外国税額控除とは?確定申告のやり方をe-Tax例にわかりやすく紹介

米ドル税金

外国税額控除とは、日本国内に居住する人が外国の所得税を納付した場合に、国内との2重課税を調整するための制度です。確定申告のやり方をe-Taxを例に、わかりやすく紹介します。

外国税額控除の限度額

外国税額控除には限度額があります。

所得税の控除限度額は、次の計算式で求めます。

所得税の控除限度額 = 所得税額 ×(調整国外所得金額 ÷ 所得総額)

地方税の控除限度額は、所得税の控除限度額に次の割合を乗じた金額です。

地方税の控除限度額
道府県民税市町村民税合計
政令指定都市以外12%18%30%
政令指定都市6%24%30%

調整国外所得金額とは

純損失または雑損失の繰越控除や上場株式等に係る譲渡損失の繰越控除などの各種繰越控除の適用を受けている場合には、その適用前の国外所得金額を「調整国外所得金額」といいます。

ただし、国外所得金額がその年分の所得総額に相当する金額を超える場合は、その年分の所得総額に相当する金額となります。

国外所得が外国株式配当だけであれば、「国外株式又は国外投資信託等」の「配当等の額」が調整国外所得金額になります。

配当等の額および源泉徴収税額等

確定申告

税額控除

外国税額控除等の「入力する」をクリックすると、外国税額控除の入力画面が表示されます。

外国税額控除の入力

e-Taxで外国税額控除の明細を入力する場合は、「外国税額控除の計算がお済でない方」を選びます。既に明細が作成してある場合は「外国税額控除の計算がお済の方(外国税額控除の明細書を別途作成される方)を選びます。どちらかを選んだら、「入力終了(次へ)」をクリックします。

本年中に納付する外国所得税額

「本年中に納付する外国所得税額」で入力する項目は次のとおりです。

外国税額控除の入力項目
入力項目入力例
国名米国
所得の種類配当
税種目源泉所得税
納付確定日令和2年x月x日
納付日令和2年x月x日
源泉・申告(賦課)の区分源泉
所得の計算期間令和2年1月1日
令和2年12月31日
相手国での課税標準外貨10
通貨米ドル
1050
左に係る外国所得税額外貨1
通貨米ドル
105

所得の計算期間

個人の場合、その年の1月1日から12月31日を入力します。

相手国での課税標準

配当金の金額を外貨建てと円建てで入力します。

左に係る外国所得税額

外国で課税された税額を外貨建てと円建てで入力します。

NISAは対象外

少額投資非課税制度(NISA)は、そもそも課税されないので2重課税とはなりません。NISA口座は外国税額控除の対象外です。

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