ファンド(投資信託)は種類が多く、ファンド選びに迷ってしまう方も多いと思います。
そんなとき、他の人たちはどんな投資信託を買っているか気になりませんか?
この記事を読めば、2018年度上半期に実際に購入された資金流入上位ファンドのベスト20がわかります。
投資信託(ファンド)人気ランキング
2018年度上半期の資金流入上位ファンドは次のとおりです。
# | ファンド | 分類 | 資金流入額 |
---|---|---|---|
1 | 次世代通信関連 世界株式戦略ファンド | 先進国株式 | 1,796億円 |
2 | フューチャー・バイオテック | 先進国株式 | 1,450億円 |
3 | グローバル・ハイクオリティ成長株式F(年2回・ヘッジなし) | 先進国株式 | 1,190億円 |
4 | グローバル・ハイクオリティ成長株式F(為替ヘッジなし) | 先進国株式 | 1,108億円 |
5 | netWIN GSインターネット戦略F(為替ヘッジなし) | 先進国株式 | 1,088億円 |
6 | アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信 D | 先進国株式 | 1,062億円 |
7 | 東京海上・円資産バランスファンド(毎月決算型) | 複合資産 | 919億円 |
8 | アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信 C | 先進国株式 | 847億円 |
9 | GS社債/国際分散投資戦略ファンド2018-09 | 先進国債券 | 840億円 |
10 | ワールド・フィンテック革命ファンド(為替ヘッジなし) | 先進国株式 | 735億円 |
11 | スマート・ファイブ(毎月決算型) | 複合資産 | 719億円 |
12 | ひふみプラス | 国内株式 | 680億円 |
13 | グローバル・モビリティ・サービス株式F(1年決算型) | 先進国株式 | 645億円 |
14 | netWIN GSインターネット戦略F(為替ヘッジあり) | 先進国株式 | 612億円 |
15 | 日本厳選割安株ファンド2018-04(繰上償還条件付) | 国内株式 | 609億円 |
16 | グローバル・フィンテック株式ファンド(年2回) | 先進国株式 | 597億円 |
17 | UBS中国新時代株式ファンド(年1回決算型) | 新興国株式 | 596億円 |
18 | 三井住友・げんきシニアライフ | 国内株式 | 539億円 |
19 | 未来イノベーション成長株ファンド | 先進国株式 | 472億円 |
20 | 東京海上・円資産バランスファンド(年1回決算型) | 複合資産 | 420億円 |
ファンドPick up
次世代通信関連 世界株式戦略ファンド
次世代通信関連世界株式戦略ファンドは三井住友トラスト・アセットマネジメントが運用するファンド・オブ・ファンズ型の投資信託で、「THE 5G」という愛称が付けられています。
世界の次世代通信関連企業の株式に投資していて、組入上位10銘柄は次のとおりです。
- アナログ・デバイセズ
- PTC
- アリババ・グループ・ホールディング
- TモバイルUS
- TDK
- SKハイニックス
- ネットアップ
- キーサイト・テクノロジーズ
- モトローラ・ソリューションズ
- メディアテック
フューチャー・バイオテック
フューチャー・バイオテックは三井住友AMが運用するファンド・オブ・ファンズ型の投資信託で、2018年に新規設定されました。
新規設定されたファンドは金融機関も力を入れて販売するので、その点は割り引いて考える必要があります。
世界のバイオテクノロジーおよび医療機器関連の株式に投資していますが、米国が90%以上を占めているので、実質的にアメリカ株に投資するファンドになっています。
グローバル・ハイクオリティ成長株式ファンド
グローバル・ハイクオリティ成長株式はアセットマネジメントOneが運用する投資信託で、「未来の世界」という愛称が付けられています。
既に存在していた「為替ヘッジなし」に加えて、「年2回・ヘッジなし」が2018年に新規設定されました。
世界の成長株を投資対象としていて、組入上位10銘柄は次のとおりです。
- アマゾン・ドット・コム
- マスターカード
- フェイスブック
- DSV A/S
- ブッキング・ホールディングス(Booking.com)
- VISA
- アルファベット(Googleの親会社)
- モンクレール
- RECKITT BENCKISER
- エルメス
newWINゴールドマン・サックス インターネット戦略ファンド
ランキング上位ファンドのほとんどは2010年以降に設定された新しめの投資信託ですが、newWINゴールドマン・サックス インターネット戦略ファンドは1999年に設定された投資信託で、いまだに根強い人気を誇るファンドです。
ゴールドマン・サックス・アセットマネジメントが運用するファンドで、米国を中心とした「インターネット・トールキーパー」企業の株式に投資しています。
組入上位10銘柄は次のとおりです。
- アマゾン・ドット・コム
- マイクロソフト
- フェイスブック
- アップル
- アルファベット(クラスC)
- アルファベット(クラスA)
- マーベル・テクノロジー・グループ
- オラクル
- アドビシステムズ
- アンフェノール
アルファベット(Googleの親会社)にはクラスCとクラスAという2種類の株式があり、クラスCは議決権なし、クラスAは議決権ありという違いがあります。ただし、株価はほぼ同じです。
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