PR

ふるさと納税のシミュレーションの正確なやり方を詳細に解説します

ふるさと納税

ふるさと納税をすると、寄附金控除を受けられて税金が安くなります。ただし、その上限金額は年収や各種控除によって異なります。この記事では、あなたの寄付控除の上限金額がわかるシミュレーションをご紹介します。

ふるさと納税のシミュレーション

ふるさと納税をすると、自治体に寄付した金額に応じて寄附金控除が受けられます。正確に言うと、いったん納めた税金が還付金として返ってきます。たいへんお得な制度ですが、ふるさと納税をたくさんすれば、いくらでも返ってくるわけではありません。還付金には上限があります。

ふるさと納税の上限額は年収や、さまざまな控除によって決まります。この上限額の求め方は所得税の仕組みを正確に理解していないと求められません。

所得税や所得控除について詳しくは、次の記事をご覧ください。

所得税とは簡単にいうと個人の収入に係る税金です【控除と計算方法】
個人が1年間に得た収入から、必要経費などを差し引いた金額のことを所得と言います。この所得に応じて国に納める税金が所得税です。この記事では、所得税の計算方法や、収入から差し引ける控除について紹介します。
所得控除とは?わかりやすく解説
所得控除とは、税金を計算するときに課税されない金額を所得から差し引くことをいいます。 所得控除の種類 所得控除には次の種類があります。 所得控除 対象 基礎控除 誰でも 配偶者控除 配偶者がいる場合 配偶者特別控除 扶養控除 扶養親族がいる...

個人事業主

ふるさと納税サイトが提供している寄付上限額シミュレーションは、給与所得がある会社員向けのものがほとんどです。

次のふるさと納税サイトで、個人事業主向けの寄付上限額シミュレーションを提供しています。

楽天ふるさと納税

楽天ふるさと納税には2通りのシミュレーターが用意されています。

  • かんたんシミュレーター
  • 詳細版シミュレーター

かんたんシミュレーター

楽天ふるさと納税の「かんたんシミュレーター」では年収、家族構成および扶養家族の情報を入力するだけで、簡単に寄付上限額を知ることができます。

楽天ふるさと納税のシミュレーション

詳細版シミュレーター

楽天ふるさと納税の「詳細版シミュレーター」では、源泉徴収票の詳細な情報を元に、正確な寄付上限額を知ることができます。

寄付上限金額を計算するには、源泉徴収票に記載されている次の項目を入力します。

  • 支払金額
  • 給与所得控除後の金額
  • 所得控除額の合計額

源泉徴収票

さらに、次の情報を入力する必要があります。

シミュレーション入力項目
分類 項目
所得情報 株式譲渡所得
不動産(短期)譲渡所得
不動産(長期)譲渡所得
その他譲渡所得
不動産所得
事業所得
一時所得
利子所得
配当所得
退職所得
山林所得
雑所得
控除情報 住宅借入金等特別控除額
医療費控除
寄付金控除
雑損控除配偶者(特別)控除
扶養控除
障害者控除
社会保険控除小規模企業共済等掛金控除
生命保険料控除
地震保険料控除寡婦、寡夫控除
勤労学生控除

楽天ふるさと納税のシミュレーションは、下記の公式サイトでご確認ください。

さとふる

ふるさと納税ポータルサイト「さとふる」で、ふるさと納税の上限額シミュレーションができます。

さとふるのふるさと納税控除額シミュレーション

さとふるの公式サイトに行き、「控除額シミュレーション」というバナーをクリックすると、ふるさと納税控除上限額シミュレーションの画面に行けます。

ふるさと納税控除上限額シミュレーションでは、簡易版と詳細版の2種類のシミュレーションができます。

簡単シミュレーション

さとふるのふるさと納税簡単シミュレーション

ざっくりと寄付金控除額の上限が知りたい場合は、簡単シミュレーションが便利です。簡単シミュレーションでは、給与収入と家族構成から控除上限額の目安がわかります。

シミュレーションの結果で24,000円と表示された場合、ふるさと納税で24,000円の寄付をすると寄附金控除を最大限生かせます。この金額を超えて寄付すると控除上限額を超えてしまい、寄付金が無駄になってしまいます。

簡単シミュレーションは年収と基礎控除、配偶者控除、扶養控除から求めた概算がわかります。各種控除について詳しくは次の記事をご覧ください。

関連記事 所得控除とは?わかりやすく解説

簡単シミュレーションでは社会保険料控除や生命保険料控除、地震保険料控除などは考慮されていません。もっと正確に知りたい場合は、詳細シミュレーションを利用します。

詳細シミュレーション

さとふるの詳細シミュレーションでは、源泉徴収票の詳細な情報を元に、正確な寄付上限額を知ることができます。

さとふるのふるさと納税詳細シミュレーション

シミュレーションで入力する項目は、源泉徴収票の次の項目を参照します。

詳細シミュレーションの入力項目
入力項目 源泉徴収票
総収入金額 支払金額
給与所得控除後の金額 給与所得控除後の金額
所得控除額の合計額 所得控除額の合計額

源泉徴収票の次の部分に記載されている項目を入力します。

源泉徴収票
下記の公式サイトで、ふるさと納税のシミュレーションを行えます。

ふるさと本舗

ふるさと本舗では、次に示す4種類のシミュレーションを提供しています。

  • 簡易版
  • 詳細版
  • 源泉徴収版
  • 個人事業主版

簡易版

簡易版シミュレーションは、おもに会社勤めで、給与以外に収入が無い方を対象としています。

詳細版

詳細版シミュレーションは、複数の収入、医療費や住宅ローン、保険などふるさと納税以外にも控除がある方を対象としています。

源泉徴収版

源泉徴収版シミュレーションは、手元に最新の源泉徴収票がある方を対象としています。

個人事業主版

個人事業主版シミュレーションは、給与所得でない、個人事業主の方を対象としています。

ふるさと本舗のシミュレーションについて詳しくは、下記の公式サイトでご確認ください。

公式 寄付可能額をしらべる

iDeCoとの併用シミュレーション

個人型確定拠出年金(iDeCo)の掛金は所得控除(小規模企業共済等掛金控除)が受けられます。

ふるさと納税の寄付金も所得控除(寄附金控除)を受けられますが、小規模企業共済等掛金控除によって課税所得が減ると、寄付金控除で節税できる所得税と住民税も減ってしまいます。

ふるさと納税の寄附金控除とiDeCoの小規模企業共済等掛金控除を併用した場合のシミュレーションを行うこともできます。

iDeCoと併用した場合のシミュレーションは「auのiDeCo」で行うことができます。

iDeCoについて詳しくは、次の記事をご覧ください。

iDeCo(個人型確定拠出年金)とは?わかりやすく節税や手数料を解説
個人型確定拠出年金(iDeCo)とは、個人が年金の掛け金を毎月積み立て、年金を運用する金融商品を自分で選び、運用次第で決まる年金を60歳以降に受け取る年金です。 iDeCoとは 日本は国民皆年金制度を取っているので、国内に住所がある20歳以...

auのiDeCoについて詳しくは、次の記事をご覧ください。

auのiDeCo — auアセットマネジメントの個人型確定拠出年金
運用資産金額に応じてポイントが貯まるスマホ年金サービス「auのiDeCo」がサービス開始されました。「auのiDeCo」は、KDDIとauアセットマネジメントが共同で提供する個人型確定拠出年金(iDeCo)です。 auのiDeCoとは au...

さとふる

PR

コメント