東海東京フィナンシャル・ホールディングス株式会社が個人向け社債「東海東京フィナンシャル・ホールディングス2022年1月20日満期 円建社債」を2020年12月22日に発行します。
この記事では、本社債の特徴や買い方を紹介します。
概要
東海東京フィナンシャル・ホールディングス社債の概要は、次のとおりです。
項目 | 内容 |
---|---|
名称 | 東海東京フィナンシャル・ホールディングス2022年1月20日満期 円建社債 |
発行体 | 東海東京フィナンシャル・ホールディングス株式会社 |
期間 | 1年 |
利率 | 年0.27%(税引前) |
発行日 | 2021年1月27日 |
償還日 | 2022年12月20日(ロンドン時間) |
利払日 | 1月20と7月20日(年2回) |
発行価格 | 額面100円につき100円 |
申込単位 | 100万円以上10万円単位 |
格付 | BBB+(JCR) |
募集期間 | 2021年1月8日~2021年1月27日 |
発行額 | 13億990万円 |
ユーロ円債
「東海東京フィナンシャル・ホールディングス2022年1月20日満期 円建社債」は、ユーロ円債です。
ユーロ円債とは外国債券の一種で、日本国外において円建てで発行される外国債券の総称です。
通貨が自国市場以外で取引される場合に、その取引市場を「ユーロ市場」と呼ぶことに由来しています。EUの統一通貨「ユーロ」とは関係ありません。
名称 | 市場 | 発行体 | 通貨 |
---|---|---|---|
ユーロ円債 | ユーロ | 日本政府、日本企業 | 円建 |
サムライ債 | 日本 | 外国政府、外国企業、国際機関 | 円建 |
ショーグン債 | 日本 | 外国政府、外国企業、国際機関 | 外貨建 |
ヤンキー債 | 米国 | 米国以外の政府や企業 | 米ドル建 |
パンダ債 | 中国 | 中国以外の政府や企業、国際機関 | 外貨建 |
ユーロ円債は外国債券ですが、円建てで発行されるので、為替変動リスクはありません。
ほかにユーロ円債として発行されているものには、SBI債やマネックス債などがあります。
格付
「東海東京フィナンシャル・ホールディングス2022年1月20日満期 円建社債」は東海東京フィナンシャル・ホールディングス株式会社のユーロ・ミディアム・ターム・ノート・プログラムに基づいて発行されます。
「東海東京フィナンシャル・ホールディングス2022年1月20日満期 円建社債」自体は信用格付を取得していませんが、東海東京フィナンシャル・ホールディングス株式会社のユーロ・ミディアム・ターム・ノート・プログラムは、格付機関の日本格付研究所(JCR)から「BBB+」のMTNプログラム格付を取得しています。
プログラム名 | Euro Medium Term Note Program |
発行限度額 | 1,000億円相当額 |
プログラム設定日 | 2010年4月30日 |
ステイタス | 無担保・非劣後の債務で、他の無担保・非劣後債務と同順位 |
信用補完等 | なし |
特約条項 | ネガティブ・プレッジ条項、クロス・デフォルト条項 |
格付 | BBB+ |
JCRによる格付事由は次のとおりです。
東海東京フィナンシャル・ホールディングスは、対面営業を中心とするリテール業務に強みを持つ準大手証券グループの持株会社。中核企業である東海東京証券は、愛知県をはじめとする中部地方に確固たるリテール営業基盤を有する。
預かり資産残高や口座数といった営業基盤は、リテール業務において一定の水準を確立している。また、リスク量対比で十分な資本水準を維持している。これらの要素が格付を下支えしている。しかし、収益の柱である個人顧客からの商品売買にかかる収入が減少するなか、固定費の高止まりを背景に損益分岐点が高水準にあり、利益が低迷している。収益源の多様化に向けた取り組みを進めているものの、収益構造の大幅な転換には時間を要する可能性がある。このため、格付の見通しを「ネガティブ」に変更した。固定費削減や収益源の多様化などの取り組みの成果を早期に実現し、収益力を回復できるかがポイントである。なお、持株会社に内在する構造劣後性については、東海東京証券との一体性、ダブルレバレッジの水準などを考慮し、ノッチ差として反映させる必要はないと判断している。
出典:日本格付研究所(2020)「News Release」
MTNプログラム格付とは、MTNに基づいて発行される債券に対する格付です。
東海東京フィナンシャル・ホールディングスの格付について詳しくは、公式サイトをご覧ください。
公式 債券・格付情報 | 株式・債券情報 | 東海東京フィナンシャル・ホールディングス株式会社
格付の意味や見方について詳しくは、次の記事をご覧ください。

社債を買うと東海東京ポイントサービスが貯まる
東海東京ポイントサービスとは、東海東京証券の取引に応じてポイントが貯まるポイントプログラムです。
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東海東京フィナンシャル・ホールディングス株式会社とは
「東海東京フィナンシャル・ホールディングス2022年1月20日満期 円建社債」の発行体(債券の発行元)は東海東京フィナンシャル・ホールディングス株式会社です。
東海東京フィナンシャル・ホールディングス株式会社は東海東京証券を中心とする東海東京フィナンシャル・グループの持ち株会社で、東証1部に上場しています。
会社名 | 東海東京フィナンシャル・ホールディングス株式会社 |
証券コード | 8616 |
上場市場 | 東京証券取引所 第1部 名古屋証券取引所 第1部 |
所在地 | 東京都中央区日本橋2-5-1 |
設立 | 1929年6月19日 |
資本金 | 360億円 |
決算期 | 3月31日 |
東海東京フィナンシャル・ホールディングス株式会社には、次の子会社があります。
- 東海東京証券
- 高木証券
- 東海東京アセットマネジメント
- 東海東京インベストメント
東海東京フィナンシャル・グループには、次の関連会社があります。
- ワイエム証券
- 浜銀TT証券
- 西日本シティTT証券
- 池田泉州TT証券
- ほくほくTT証券
- エース証券
- お金のデザイン
ロボアドバイザーのTHEOを提供している株式会社お金のデザインも東海東京フィナンシャル・グループの一員です。
過去の社債発行実績
東海東京フィナンシャル・ホールディングスは、過去にも次の社債を発行しています。
発行日 | 利率 | 期間 |
---|---|---|
2020年12月22日 | 0.27% | 1年 |
2020年11月30日 | 0.27% | 1年 |
2020年10月29日 | 0.27% | 1年 |
2020年9月30日 | 0.27% | 1年 |
2020年8月31日 | 0.27% | 1年 |
2020年6月24日 | 0.27% | 1年 |
2020年4月28日 | 0.27% | 1年 |
2020年2月28日 | 0.27% | 1年 |
2020年1月30日 | 0.27% | 1年 |
2019年12月23日 | 0.27% | 1年 |
2019年11月28日 | 0.27% | 1年 |
2019年10月29日 | 0.27% | 1年 |
2019年9月30日 | 0.27% | 1年 |
2019年8月30日 | 0.27% | 1年 |
2019年7月24日 | 0.27% | 1年 |
2019年6月25日 | 0.27% | 1年 |
2019年5月31日 | 0.27% | 1年 |
販売会社
「東海東京フィナンシャル・ホールディングス2022年1月20日満期 円建社債」は、次の証券会社で販売しています。
- 東海東京証券
「東海東京フィナンシャル・ホールディングス2022年1月20日満期 円建社債」は、オンライントレードでも受付けしています。ただし、窓口(対面)販売とは受付期間が異なります。
個人向け社債の購入方法について、詳しくは次の記事をご覧ください。

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