、利益水準が高まる方向にある。
資産の質は比較的健全だ。国内の延滞率や信用コスト率はコロナ以前の水準に戻ったが、なお低位にとどまる。インドの不良債権比率も極めて低い。株主還元や成長投資を積極化する一方、独自のリスクキャピタル運営のもとAゾーンに十分見合うリスク耐久力を保っている。流動性に特段の懸念はない。国内外とも金融機関からの借り入れを軸に調達手段の多様化が進んでおり、財務運営も保守的だ。
インドではリスクを抑えたBtoBtoCモデルでの与信から個人・中小企業へのダイレクトレンディング
に重点領域をシフトしていく方針だ。信用リスクや流動性リスクをコントロールしながら市場地位を引き上げ、国内のペイメント、ファイナンス両事業と併せて強固な収益基盤を構築できる見通しが高まれば信用力へプラスに働こう。
日本格付研究所
株式会社クレディセゾン第116回無担保社債(社債間限定同順位特約付)は、日本格付研究所(JCR)から「AA-」の長期個別債務格付を取得しています。JCRによる格付事由は次のとおりです。
流通系カードの最大手。ペイメント、リース、ファイナンス、不動産関連、グローバル、エンタテインメン
ト事業と多様なビジネスを展開する。格付は決済市場における高い市場地位・競争力、良好な収益力、リスク対比でみた資本の余裕度、比較的健全な資産の質、高い流動性などを反映している。収益源の多様化が進展しており、業容、利益は順調に拡大している。26/3 期上半期の事業利益は、グローバル事業で赤字を計上したものの、ペイメント、ファイナンスを中心とする国内事業で十分に吸収し前年同期比増益を確保した。本件は優先債であり、債券格付は長期発行体格付と同水準とした。
販売会社
以下に示す証券会社で株式会社クレディセゾン第116回無担保社債(社債間限定同順位特約付)を販売しています。
| 金融機関 | 引受金額 |
|---|---|
| 三菱UFJモルガン・スタンレー証券 | 68億円 |
| みずほ証券 | 15億円 |
| 東海東京証券 | 15億円 |
| 大和証券 | 10億円 |
| 野村證券 | 10億円 |
| FFG証券 | 10億円 |
| 静銀ティーエム証券 | 7億円 |
| 岡三証券 | 5億円 |
| SBI証券 | 5億円 |
| SMBC日興証券 | 4億円 |
| ちばぎん証券 | 1億円 |
| 計 | 150億円 |
販売会社によって引受金額が異なります。引受金額が大きい金融機関ほど購入しやすくなります。
三菱UFJモルガン・スタンレー証券
三菱UFJモルガン・スタンレー証券は株式会社クレディセゾン第116回無担保社債(社債間限定同順位特約付)の買付注文をネットでも取り扱っています。
みずほ証券
みずほ証券は第116回無担保社債(社債間限定同順位特約付)の買付注文をネット倶楽部でも取り扱っています。
大和証券
大和証券は株式会社クレディセゾン第116回無担保社債(社債間限定同順位特約付)の買付注文をオンライントレードでも取り扱っています。
野村證券
野村證券は株式会社クレディセゾン第116回無担保社債(社債間限定同順位特約付)の買付注文をオンラインサービスでも取り扱っています。
SBI証券
SBI証券は株式会社クレディセゾン第116回無担保社債(社債間限定同順位特約付)の買付注文をオンライントレードのみで取り扱っています。
SMBC日興証券
SMBC日興証券は株式会社クレディセゾン第116回無担保社債(社債間限定同順位特約付)の買付注文をオンライントレードでも取り扱っています。
既発債
株式会社クレディセゾンは過去にも次の個人向け社債を発行しています。
| 銘柄 | 発行日 | 期間 | 利率 |
|---|---|---|---|
| 第112回無担保社債 | 2025年8月7日 | 5年 | 1.535% |
| 第109回無担保社債 | 2025年1月30日 | 5年 | 1.211% |
| 第104回無担保社債 | 2024年8月7日 | 7年 | 0.924% |
| 第98回無担保社債 | 2024年1月31日 | 7年 | 0.629% |
| 第96回無担保社債 | 2023年7月31日 | 7年 | 0.810% |
| 第94回無担保社債 | 2023年1月31日 | 5年 | 0.720% |
| 第92回無担保社債 | 2021年3月15日 | 5年 | 0.400% |
| 第85回無担保社債 | 2021年3月15日 | 6年 | 0.240% |
| 第78回無担保社債 | 2019年10月31日 | 7年 | 0.230% |
| 第73回無担保社債 | 2019年3月15日 | 10年 | 0.480% |
| 第72回無担保社債 | 2019年1月31日 | 10年 | 0.480% |
| 第70回無担保社債 | 2018年7月31日 | 5年 | 0.180% |
| 第62回無担保社債 | 2017年5月31日 | 5年 | 0.160% |
| 第58回無担保社債 | 2016年4月28日 | 5年 | 0.300% |
| 第57回無担保社債 | 2016年1月29日 | 5年 | 0.420% |
| 第56回無担保社債 | 2015年9月25日 | 7年 | 0.538% |
| 第54回無担保社債 | 2015年7月31日 | 4年 | 0.256% |
| 第52回無担保社債 | 2014年7月31日 | 10年 | 0.826% |
| 第49回無担保社債 | 2014年1月31日 | 10年 | 0.904% |
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参考文献
株式会社クレディセゾン (2026) 個人向け無担保社債発行のお知らせ
株式会社格付投資情報センター (2026) NEWS RELEASE
株式会社日本格付研究所 (2026) News Release
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