オリックス銀行の「eダイレクト金銭信託(予定配当率型)Zホールディングス株式会社第4号」が2021年1月8日から販売されます。予定配当率は年0.31%で、信託期間は6か月です。
概要
オリックス銀行「eダイレクト金銭信託(予定配当率型)Zホールディングス株式会社第5号」の概要は次のとおりです。
名称 | eダイレクト金銭信託(予定配当率型) Zホールディングス株式会社第5号 |
予定配当率 | 年0.31%(税引前) |
信託期間 | 6か月 |
利払日 | 2021年8月10日 |
償還日 | 2021年8月10日 |
申込単位 | 100万円単位 |
募集期間 | 2021年1月8日 ~ 2021年2月3日 |
オリックス銀行は過去にも次の「eダイレクト金銭信託(予定配当率型)Zホールディングス株式会社」を販売しています。
回号 | 販売開始日 | 予定配当率 | 信託期間 |
---|---|---|---|
第4回 | 2020年12月1日 | 年0.31% | 6か月 |
第3回 | 2020年9月25日 | 年0.31% | 6か月 |
第2回 | 2020年7月2日 | 年0.31% | 6か月 |
第1回 | 2020年2月28日 | 年0.31% | 6か月 |
前回のeダイレクト金銭信託と比べて、予定配当率と信託期間に変化はありません。
信託期間
「eダイレクト金銭信託(予定配当率型)Zホールディングス株式会社第5号」の信託期間は、2021年2月10日(信託契約日)から2021年8月10日(信託終了日)までの6か月間です。
予定配当率
「eダイレクト金銭信託(予定配当率型)Zホールディングス株式会社第5号」の予定配当率は、年率0.31%(税引後0.247%)です。
予定配当率はあくまでも予定であり、利率は保障されていません。とはいえ、これまでのeダイレクト金銭信託の実績は、予定配当率どおりの利率となっています。
2020年12月に「eダイレクト金銭信託(予定配当率型)ソフトバンクグループ株式会社第35号」が販売されました。その予定配当率と比べると、今回は低くなっています。
eダイレクト金銭信託(予定配当率型) | 予定配当率 |
---|---|
Zホールディングス株式会社第4号 | 0.31% |
ソフトバンクグループ株式会社第31号 | 0.48% |
格付
「eダイレクト金銭信託(予定配当率型)Zホールディングス株式会社第5号」は、株式会社日本格付研究所(JCR)から「J-1+」の短期格付を取得しています。
短期個別債務格付とは、期限1年以内の債務が履行される確実性を比較できるように等級をもって示すものです。
JCRでは短期個別債務格付を次のように分類しています。
格付 | 説明 |
---|---|
J-1+ | 「J-1」の中でも特に短期債務履行の確実性が高い。 |
J-1 | 短期債務履行の確実性が最も高い。 |
J-2 | 短期債務履行の確実性は高いが、「J-1」より若干劣る。 |
J-3 | 短期債務履行の確実性は認められるが、環境の悪化による影響を被りやすい。 |
NJ | 上位等級より、短期債務履行の確実性が劣る。 |
D | 債務不履行に陥っているとJCRが判断している。 |
原則的に短期格付は長期格付より高くなります。1年以内の短期間であれば、不確実性が低いからです。
金銭信託とは
「eダイレクト金銭信託」とは、顧客から預かった信託金をオリックス銀行が選んだ上場企業1社への貸付金で運用する金融商品です。オリックス銀行は貸付先から貸付金の返済を受けて、顧客に元本と収益を還元します。
「eダイレクト金銭信託(予定配当率型)Zホールディングス株式会社第3号」の場合、貸付先はZホールディングス株式会社です。貸付けは無担保で行われます。
eダイレクト金銭信託にはZホールディングスのほかに、次の商品があります。
Zホールディングス株式会社とは
Zホールディングス株式会社はソフトバンクグループ傘下の持株会社です。
ソフトバンクグループの持株会社であるソフトバンクグループ株式会社の子会社ではなく、玄孫会社となります。玄孫(やしゃご)とは、孫の孫のことです。
携帯電話事業で有名なソフトバンク株式会社の孫会社にあたります。
関係 | 会社 | 上場市場 | コード |
---|---|---|---|
親 | ソフトバンクグループ株式会社 | 東証1部 | 9984 |
子 | ソフトバンクグループジャパン株式会社 | 非上場 | – |
孫 | ソフトバンク株式会社 | 東証1部 | 9934 |
ひ孫 | 汐留Zホールディングス株式会社 | 非上場 | – |
玄孫 | Zホールディングス株式会社 | 東証1部 | 4689 |
Zホールディングス株式会社の傘下には、次のグループ企業があります。
業種 | 会社 |
---|---|
金融 | アストマックス投信投資顧問株式会社 |
株式会社ジャパンネット銀行 | |
Zフィナンシャル株式会社 | |
PayPay株式会社 | |
ワイジェイFX株式会社 | |
ワイジェイカード株式会社 | |
YJキャピタル株式会社 | |
メディア | ヤフー株式会社 |
株式会社GYAO | |
BuzzFeed Japan株式会社 | |
スポーツナビ株式会社 | |
通販 | アスクル株式会社 |
電子書籍 | 株式会社イーブックイニシアティブジャパン |
旅行 | 株式会社一休 |
雑誌 | 株式会社カービュー |
ASP | バリューコマース株式会社 |
2019年11月にZホールディングス株式会社とLINE株式会社が経営統合することが発表されました。
Zホールディングス株式会社は格付投資情報センター(R&I)から「A+」の発行体格付を付されています。また、日本格付研究所(JCR)から「AA-」の長期格付を付されています。
発行体 | 格付 | |
---|---|---|
R&I | JCR | |
Zホールディングス株式会社 | A+ | AA- |
ソフトバンク株式会社 | A+ | AA- |
ソフトバンクグループ株式会社 | なし | A- |
ソフトバンクグループの頂点に立つソフトバンクグループ株式会社より、Zホールディングス株式会社の方が高い発行体格付を得ています。
これは、ソフトバンクグループ株式会社が多額の負債を抱えているためです。
格付について詳しくは、次の記事をご覧ください。
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