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MYDC — お金のデザインの個人型確定拠出年金(iDeCo)

iDeCo

MYDCとは、ロボアドバイザーのTHEOを手掛ける株式会社お金のデザインが提供している個人型確定拠出年金(iDeCo)です。この記事では、MYDCの商品や手数料を紹介します。

お金のデザイン

株式会社お金のデザインは、スマホから始められるおまかせ資産運用ロボアドバイザーTHEOを手掛ける会社で、東海東京フィナンシャル・ホールディングスの関連会社です。

手数料

MYDCでは、以下に示す手数料がかかります。

MYDCの手数料
項目 加入者 運用指図者 受給者 徴収
加入時手数料 2,829円 初回
収納時手数料 105円 毎月
口座管理手数料 363円 363円 毎月
還付事務手数料 1,488円 還付の都度
移管時手数料 2,829円 初回
給付事務手数料 440円 給付の都度

このうち、口座管理手数料以外は、どの金融機関でも手数料は同じです。口座管理手数料のうち、66円は事務委託先金融機関(信託銀行)へ支払うもので、どの金融機関のiDeCoでも同額です。つまり、運営管理機関である株式会社お金のデザインが徴収する口座管理手数料は297円です。

口座管理手数料が高い

商品

MYDCのiDeCoでは、次の商品を取り扱っています。

  • THEOグロース・ファンド(世界の株式中心)
  • THEOインカム・ファンド(世界の債券中心)
  • THEOリアルアセット・ファンド(世界の実物資産中心)
  • イオン銀行DC定期預金(5年)
  • SBI新生銀行DC定期預金 (5年)

THEOグロース・ファンド(世界の株式中心)

THEOグロース・ファンド(世界の株式中心)は、世界の株式を中心に運用する投資信託です。

決算頻度 年1回
投資対象地域 グローバル(日本を含む)
投資形態 ファミリーファンド
為替ヘッジ なし
購入時手数料 なし
信託財産留保額 なし
信託報酬 年0.44%

THEOグロース・ファンドでは、直接世界の株式に投資するのではなく、米国の上場投資信託(ETF)を通じて投資しています。具体的には、次のETFです。

  • バンガード FTSE・ヨーロッパETF
  • バンガード 米国ミッドキャップ・バリューETF
  • バンガード 米国バリューETF
  • バンガード FTSE・パシフィックETF
  • iシェアーズ MSCIジャパンETF
  • ウィズダムツリー インド株収益ファンド
  • iシェアーズ MSCIパシフィック(除く日本)ETF
  • バンガード 米国ミッドキャップ・グロースETF
  • iシェアーズ MSCI メキシコ ETF

iDeCoは原則60歳以降まで年金資産を引き出せませんので、必然的に長期投資となります。株式は長期的に値上がりする傾向があるので、掛金の中心をTHEOグロース・ファンドに配分するのがよいでしょう。

THEOインカム・ファンド(世界の債券中心)

THEOインカム・ファンド(世界の債券中心)は、世界の債券を中心に運用する投資信託です。

決算頻度 年1回
投資対象地域 グローバル(日本を含む)
投資形態 ファミリーファンド
為替ヘッジ なし
購入時手数料 なし
信託財産留保額 なし
信託報酬 年0.44%

THEOインカム・ファンドでは、直接世界の債券に投資するのではなく、米国の上場投資信託(ETF)を通じて投資しています。具体的には、次のETFです。

  • iシェアーズ iBoxx 米ドル建て投資適格社債 ETF
  • iシェアーズ 米国 MBS ETF
  • iシェアーズ 米国国債 7-10年 ETF
  • iシェアーズ 米国国債 20年超 ETF
  • SPDR ブルームバーグ・バークレイズ・ハイ・イールド債券 ETF
  • バンガード 米国短期社債ETF
  • iシェアーズ J.P.モルガン・米ドル建てエマージング・マーケット債券 ETF
  • SPDR ブラックストーン/GSOシニアローンETF
  • iシェアーズ iBoxx 米ドル建てハイイールド社債 ETF

これらは国債だけでなく、投資適格債やハイ・イールド債、モーゲージに投資するETF群です。国債を中心とした一般的な債券ファンドより利回りが期待できますが、その分リスクも高くなっています。

THEOリアルアセット・ファンド(世界の実物資産中心)

THEOリアルアセット・ファンド(世界の実物資産中心)は、世界の実物資産を中心に運用する投資信託です。

決算頻度 年1回
投資対象地域 グローバル(日本を含む)
投資形態 ファミリーファンド
為替ヘッジ なし
購入時手数料 なし
信託財産留保額 なし
信託報酬 年0.44%

THEOリアルアセット・ファンドでは、直接世界の実物資産に投資するのではなく、米国の上場投資信託(ETF)を通じて投資しています。具体的には、次のETFです。

  • iシェアーズ 米国物価連動国債 ETF
  • iシェアーズ 米国不動産 ETF
  • インベスコ DB コモディティ・インデックス・トラッキング・ファンド
  • iシェアーズ ゴールド・トラスト
  • iシェアーズ グローバル・インフラ ETF
  • iシェアーズ シルバー・トラスト
  • iシェアーズ グローバル・ティンバー&フォレストリー ETF

これらは物価連動債や不動産、コモディティ、インフラ株、林業株などを対象とした、インフレに強いETF群です。

株式と異なり、実物資産(コモディティ)は長期的に値上がりする傾向はありません。インフレヘッジとして、掛金の一部に留めておいたほうがよいでしょう。

定期預金

イオン銀行とSBI新生銀行の5年物定期預金です。

定期預金は価格変動リスクはないものの金利が低いため、iDeCoの月額手数料を差し引くとマイナスになることがほとんどでしょう。

掛金の所得控除による節税だけがメリットとなります。

iDeCoとローンを組み合わせたMYDC Plus

MYDC PlusとはMYDC加入者と対象とた無担保ローンサービスで、損保ジャパン日本興亜とSOMPOクレジットが提供しています。

iDeCoに加入すると、原則60歳以降まで年金資産を引き出せません。結婚や教育、自動車購入、旅行など、まとまった資金ニーズのために手元資金を残しておくため、掛金を抑える必要があります。MYDC PlusによってiDeCoの掛金を増やすことができます。

なお、MYDC Plusは地方職員団体、企業・団体向けのサービスです。

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参考文献

株式会社お金のデザイン (2024) MYDC

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