日本ハムが個人向け社債「日本ハム株式会社第15回無担保社債(社債間限定同順位特約付)(サステナビリティボンド)」(愛称:北海道日本ハムファイターズボンド)を2022年10月21日に発行します。
概要
日本ハム株式会社が発行する個人向け社債の概要は次のとおりです。
名称 | 日本ハム株式会社第15回無担保社債 (社債間限定同順位特約付)(サステナビリティボンド) |
愛称 | 北海道日本ハムファイターズボンド |
期間 | 5年 |
利率 | 年0.37%(税引前) |
発行日 | 2022年10月21日 |
利払日 | 毎年4月21日および10月21日 |
償還日 | 2027年10月21日 |
発行価格 | 額面100円につき100円 |
申込単位 | 100万円 |
格付 | A(R&I)、A+(JCR) |
発行額 | 200億円 |
募集期間 | 2022年10月11日~2022年10月20日 |
開幕試合ペアチケットプレゼント
「日本ハム株式会社第15回無担保社債(社債間限定同順位特約付)(サステナビリティボンド)」(愛称:北海道日本ハムファイターズボンド)の購入者の中から抽選で「2023年3月開業新球場エスコンフィールドHOKKAIDO開幕3試合プレミアムエリアでの観戦ペアチケット」が25組・50名に当たります。
日程は以下に示す開幕3試合の中からいずれか1試合を選ぶことができます。
- 2023年3月30日(木)
- 2023年4月1日(土)
- 2023年4月2日(日)
北海道日本ハムファイターズボンドを2022年10月11日から2022年10月20日までの申込期間中に購入した個人投資家を対象に、取扱証券会社1名につき1通の抽選申込書が郵送されます。プレゼントを希望する方は、抽選申込書に日程の指定など必要事項を記入して、2022年12月20日(当日消印有効)までに返送します。2022年12月中(予定)に抽選が行われ、当選者には当選が通知されます。
発行体
「日本ハム株式会社第15回無担保社債(社債間限定同順位特約付)(サステナビリティボンド)」(愛称:北海道日本ハムファイターズボンド)の発行体(債券の発行元)は日本ハム株式会社です。
商号 | 日本ハム株式会社 |
設立年月日 | 1949年5月30日 |
資本金 | 36,294百万円(2022年3月31日現在) |
決算期 | 3月末日 |
売上高 | 単体:775,354百万円 連結:1,174,389百万円(2022年3月期) |
上場市場 | 東京証券取引所プレミアム市場 |
銘柄コード | 2282 |
格付 | A (R&I)、A+ (JCR) |
格付
「日本ハム株式会社第15回無担保社債(社債間限定同順位特約付)(サステナビリティボンド)」(愛称:北海道日本ハムファイターズボンド)は格付投資情報センター(R&I)および日本格付研究所(JCR)から信用格付けを取得する予定です。
格付機関 | 格付 |
---|---|
R&I | A |
JCR | A+ |
R&IとJCRの格付が異なりますが、JCRの方が甘めの格付けを行う傾向があります。どちらかというと、R&Iの格付けを参考にした方がよいでしょう。
信用格付について詳しくは次の記事もご覧ください。
格付投資情報センター
「日本ハム株式会社第15回無担保社債(社債間限定同順位特約付)(サステナビリティボンド)」(愛称:北海道日本ハムファイターズボンド)は、格付投資情報センター(R&I)から「A」の格付を取得しています。R&Iによる格付事由は次のとおり。
食肉加工の国内最大手。世界でも上位に位置する。主力の食肉事業は生産・飼育から処理・加工、物流・販売まで充実したサプライチェーンを構築。加工事業はハム・ソーセージやデリ商品、水産・乳製品を手掛け、商品分野は幅広い。
コロナの影響はあったものの、業績は堅調に推移している。食肉事業の収益性が高く、収益も安定している。ブランド食肉の比率は上昇傾向にある。食肉相場や飼料価格の変動の影響を受けるが、ブランド力、調達力と販売力を強みとして価格に転嫁できている。加工事業は有力ブランドの横展開や商品点数の絞り込みによるミックス改善、工場拠点数や製造ラインの集約などの合理化に取り組み、収益力は高まりつつある。まだ採算向上の余地があるが、主原料、副資材、電燃料の高騰などによるコスト上昇圧力を、2月以降の価格改定によってどこまで吸収できるか注目していく。
積極投資で資本負債構成は幾分悪化する見込み。ただ投資負担が減少する2024年度以降はフリーキャッシュフローが黒字に戻り、格付に遜色ない財務バランスを維持できよう。
収益力が上向いてきていることから、格付の方向性をポジティブに変更した。加工事業を中心に合理化効果などがさらに浸透し、収益性の改善傾向が持続するなら格上げする。
日本格付研究所
「日本ハム株式会社第15回無担保社債(社債間限定同順位特約付)(サステナビリティボンド)」(愛称:北海道日本ハムファイターズボンド)は、日本格付研究所(JCR)から信用格付けを取得しています。JCRによる格付事由は次のとおり。
国内有数の食品メーカー。食肉の国内販売シェアトップであるなど、事業基盤は強固である。JCRでは22年2月18 日に当社の長期発行体格付を「A+/安定的」と公表している。その後、格付に影響を与えるような事象は発生していない。
22/3期IFRS事業利益は 481億円(前期比 8.2%減)であり、原料価格の高騰や生産・調達コストの上昇が利益を圧迫した。足元でもコスト高による影響が続いており、当社は価格改定やアイテム削減を適宜実施している。23/3 期 IFRS 事業利益は 430 億円(同 10.6%減)の計画。景気悪化に伴う消費マインドの低迷も懸念されるが、高いブランド力や分散が効いた事業ポートフォリオが収益を下支えしており、厳しい事業環境下においても底堅く利益を確保する見込み。22/3 期末の親会社所有者帰属持分比率は 52.7%(21/3 期末は52.5%)であるなど、財務内容は良好である。今後も一定の財務規律の下で投資を実行する方針であり、現状程度の財務構成を維持可能と考えている。なお、本件による調達資金は、子会社への投融資を通じて新球場の建設に関する支出に充当される予定であるが、財務構成に与える影響は限定的である。
サステナビリティボンド
「日本ハム株式会社第15回無担保社債(社債間限定同順位特約付)(サステナビリティボンド)」(愛称:北海道日本ハムファイターズボンド)の手取金については、新球場「ES CON FIELD HOKKAIDO(エスコン フィールド HOKKAIDO)」を保有する日本ハム株式会社の連結子会社である株式会社ファイターズ スポーツ&エンターテイメントへの投融資資金に充当する予定です。なお、株式会社ファイターズ スポーツ&エンターテイメントは、当該投融資資金を新球場の建設に関する支出に今後充当する予定です。また、実際の充当時期までは、現金又は現金同等物にて管理する予定です。
日本ハム株式会社は、「日本ハム株式会社第15回無担保社債(社債間限定同順位特約付)(サステナビリティボンド)」(愛称:北海道日本ハムファイターズボンド)について、サステナビリティボンドの発行のために国債資本市場協会の「サステナビリティボンド・ガイドライン(Sustainability Bond Guidelines)2018年版」および環境省の「グリーンボンドガイドライン2020年版」に即したサステナビリティファイナンス・フレームワークを策定し、サステイナリティクスからセカンドオピニオンを取得しています。
販売会社
次に示す証券会社で「日本ハム株式会社第15回無担保社債(社債間限定同順位特約付)(サステナビリティボンド)」(愛称:北海道日本ハムファイターズボンド)を販売しています。
証券会社 | 引受額 |
---|---|
野村證券 | 50億円 |
みずほ証券 | 60億円 |
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 | 50億円 |
大和証券 | 30億円 |
岡三証券 | 5億円 |
SBI証券 | 5億円 |
計 | 200億円 |
三菱UFJモルガン・スタンレー証券
三菱UFJモルガン・スタンレー証券では「日本ハム株式会社第15回無担保社債(社債間限定同順位特約付)(サステナビリティボンド)」(愛称:北海道日本ハムファイターズボンド)をネットでも取り扱っています。
大和証券
大和証券では「日本ハム株式会社第15回無担保社債(社債間限定同順位特約付)(サステナビリティボンド)」(愛称:北海道日本ハムファイターズボンド)をインターネット(オンライントレード)では取り扱っていません。「ダイワ・コンサルティング」コースの場合は本・支店・営業所、「ダイワ・ダイレクト」コースの場合はコンタクトセンターで取り扱っています。
SBI証券
SBI証券では「日本ハム株式会社第15回無担保社債(社債間限定同順位特約付)(サステナビリティボンド)」(愛称:北海道日本ハムファイターズボンド)をオンラインのみで取り扱っています。
スケジュール
- 2022.10.7条件決定
- 2022.10.11募集開始
- 2022.10.20募集終了
- 2022.10.21発行・受渡し
- 2023.4.21利払い
- 2023.10.21利払い
- 2024.4.21利払い
- 2024.10.21利払い
- 2025.4.21利払い
- 2025.10.21利払い
- 2026.4.21利払い
- 2026.10.21利払い
- 2027.4.21利払い
- 2027.10.21利払い・償還
参考文献
日本ハム株式会社 (2022) 個人投資家向けサステナビリティボンド「北海道日本ハムファイターズボンド」発行に関するお知らせ
International Capital Market Association (2022) Sustainability Bond Guidelines (SBG)
環境省 (2022) グリーンボンドガイドライン
株式会社格付投資情報センター (2022) NEWS RELEASE
株式会社日本格付研究所 (2022) News Release
個人向け社債について詳しくは以下の記事もご覧ください。
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