2018年6月28日、クレディ・アグリコル・エス・エー(Credit Agricole S.A.)が社債を発行します。
概要
クレディ・アグリコル・エス・エーが発行する社債の概要は次のとおりです。
名称 | クレディ・アグリコル・エス・エー 第6回円貨社債(劣後特約付) |
期間 | 10年 |
利率 | 年率1.504%(税引前) |
募集期間 | 2018年6月28日~7月11日 |
発行価格 | 額面100円につき100円 |
申込単位 | 200万円以上200万円単位 |
償還日 | 2028年7月12日 |
格付 | BBB(S&P)、A(Fitch) |
発行体
「クレディ・アグリコル・エス・エー 第6回円貨社債(劣後特約付)」の発行体(債券の発行元)はクレディ・アグリコル・エス・エーです。
クレディ・アグリコル・エス・エーはフランスの銀行で、個人向け(リテール)部門ではフランス最大のメガバンクです。保険業務にも力を入れており、日本ではクレディ・アグリコル生命を展開しています。
利率
「クレディ・アグリコル・エス・エー 第6回円貨社債(劣後特約付)」の利率は年1.504%(税引前)です。
劣後特約
「劣後特約」とは、元本と利息の支払いの優先順位が普通社債より低い債券に付けられる特約のことです。この特約が付いた債券を「劣後債」と言います。
劣後債は発行体が破綻した場合の弁済順位が普通社債に比べ劣りますが、一般的に普通社債より利回りが高くなります。
発行体が破綻した場合、普通社債でも投資したお金が返ってくる保障はありませんが、劣後債は普通社債よりお金が返ってくる可能性が低くなります。
格付
S&Pによる「クレディ・アグリコル・エス・エー 第6回円貨社債(劣後特約付)」の格付は「BBB」(予定)です。
また、Fitchによる「クレディ・アグリコル・エス・エー 第6回円貨社債(劣後特約付)」の格付は「A」(予定)です。
日本では金融商品取引法により信用格付業者の登録性が導入されています。S&PやFitchは日本の信用格付け業者として登録していないので、これらの格付は「無登録格付」になります。
無登録とはいえ、S&Pは信用格付業者の本家本元であり、日本の信用格付会社より信用できないというわけではありません。
販売会社
「クレディ・アグリコル・エス・エー 第6回円貨社債(劣後特約付)」は、次の証券会社で販売しています。
- SMBC日興証券
クレディ・アグリコル・グループの法人営業・投資銀行部門であるクレディ・アグリコル・コーポレート・アンド・インベストメント・バンクが発行する個人向け社債については、次の記事をご覧ください。
個人向け社債の購入方法について、詳しくは次の記事をご覧ください。
銀行が発行する個人向け社債については、次の記事もご覧ください。
画像提供:CA SAfr / CC BY-SA (https://creativecommons.org/licenses/by-sa/4.0)
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