PR

純金積立はどこがいい? 手数料の比較ランキング 2024年版

gold

純金積立とは、定期的に一定金額の金を購入して積み立てる資産運用です。この記事では、各社の手数料を比較ランキング形式でご紹介します。これを見れば、どこがいいか、すぐにわかります。

純金積立とは

純金積立とは、定期的に一定金額の金を購入して積み立てる資産運用です。金だけでなく、プラチナや銀も積み立てることができます。

純金積立の手数料

純金積立には2つの手数料がかかります。

  • 買付手数料
  • スプレッド

スプレッドとは購入価格と売却価格の差額のことです。

金の価格は販売価格と買取価格が異なります。

販売価格が5,000円で買取価格が5,078円の場合、金を購入してすぐに売ると78円の損失になります。この価格差は、販売会社の利益になります。つまり、購入者にとっては手数料となります。

純金積立の比較ランキング

ここでは純金積立の取扱会社を、さまざまな観点から比較してみます。

積立単位の比較

純金積立には、毎月一定の金額を積み立てる「定額積立」と、毎月一定の量(重さ)を積み立てる「定量積立」という2種類の積立方法があります。

月々どのくらいを積み立てられるのかは、取扱会社によって異なります。

純金積立の取扱会社ごとの積立単位を比較した結果は、次のとおりです。

積立単位の比較
取扱会社 定額積立 定量積立
金・プラチナ
楽天証券 1千円以上
1千円単位
1グラム以上
1グラム単位
10グラム以上
10グラム単位
SBI証券
マネックス証券
田中貴金属 3千円以上
1千円単位
取扱いなし
三菱マテリアル

純金積立の買付手数料比較

純金積立の取扱会社ごとの買付手数料を比較した結果は、次のとおりです。

純金積立の買付手数料
取扱会社 手数料
SBI証券 1.65%
マネックス証券 1.65%
楽天証券 1.65%
田中貴金属 3千円以上3万円未満 2.5%
3万円以上5万円未満 2.0%
5万円以上 1.5%
三菱マテリアル 3千円以上1万円未満 3.1%
1万円以上 2.6%

三菱マテリアルで純金積立を行うには、会員制サービス「マイ・ゴールドパートナー」に加入する必要があります。マイ・ゴールドパートナーには年会費880円がかかります。

純金積立のスプレッド比較

純金積立の取扱会社ごとのスプレッドを比較した結果は、次のとおりです。

純金積立スプレッド比較
取扱会社 プラチナ
三菱マテリアル 87円 131円 4.83円
楽天証券 78円 125円 3.90円
SBI証券 80円 120円 5.00円
田中貴金属 100円 109円 4.07円
マネックス証券 111円 178円 4.00円

※2021年3月29日の実績値

引出手数料の比較

取扱会社によっては、積み立てた純金を現物で引き出すことができます。

純金を現物で引き出す際の手数料を比較した結果は、次のとおりです。

引出し手数料の比較
取扱会社 引出手数料 送料
楽天証券 100g:5,500円
500g:22,000円
1kg:27,500円
2,200円
SBI証券 実費請求 実費請求
マネックス証券 100g:6,600円
1kg:27,500円
2,200円
田中貴金属 2,200円/回 なし
三菱マテリアル 5g:4,400円
10g:3,300円
20g:3,300円
100g:8,250円
500g以上:無料
1,650円

SBI証券で純金の現物を引き出すと、米ドル建ての配送料と保険料が実費で請求されます。海外(ニューヨーク)から発送されるので、かなりの高額になります。

三菱マテリアルなら500gまたは1kg単位の引出しは手数料無料です。

証券会社は手数料が高いので、金を現物で引き出すことは割に合いません。

取扱会社

以下に示す会社で純金積立を取り扱っています。

  • SBI証券
  • 田中貴金属
  • マネックス証券
  • 三菱マテリアル
  • 楽天証券

SBI証券

SBI証券の純金積立は買付手数料が安いのがメリットです。ただし、引出手数料が高いので、金を現物で持ちたい人には向いていません。

買付手数料が安い
引出手数料が高い

田中貴金属

田中貴金属の純金積立は引出手数料が安いので、金を現物で持ちたい人におすすめです。

引出手数料が安い

マネックス証券

マネックス証券の純金積立は買付手数料が安いのがメリットです。ただし、売買スプレッドが広いので、売買を繰り返して差益を稼ごうとする人には向いていません。

買付手数料が安い
売買スプレッドが広い

三菱マテリアル

三菱マテリアルの純金積立は、買付手数料が高いうえに、年会費がかかるのがデメリットです。ただし、500gや1kgの引出手数料が無料なのがメリットです。資産形成の一環ではなく、趣味としてゴールドバーが欲しい人には向いているかもしれません。

買付手数料が高い
年会費がかかる

楽天証券

楽天証券で純金積立を行うと、手数料の1%が楽天ポイントで還元されます。超割コースの大口優遇を達成すると、ポイント還元率が2%にアップされます。楽天ポイントで還元を受けるためには、国内株式手数料コースを超割コースに設定する必要があります。ただし、株式の取引をする必要はありません。

楽天証券の「金・プラチナ取引」サービスで定額積立サービスを利用する場合、引落方法を以下に示す3つの中から選ぶことができます。

  • 楽天証券の証券総合口座からの引き落とし
  • 楽天銀行との口座連携サービス「マネーブリッジ」を利用した楽天銀行口座からの自動引き落とし(スイープ機能)
  • 楽天カードのクレジット決済

「楽天カード」クレジット決済での同商品の積立上限金額は、金、プラチナ、銀それぞれ月額10万円の合計30万円で、積立額の0.5%の「楽天ポイント」が貯まります。

買付手数料が安い
売買スプレッドが狭い
楽天ポイントが貯まる
クレジットカード決済ができる

純金積立は儲かる?

長期的に上昇傾向がみられる米国株式等と異なり、金価格には長期的な上昇傾向がみられません。

純金積立は儲かるというより、インフレヘッジの手段として資産運用の一部に組み入れるのがよいでしょう。

純金積立の税金

純金積立の場合、保有期間によって課税対象となる譲渡所得の計算方法が異なります。

保有期間が5年以内の短期譲渡の場合、次の計算式で課税所得額を求めます。

課税所得額 = 譲渡価額 -(取得費 + 譲渡費用)- 特別控除

保有期間が5年以上の長期譲渡の場合、次の計算式で課税所得額を求めます。

課税所得額 = (譲渡価額 -(取得費 + 譲渡費用)- 特別控除)÷ 2

特別控除は50万円です。

純金積立のデメリット

金上場投資信託(金ETF)に投資して得た利益は、株式や投資信託と同様に、分離課税の譲渡所得となります。税率は20.315%です。一方、金の現物取引は総合課税になるため、税率が累進課税になります。

金の税金
ETF 現物
所得 譲渡所得 譲渡所得
課税 分離課税 総合課税

保有期間によって短期譲渡所得と長期譲渡所得に別れ、それぞれ所得金額が異なります。

譲渡所得
短期譲渡所得 長期譲渡所得
保有期間 5年以内 5年超
所得金額 売却益-購入額-50万円 (売却益-購入額-50万円)÷2

保有期間が5年超の方が所得金額が少なくなるので、税金が安くなります。

関連記事

金上場投資信託(金ETF) — 信託報酬の比較、おすすめ銘柄
金ETFとは、純金価格に連動する上場投資信託(ETF)です。金はインフレに強く、インフレヘッジとして最適な商品です。この記事では、金ETFの各銘柄を比較して、おすすめのETFを紹介しています。

参考文献

田中貴金属工業株式会社 (2024) 積立購入
三菱マテリアル株式会社 (2024) 積立購入

楽天証券

コメント

  1. 磯恵美子 より:

    初心者です、売り買いしないで、金積み立てがしたいのですが、何処が良いのか悩んで居ます。向いている会社有りますか、アドバイス宜しくお願いいたします。

    • 磯恵美子 より:

      売り買いしないで、金積み立て希望しています。何処の会社が向いているのか、迷っています。向いている会社は、何処が良いですか?
      宜しくお願いいたします。

  2. Tsukamoto Hiroyuki Tsukamoto Hiroyuki より:

    あまり売買を繰り返さないのであれば、買付手数料が安いSBI証券や楽天証券が良いのではないでしょうか。