BATSUNAGUとは、不動産特定共同事業の第1号および第2号事業者である株式会社リムズキャピタルが運営する不動産投資クラウドファンディングです。投資家から集めた資金を不動産投資で運用して、賃料や売却益を投資家へ分配します。
概要
BATSUNAGUの概要は以下のとおりです。
名称 | BATSUNAGU |
運営会社 | 株式会社リムズキャピタル |
不動産特定共同事業許可種別 | 小規模第1号事業及び小規模第2号事業 |
申込単位 | 1万円単位 |
申込上限額 | 100万円 |
優先劣後出資 | あり |
募集方式 | 先着順 |
公式サイト | batsunagu-fund.com |
Batsunagu | |
batsunagu | |
@batsunagu |
運営会社
不動産投資型クラウドファンディングBATSUNAGUの運営会社は、株式会社リムズキャピタルです。
社名 | 株式会社リムズキャピタル |
設立 | 2016年4月27日 |
代表取締役会長 | 磯部昌史 |
資本金 | 10,000万円 |
住所 | 東京都千代田区神田錦町2-7 南部ビル4階 |
宅地建物取引業 | 東京都知事許可(2)第101927号 |
小規模不動産特定共同事業者 | 金融庁長官・国土交通大臣(1)第6号 |
賃貸住宅管理業登録 | 国土交通大臣(01)第008962号 |
事業内容 | 事業への投資及びアレンジ業務 事業再生、地方再生業務 海外進出支援事業 宅地建物取引業 資産運用に関するコンサルティング業務 不動産特定共同事業 |
不動産特定共同事業
BATSUNAGUの運営会社である株式会社リムズキャピタルは、東京都知事から不動産特定共同事業の第1号および第2号の許可を受けています。
不動産特定共同事業法における「第1号事業者」とは、投資家から出資を募って不動産を取得・運用し、そこから得られた収益(賃料収入や売却益など)を投資家に分配する事業を行う者のことを指します。
不動産特定共同事業法における「第2号事業者」は、第1号事業者が行う不動産特定共同事業契約の締結を、投資家との間で代理または媒介する事業者です。簡単に言うと、第1号事業者に代わって、投資家を募集し、契約手続きの仲介を行う「仲介業者」のような役割を担います。
出典:国土交通省 不動産特定共同事業(FTK)法の概要
第1号および第2号事業者の場合、ファンドで運用する不動産は第1号事業者の所有となるため、倒産隔離されません。
デメリット
小規模不動産特定共同事業に基づく不動産投資型クラウドファンディングは、投資家から受けることができる出資の合計額が1億円以下という制限があります。複数ファンドによる運用合計額が1億円になると、それ以上募集できなくなります。そのため、募集金額が少なかったり、運用期間が短くなるといったデメリットがあります。
募集金額が少ない
運用期間が短い
募集頻度が少ない
中途解約できない
出金に手数料がかかる
出資できるのは100万円まで
小規模不動産特定共同事業に基づく不動産投資型クラウドファンディングは、投資家1人あたりの出資額が100万円以下に制限されています。このため、BATSUNAGUの一人当たり投資可能上限口数は100口(100万円)までに制限されています。
募集金額が少ない
小規模不動産特定共同事業に基づく不動産投資型クラウドファンディングは、投資家から受けることができる出資の合計額が1億円以下に制限されています。つまり、運用中ファンドの出資額を合計1億円以下に制限されます。ファンドの運用総額が1億円を超えないよう、募集金額が少なかったり、運用期間が短くなったり、募集頻度が少ないなどの影響が出ます。
募集頻度が少ない
不動産投資型クラウドファンディングBATSUNAGUは小規模不動産特定共同事業であるため、投資家から受けることができる出資の合計額が1億円を超えることができません。既にファンドで1億円の出資を受けて運用している間は、もうファンドを募集できません。そのため、ファンドへ投資する機会が少なくなります。おおよそ年に2回しか募集していません。
年 | 募集ファンド数 |
---|---|
2023年 | 2 |
2022年 | 2 |
2021年 | 2 |
中途解約できない
不動産投資型クラウドファンディング「BATSUNAGU」のファンドは、原則としてクーリングオフ期間を経過した場合の中途解約はできません。第三者への譲渡もできないので、流動性リスクの高い商品です。
出金に手数料がかかる
不動産投資型クラウドファンディング「BATSUNAGU」の口座から出金する場合、振込手数料は投資家の負担となります。出金申込をすると、出金希望額から振込手数料を差し引いた金額が振り込こまれます。振込手数料は出金先口座の金融機関により異なります。出金希望額より振込手数料の金額が大きい場合、出金処理が行われません。
ファンド
BATSUNAGUのファンドについて詳しくは、次のボタンをクリックして確認してください。
平均想定利回り
年利8.14%
平均運用期間
8.8か月
平均募集金額
約3709万円
平均劣後出資比率
優先劣後システムとは、一般投資家を「優先出資者」、株式会社リムズキャピタルを「劣後出資者」と定義し、元本の償還及び配当金の支払いを優先出資者に優先的に行うことで、優先出資者である一般投資家の元本及び配当金の安全性を高める仕組みのことを言います。
空室や修繕費の発生により家賃利益が減少した場合であっても、まずは劣後出資者の配当金から減らしていくため、一定割合の損失までは一般投資家への配当金に影響しません。また、物件売却時に売却価格が出資総額を下回った場合でも、発生した損失が劣後出資者である当社の出資範囲内であれば、一般投資家の出資元本に影響しない仕組みとなっています。
BATSUNAGUの平均劣後出資比率は13.1%です。
リスク
BATSUNAGUのファンドには以下に示すリスクがあります。
- 信用リスク
- 流動性リスク
信用リスク
株式会社リムズキャピタルの経営・財務状態が悪化した場合、利払い・償還金の支払いが滞ることがあります。匿名組合型の不動産投資クラウドファンディングの場合、投資家から集めた資金で不動産を購入しても、不動産の所有権は投資家にはありません。株式会社リムズキャピタルの債権者への弁済にファンドの不動産が充てられることがあります。
流動性リスク
BATSUNAGUのファンドは、投資家の都合等による匿名組合契約の途中解約できません。
税金
個人の場合、分配金は雑所得として総合課税の対象となり、分配金の20.42%の源泉税額が徴収された上で、顧客の投資口座に入金されます。
株式会社リムズキャピタル弊社は、あらかじめ分配金から所得税等(税率20.42%復興特別所得税を含む)を源泉徴収し、顧客が納付すべき所得税等の前払いとして、事業者が納税します。源泉徴収税とは、源泉徴収制度に基づき国に納付される税金のことをいいます。源泉徴収制度とは、①給与や利子・配当などの所得を支払う者が②その所得を支払う際に所定の方法により所得税額を計算し、③支払金額からその所得税額を差し引いて国に納付する制度です。
年末調整を受けた給与所得者の1年間の雑所得の合計金額が20万円を超えた場合には、確定申告を行う必要があります。なお、雑所得は他の所得と損益通算できない点にご注意ください。
確定申告のための書類として「年間取引報告書」は、マイページにログイン後『ドキュメント』ページでダウンロードすることができます。毎年1月1日から12月31日までの間に確定した分配金の合計額について顧客に報告するものであり、翌年の1月~2月上旬頃に発行されます。
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参考文献
株式会社リムズキャピタル (2023) 株式会社リムズキャピタル
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