フラット35とは、独立行政法人の住宅金融支援機構と提携した民間の金融機関が提供している長期固定金利型の住宅ローンです。
金利
フラット35の金利は固定金利で、取扱金融機関がそれぞれ独自に決定するので、一律ではありません。
団体信用保険が付いた35年ローンの金利と手数料を比較した表は次のとおりです。
金融機関 | 金利 | 手数料 |
---|---|---|
楽天銀行 | 1.340% | 借入額の1.080% |
住信SBIネット銀行 | 1.340% | 借入額の2.000% |
りそな銀行 | 1.340% | 借入額の1.836% |
みずほ銀行 | 1.340% | 借入額の1.836% |
三井住友信託銀行 | 1.780% | 借入額の0.927% |
三井住友銀行 | 2.070% | 32,400円 |
※2018年8月現在
楽天銀行
フラット35の取扱金融機関の中でも、楽天銀行は金利や手数料が安くておすすめです。
さらに、住宅ローンの返済口座を楽天銀行にすると、融資事務手数用が「借入金額の1.08%」になります。
融資金額
フラット35の融資金額は、購入金額または建設資金の100%、最高8,000万円までです。
ただし、融資割合が90%超になると金利が高くなります。
返済期間
フラット35の返済期間は最長35年です。
ただし、完済時の年齢が80歳以下という条件があります。
融資条件
フラット35の融資条件は次のとおりです。
- 本人が住むための住宅であること
- 申込日現在70歳未満であること
- 購入価格または建設資金が1億円以下であること
保証人と保証料
フラット35では保証人は不要で、保証料も無料です。
繰り上げ返済
フラット35の繰り上げ返済は窓口の場合は100万円以上、インターネットの場合は10万円以上からできます。
繰り上げ返済の手数料は無料です。
親子リレー返済
フラット35では、親の住宅ローンを子や孫が引き継いで返済できます。
子や孫の年齢などが要件を満たしていれば、申し込み本人の年齢が満70歳以上でも申し込み可能です。
メリット
フラット35には次のようなメリットがあります。
- 住宅ローン保証料が不要
住宅ローン保証料が不要
通常、住宅ローンを組むには住宅ローン保証料がかかります。
住宅ローン保証とは、契約者が住宅ローンの支払いができなくなった場合に、保証会社が契約者に代わって金融機関に残債務を支払う(代理弁済)保証です。
フラット35には住宅ローン保証料がかかりません。
デメリット
フラット35には次のようなデメリットがあります。
- フラット35適合証明書の検査費用がかかる
フラット35適合証明書の検査費用がかかる
フラット35適合証明書の検査とは、住宅金融支援機構の定める技術基準に対する適合検査で、検査機関または適合証明技術者により行われます。
費用は5万円から7万円程度です。
フラット35を利用する場合は、必ず必要となります。
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