フランスのメガバンクであるソシエテ・ジェネラルが、日本の個人投資家向けに「ソシエテ・ジェネラル 2027年11月30日満期 円建社債」を2022年11月29日に発行します。
概要
ソシエテ・ジェネラルが発行する個人向け社債の概要は次のとおりです。
銘柄 | ソシエテ・ジェネラル 2027年11月30日満期 円建社債 |
発行体 | ソシエテ・ジェネラル |
期間 | 5年 |
利率 | 年0.62%(税引前) |
発行日 | 2022年11月29日 |
利払日 | 毎年5月30日および11月30日 |
償還日 | 2027年11月30日 |
売出価格 | 額面金額の100% |
申込単位 | 10万円 |
格付 | A1(Moody’s), A(S&P) |
発行額 | 2億8,860万円 |
募集期間 | 2022年11月21日~2022年11月29日 |
発行体
ソシエテ・ジェネラルはフランスのメガバンクで、首位のBNPパリバに続く第2位の規模を誇ります。
ユーロ円債
「ソシエテ・ジェネラル 2027年11月30日満期 円建社債」はユーロ円債です。ユーロ円債とは外国債券の一種で、日本国外において円建で発行される外国債券のことをいいます。外国債券ですが円建で発行されるため、為替変動リスクはありません。
分類 | 発行体 | 発行市場 | 通貨 |
---|---|---|---|
ユーロ円債 | 国内外 | 外国 | 円 |
サムライ債 | 外国 | 国内 | 円 |
ショーグン債 | 外国 | 国内 | 外貨 |
ヤンキー債 | 米国以外 | 米国 | 米ドル |
パンダ債 | 中国以外 | 中国 | 人民元 |
格付
「ソシエテ・ジェネラル 2027年11月30日満期 円建社債」はMoody’sとS&Pから信用格付けを取得しています。
格付機関 | 格付 |
---|---|
Moody’s | A1 |
S&P | A |
信用格付の意味や見方について詳しくは、次の記事をご覧ください。
販売会社
以下に示す金融機関で「ソシエテ・ジェネラル 2027年11月30日満期 円建社債」を販売しています。
金融機関 | 引受額 |
---|---|
めぶき証券 | 未定 |
SBI証券 | 未定 |
申込単位
「ソシエテ・ジェネラル 2027年11月30日満期 円建社債」の申込単位は、販売する金融機関によって異なります。
金融機関 | 引受額 |
---|---|
めぶき証券 | 100万円以上10万円単位 |
SBI証券 | 10万円以上10万円単位 |
リスク
「ソシエテ・ジェネラル 2027年11月30日満期 円建社債」には以下に示すリスクがあります。
- 発行体等の信用状況の変化に関するリスク
- 償還金及び利子の支払いが他の債務に劣後するリスク
- 適用利率が変動するリスク
- 流動性に関するリスク
「ソシエテ・ジェネラル 2027年11月30日満期 円建社債」の元利金は円建てで支払われるため、為替変動リスクはありません。
発行体等の信用状況の変化に関するリスク
円貨建て債券の発行体または円貨建て債券の償還金及び利子の支払いを保証している者の信用状況に変化が生じた場合、円貨建て債券の市場価格が変動することによって売却損が生じる場合があります。
・円貨建て債券の発行体または円貨建て債券の償還金及び利子の支払いを保証している者の信用状況の悪化等により、償還金や利子の支払いの停滞若しくは支払不能の発生または特約による額面の切下げや株式への転換等が生じた場合、投資額の全部または一部を失ったり、償還金に代えて予め定められた株式と調整金またはいずれか一方で償還されることがあります。償還金に代えて予め定められた株式と調整金またはいずれか一方で償還された場合、当該株式を換金した金額と調整金の合計額が額面または投資額を下回るおそれがあります。また、額面の一部が切り下げられた場合には、その後の利子の支払いは切り下げられた額面に基づき行われることとなります。したがって、当初予定していた利子の支払いを受けられない場合があります。
金融機関が発行する債券は、信用状況が悪化して破綻のおそれがある場合等には、円貨建て債券の発行体または償還金及び利子の支払いを保証している者の本拠所在地国の破綻処理制度が適用され、所管の監督官庁の権限で、債権順位に従って額面の切下げや利子の削減や株式への転換等が行われる可能性があります。ただし、適用される制度は円貨建て債券の発行体または償還金及び利子の支払いを保証している者の本拠所在地国により異なり、また今後変更される可能性があります。
主要な格付会社により「投機的要素が強い」とされる格付がなされている債券については、当該発行体または本債券の償還金及び利子の支払いを保証している者の信用状況の悪化等により、償還金や利子の支払いが滞ったり、支払不能が生じるリスクの程度が上位の格付けを付与された債券と比べより高いと言えます。
償還金及び利子の支払いが他の債務に劣後するリスク
弁済順位が他の債務に劣後する特約が付されている債券については、劣後事由が発生した場合には、弁済順位が上位と位置付けられる債務が全額弁済された後に償還金及び利子の支払いが行われることとなります。劣後事由とは破産宣告、会社更生法に基づいた会社更生手続きの開始、民事再生法に基づく民事再生手続きの開始、外国においてこれらに準ずる手続きが取られた場合となります。
適用利率が変動するリスク
円貨建て債券の利子の適用利率が変動利率である場合、各利率基準日に円 LIBOR 等の指標金利を用いた一定の算式に従って決定されます。このため、利子の適用利率は、各利率基準日の指標金利により変動し、著しく低い利率となるおそれがあります。
流動性に関するリスク
円貨建て債券は、市場環境の変化により流動性(換金性)が著しく低くなった場合、売却することができない、あるいは購入時の価格を大きく下回る価格での売却となるおそれがあります。
国外で発行される円貨建て債券(ユーロ円債)は、原則として、当社から他社へ移管(出庫)することができません。償還日より前に売却する場合には、お客様と当社との相対取引となり、当社が合理的に算出した時価に基づいた価格で取引いただきます。
スケジュール
「ソシエテ・ジェネラル 2027年11月30日満期 円建社債」の発行スケジュールは次のとおりです。
- 2022.11.18条件決定
- 2022.11.21販売開始
- 2022.11.29販売終了
- 2022.11.30発行
- 2023.5.30利払い
- 2023.11.30利払い
- 2024.5.30利払い
- 2024.11.30利払い
- 2025.5.30利払い
- 2025.11.30利払い
- 2026.5.30利払い
- 2026.11.30利払い
- 2027.5.30利払い
- 2027.11.30利払い・償還
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参考文献
Société Générale (2022) Credit ratings
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