景気動向指数とは

景気動向指数

景気動向指数とは、生産や雇用など景気に敏感な経済指標を統合したもので、内閣府が毎月発表しています。

景気動向指数とは

景気動向指数とは、生産や雇用など景気に敏感な経済指標を統合したものです。内閣府が毎月発表しています。

景気動向指数にはコンポジット・インデックス(CI)とディフュージョン・インデックス(DI)の2種類があります。CIは景気変動の大きさやテンポ(量感)、DIは景気の各経済部門への波及の度合い(波及度)を測定しています。

コンポジット・インデックスは、採用系列の各月の値を前月と比べた変化の方向を合成して作成した指数であり、景気拡張の動きの各経済部門への波及度合いの測定を主な目的としています。

先行系列

先行系列とは、景気動向に先行して動く経済指標のことです。

景気動向指数の遅行系列には、次に示す11指標が採用されています。

  • 最終需要財在庫率指数(逆サイクル)
  • 鉱工業用生産財在庫率指数(逆サイクル)
  • 新規求人数(除学卒)
  • 実質機械受注(製造業)
  • 新設住宅着工床面積
  • 消費者態度指数
  • 日経商品指数(42種総合)
  • マネーストック(M2)(前年同月比)
  • 東証株価指数
  • 投資環境指数(製造業)
  • 中小企業売上げ見通しDI

消費者態度指数

消費者態度指数とは、現在の景気動向に対する消費者の意識を調査して数値化した指標です。

マネーストック

マネーストックとは、通貨保有主体が保有する現金通貨や預金通貨などの通貨量の残高です。通貨保有主体とは、一般法人、個人、地方公共団体、地方公営企業を指します。中央政府、日本銀行、預金取扱機関、保険会社、銀行および保険会社の持株会社、政府系金融機関、証券会社、短資会社は通貨保有主体に含まれません。

対象とする通貨および通貨発行主体の範囲に応じて、M1、M2、M3、広義流動性の4つの指標を日本銀行が毎月作成・公表しています。

M2指標の定義は次のとおりです。

M2 = 現金通貨 + 預金通貨 + CD

マネーストック統計

出典: 日本銀行調査統計局 (2021) マネーストック統計の解説

東証株価指数

東証株価指数(TOPIX)とは、東京証券取引所市場第一部に上場している内国普通株式の全銘柄を対象とした株価指標です。

東証株価指数について詳しくは、次の記事をご覧ください。

TOPIX(東証株価指数)とは
TOPIXとは TOPIXとはTokyo Stock Price Indexの略称で、東証株価指数ともいいます。東京証券取引所(東証)第1部に上場している普通株式全銘柄を対象とした株価指数であり、1968年1月4日の時価総額を100として...

一致系列

一致系列とは、景気動向にほぼ一致して動く経済指標のことです。

景気動向指数の遅行系列には、次に示す10指標が採用されています。

  • 生産指数(鉱工業)
  • 鉱工業用生産財出荷指数
  • 耐久消費財出荷指数
  • 労働投入量指数(調査産業計)
  • 投資財出荷指数(除輸送機械)
  • 商業販売額(小売業、前年同月比)
  • 商業販売額(卸売業、前年同月比)
  • 営業利益(全産業)
  • 有効求人倍率(除学卒)
  • 輸出数量指数

景気転換点の判定には、一致指数を構成する個別指標ごとに統計的手法を用いて山と谷を設定し、谷から山に向かう局面にある指標の割合を算出したヒストリカル・ディフュージョン・インデックス(DI)が用いられています。

有効求人倍率(除学卒)

有効求人倍率(除学卒)とは、月間有効求人数を月間有効求職数で除して求められる指標です。

遅行系列

遅行系列とは、景気動向に遅れて動く経済指標のことです。

景気動向指数の遅行系列には、次に示す9指標が採用されています。

  • 3次産業活動指数(対事業所サービス業)
  • 常用雇用指数(調査産業計、前年同月比)
  • 実質法人企業設備投資(全産業)
  • 家計消費支出(勤労者世帯、名目、前年同月比)
  • 法人税収入
  • 完全失業率(逆サイクル)
  • きまって支給する給与(製造業、名目)
  • 消費者物価指数(生鮮食品を除く総合、前年同月比)
  • 最終需要財在庫指数

消費者物価指数

消費者物価指数とは、全国の世帯が購入する家計に係る財およびサービスの価格等を統合した物価の変動を時系列的に測定した指標です。消費者物価指数のうち生鮮食品を除く総合指数が景気動向指数の遅行系列に採用されています。

消費者物価指数(生鮮食品を除く総合)は前年同月比で表されます。

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