eダイレクト金銭信託(予定配当率型)ソフトバンクグループ株式会社第50号

eダイレクト金銭信託(予定配当率型)ソフトバンクグループ株式会社

オリックス銀行の「eダイレクト金銭信託(予定配当率型)ソフトバンクグループ株式会社第50号」が2023年3月2日から販売されます。予定配当率は年0.48%で、信託期間は1年です。

概要

オリックス銀行「eダイレクト金銭信託(予定配当率型)ソフトバンクグループ株式会社第50号」の概要は次のとおりです。

概要
名称eダイレクト金銭信託(予定配当率型)ソフトバンクグループ株式会社第50号
信託期間1年
予定配当率年0.48%(税引前)
利払日2024年4月5日(年1回)
償還日2024年4月5日
申込単位100万円単位
格付J-1 (JCR)
募集期間2023年3月2日~2023年3月22日

信託期間

「eダイレクト金銭信託(予定配当率型)ソフトバンクグループ株式会社第50号」の信託期間は、2023年3月31日(信託契約日)から2024年3月29日(信託終了日)までの1年間です。

格付

「eダイレクト金銭信託(予定配当率型)ソフトバンクグループ株式会社第50号」は、株式会社日本格付研究所(JCR)から「J-1」の短期格付を取得しています。なお、格付は将来的に変更されることがあります。

スケジュール

スケジュール
  • 2023.3.2
    募集開始
  • 2023.3.22
    募集終了
  • 2023.3.31
    信託開始
  • 2024.3.29
    信託終了
  • 2024.4.5
    利払い・償還

実績

オリックス銀行は過去にも次の「eダイレクト金銭信託(予定配当型)ソフトバンクグループ株式会社」を募集しています。

eダイレクト金銭信託(予定配当型)ソフトバンクグループ株式会社
回号予定配当率(税引前)信託期間
第50号0.48%1年
第49号0.48%1年
第48号0.48%1年
第47号0.48%1年
第46号0.48%1年
第45号0.48%1年
第44号0.48%1年
第43号0.48%1年
第42号0.48%1年
第41号0.48%1年
第40号0.48%1年
第39号0.48%1年
第38号0.48%1年
第37号0.48%1年
第36号0.48%1年
第35号0.48%1年
第34号0.48%1年
第33号0.48%1年
第32号0.48%1年
第31号0.48%1年
第30号0.48%1年
第29号0.48%1年
第28号0.48%1年
第27号0.48%1年
第26号0.48%1年
第25号0.48%1年
第24号0.48%1年
第23号0.48%1年
第22号0.48%1年
第21号0.48%1年

金銭信託とは

eダイレクト金銭信託(予定配当率型)ソフトバンクグループ株式会社の仕組み

「eダイレクト金銭信託」とは、顧客から預かった信託金をオリックス銀行が選んだ上場企業1社への貸付金で運用する金融商品です。オリックス銀行は貸付先から貸付金の返済を受けて、顧客に元本と収益を還元します。

「eダイレクト金銭信託(予定配当率型)ソフトバンクグループ株式会社第50号」の場合、貸付先はソフトバンクグループ株式会社です。

「eダイレクト金銭信託(予定配当率型)ソフトバンクグループ株式会社第50号」の償還日は2024年1月10日です。償還日を迎えると、元本と収益期間が支払われます。

金銭信託と投資信託の違い

金銭信託と投資信託には、次のような違いがあります。

金銭信託と投資信託の違い
金銭信託投資信託
信用リスクあり(リスク分散されていない)あり(リスク分散されている)
価格変動リスクなしあり
満期ありなし
中途売却不可
利回りほぼ予定利率のとおり無しまたはそのときどきで変動する

金銭信託は価格変動リスクがないため、信用リスクが顕在化しない限り元本はそのまま返ってきます。利回りは保証されていないものの、ほぼ予定利率のとおり支払われます。ただし、特定の企業に信用リスクが集中しています。

「eダイレクト金銭信託(予定配当率型)ソフトバンクグループ株式会社第50号」の予定配当率は年率0.48%(税引前)です。

予定配当率はあくまでも予定であり、利率は保障されていません。とはいえ、これまでのeダイレクト金銭信託の実績は、予定配当率どおりの利率となっています。

信託報酬

eダイレクト金銭信託は信託元本に対して0.01%~3.00%の信託報酬がかかります。ただし、元本は額面どおり返ってきますし、予定配当率から引かれるわけでもありません。信託報酬を差し引いた結果が予定配当率となっています。

リスク

オリックス銀行のeダイレクト金銭信託は投資信託などと同様に元本保証ではないので、元本割れのリスクがあります。また、預金保険制度の対象ではありません。

「eダイレクト金銭信託(予定配当率型)ソフトバンクグループ株式会社第50号」の場合、ソフトバンクグループ株式会社が貸付金を返済できなかった場合に元本割れとなります。

eダイレクト金銭信託にはソフトバンクグループ株式会社およびオリックス銀行株式会社の信用リスクがあります。

税金

オリックス銀行eダイレクト金銭信託の配当は、20.315%が源泉分離課税されます。源泉徴収されるので、確定申告をする義務はありません。

配当に対する税金
税金税率分類
所得税15%国税
復興特別所得税0.315%(所得税額の2.1%)国税
住民税5%地方税

評判

利回りが高いことで評判の「eダイレクト金銭信託(予定配当率型)ソフトバンクグループ株式会社」ですが、次のような評判もあります。

eダイレクト金銭信託は信託期間が終了してから元本と金利が支払われるまでに1週間のタイムラグがあります。

貸付先

「eダイレクト金銭信託(予定配当率型)ソフトバンクグループ株式会社第50号」の貸付先は、ソフトバンクグループ株式会社です。ソフトバンクグループ株式会社は、ソフトバンクグループ企業を傘下に置く持株会社です。

企業概要
社名ソフトバンクグループ株式会社
設立日1981年9月3日
本社所在地東京都港区東新橋1-9-1
資本金2,387億7,200万円(2022年3月末現在)
子会社数1,316社(2022年3月末現在)
関連会社数565社(2022年3月末現在)
共同支配企業37社(2022年3月末現在)
事業内容純粋持株会社
格付BB+(S&P)、A-(JCR)

ソフトバンクグループには、次のグループ企業があります。

  • ソフトバンク
  • ITmedia
  • スプリント(米国)
  • YAHOO
  • バリューコマース
  • アスクル
  • イーブックイニシアティブジャパン
  • PayPay銀行
  • Arm
  • ソフトバンク・ビジョン・ファンド
  • 福岡ソフトバンクホークス
  • SBエナジー
  • Vector
  • アリババ・グループ

ソフトバンクグループ株式会社の2021年3月期決済短信を見ると、前年と比べて売上高は大きく変わらないものの、利益は大幅増となっています。

業績(百万円)
業績2021年3月期2022年3月期
売上高5,628,1676,332,534
税引前利益5,670,456△809,562
当期利益4,987,962△1,078,029

格付機関はソフトバンクグループ株式会社を次のように格付けしています。

ソフトバンクグループ株式会社の格付
格付機関格付
S&PBB+
JCRA-

一般的に格付「BBB」以上が投資適格とされています。つまり、スタンダード&プアーズ(S&P)はソフトバンクグループ株式会社を投資不適格と格付けしています。

ソフトバンクグループ株式会社の経営状態は、そのときどきで変化します。

本来はリスクに応じて配当率も変わるべきなのですが、これまでの「eダイレクト金銭信託(予定配当型)ソフトバンクグループ株式会社」の予定配当率は年0.48%(税引前)で一定していて変わりません。

配当率が変わらないのであれば、経営状態が安定しているときは得、経営状態が不安定なときは損ということになります。

オリックス銀行

オリックス銀行とは、オリックス傘下の信託銀行です。

オリックス銀行のeダイレクト預金口座には店舗やATMがありません。eダイレクト預金口座の入出金はすべて振込で行います。出金の振込手数料は月2回までは無料で、3回目以降は1回あたり432円がかかります。

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参考文献

オリックス銀行株式会社 (2023) eダイレクト金銭信託(予定配当率型)ソフトバンクグループ株式会社第50号
ソフトバンクグループ株式会社 (2022) 格付情報
ソフトバンクグループ株式会社 (2022) 業績ハイライト

 

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