グローバル5.5倍バランスファンド(愛称:ゴーゴー・バランス)

グローバル5.5倍バランスファンド(愛称:ゴーゴー・バランス)は、日興アセットマネジメントが運用するレバレッジ型バランスファンドです。このブログでは、本ファンドの特徴をご紹介します。

ファンド概要

グローバル5.5倍バランスファンドには1年決済型と予想分配金提示型の2種類があります。

ファンド概要
1年決済型予想分配金提示型
投資対象地域グローバル(含む日本)
投資形態ファミリーファンド
決算頻度毎年12月21日(年1回)毎月21日(年12回)
為替ヘッジなし
設定日2020年2月12日2021年6月23日
信託期間2029年12月21日まで
委託会社日興アセットマネジメント

グローバル5.5倍バランスファンドの基準価額や純資産残高などは、公式サイトやYahoo!ファイナンスで確認することができます。

日興アセットマネジメント
Yahoo!ファイナンス

資産配分比率

グローバル5.5倍バランスファンドは、債券・株式・REIT・金を実質的な投資対象とする投資信託です。レバレッジをかけることにより、純資産総額以上の資産に投資しているのが特徴です。

具体的な資産配分比率は次のとおりです。

資産配分比率
資産形態配分比率
債券先物400%
株式先物100%
REIT現物25%
先物25%

※実際の運用は、純資産総額合計の550%とならない場合があります。また、資産毎の比率も変動します。

債券

先進各国の国債先物および国債に投資します。

株式

先進各国の株価指数先物や新興国の株価指数先物などに投資します。現物資産に投資を行うこともあります。

REIT

世界各国のREIT指数のETF(上場投資信託)に投資します。

先物ではなく、現物に投資します。

金先物に投資します。

手数料

グローバル5.5倍バランスファンドは、次に示す費用がかかります。

費用
購入時手数料基準価額の3.3%以内
※販売会社により異なる
信託財産留保額なし
信託報酬年率1.089%
諸費用年率0.1%(上限)
売買委託手数料など運用状況などにより変動

グローバル5.5倍バランスファンド(1年決済型)とグローバル5.5倍バランスファンド(予想分配率提示型)の費用は共通です。

実質コスト

グローバル5.5倍バランスファンド(1年決済型)の実質コストは1.288%です。

実質コスト
項目比率
信託報酬1.089%
売買委託手数料0.105%
その他費用0.094%
合計1.288%

※第2期実績値

分配金

グローバル5.5倍バランスファンド(1年決済型)は、分配金を出した実績がありません。

1年決済型の分配金
決算期決算日分配金
第2期2021年12月21日0円
第1期2020年12月21日0円

グローバル5.5倍バランスファンド(予想分配率提示型)は、あらかじめ予想分配率を提示しています。

予想分配率
各計算期末の前営業日の基準価額分配金額(1万口当たり、税引前)
11,000円未満基準価額の水準等を勘案して決定
11,000円以上 12,000円未満200円
12,000円以上 13,000円未満300円
13,000円以上 14,000円未満400円
14,000円以上500円

あらかじめ分配金が決められているということは、利益の分配だけでなく、資産を取り崩して分配する特別分配金を出すということです。特別分配金はファンドの純資産を取り崩していくので、長期的に基準価額が低下していくファンドということになります。

予想分配率提示型の分配金
決算期決算日収益収益以外合計
第6期2021年12月21日100円0円100円
第5期2021年11月22日100円0円100円
第4期2021年10月21日0円100円100円
第3期2021年9月21日8円91円100円
第2期2021年8月23日100円0円100円
第1期2021年7月21日0円100円100円

分配金にかかる所得税、復興特別所得税及び住民税は、収益部分に対してのみ課税されます。収益以外の分配金は利益ではなく資産の取り崩しであるため、課税されません。銀行の金利に税金がかかっても、銀行から引き出した現金には税金がかからないのと同じ理屈です。

販売会社

次に示す金融機関でグローバル5.5倍バランスファンドを販売しています。

購入できる金融機関
金融機関1年決済型予想分配率提示型
秋田銀行×
SBI証券
auカブコム証券
岡三証券×
ぐんぎん証券×
佐賀共栄銀行×
大光銀行×
第四北越銀行×
中銀証券
中国銀行
富山銀行×
富山第一銀行
長野銀行×
ひろぎん証券×
広島銀行×
広島信用金庫×
フィデリティ証券×
PayPay銀行
北洋証券
北陸銀行×
松井証券
マネックス証券
山形銀行×
楽天証券

グローバル3倍3分法ファンドとの違い

日興アセットマネジメントには「グローバル3倍3分法ファンド」という投資信託もあります。

グローバル5.5倍バランスファンドとグローバル3倍3分法ファンドには、次の違いがあります。

  • 資産配分比率
  • 投資対象に金が含まれる
  • 投資形態
  • 手数料
  • 決算頻度

資産配分比率

グローバル5.5倍バランスファンドとグローバル3倍3分法ファンドの資産配分比率は、次のようになっています。

資産配分比率の違い
資産配分比率
5.5倍3倍3分法
債券400%200%
株式100%60%
REIT25%40%
25%0%
合計550%300%

グローバル3倍3分法ファンドでは、高リスク資産(株式・REIT)の配分は100%に留めておく一方、低リスク資産である債券に200%のレバレッジをかけています。

従来のレバレッジ商品がハイリスク・ハイリターンを狙った商品であったのに対して、グローバル3倍3分法ファンドはレバレッジ商品でありながらリスクを抑える商品設計となっています。

これが投資家達にうけて、レバレッジ型バランスファンドのブームを巻き起こしました。

しかし、グローバル5.5倍バランスファンドはグローバル3倍3分法ファンドとまったく異なる商品設計となっています。

グローバル5.5倍バランスファンドでは、高リスク資産(株式・REIT・金)の配分が150%で、かなりリスクを取っています。

一般的に金はローリスクと言われていますが、これは信用性リスクのことを指しています。価格変動リスクは決して低くありません。

どちらも日興アセットマネジメントの投資信託であり、名前も似ていますが、両者はまったく異なる性質を持つファンドです。

投資対象に金が含まれる

gold

グローバル3倍3分法ファンドの投資対象には金が含まれないのに対して、グローバル5.5倍バランスファンドでは金も投資対象としています。

金はインフレに強いため、グローバル5.5倍バランスファンドはグローバル3倍3分法ファンドよりインフレに強い商品設計となっています。

ただし、全世界的にデフレ傾向がある今、時代に合った商品かというと疑問が残ります。

投資形態

グローバル5.5倍バランスファンドとグローバル3倍3分法ファンドでは、投資形態が異なります。

投資形態の違い
投資信託投資形態
グローバル5.5倍バランスファンドファミリーファンド
グローバル3倍3分法ファンドファンド・オブ・ファンズ

ファンド・オブ・ファンズは、投資信託を投資先とする投資信託のことです。

信託報酬等のコストが2重にかかるため、実質コストが高くなる傾向があります。

グローバル5.5倍バランスファンドはファミリーファンドです。

手数料

グローバル5.5倍バランスファンドとグローバル3倍3分法ファンドでは、手数料が異なります。

手数料の違い
投資信託信託報酬
当該ファンド投資対象ファンド
グローバル5.5倍バランスファンド0.99%なし
グローバル3倍3分法ファンド0.36%0.08%

グローバル5.5倍バランスファンドは、グローバル3倍3分法ファンドより信託報酬が高くなっています。

投資形態がファミリーファンドのため2重に信託報酬がかかることはありませんが、トータルで考えてもグローバル3倍3分法ファンドより費用がかかります。

参考文献

日興アセットマネジメント (2022) グローバル5.5倍バランスファンド(1年決済型)
日興アセットマネジメント (2022) グローバル5.5倍バランスファンド(予想分配率提示型)

マネックス証券 マネックス証券 株主優待

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