楽天・プラス・オールカントリー株式インデックス・ファンド(愛称:楽天・オールカントリー)は、全世界の株式市場の動きをとらえることを目指して、MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(円換算ベース)に連動する投資成果を目標として運用を行う投資信託です。
名称
楽天・プラス・オールカントリー株式インデックス・ファンド
愛称
楽天・プラス・オールカントリー
委託会社
楽天投信投資顧問株式会社
対象インデックス
楽天・プラス・オールカントリー株式インデックス・ファンドは、MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(円換算ベース)に連動する投資成果を目指します。MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックスは、日本を含む世界の先進国、新興国市場における大型および中型の上場株式で構成されており、全世界の株式市場の動きをとらえた株価指数です。なお、MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(円換算ベース)は、委託会社がMSCIオール・カントリー・ワールド・インデックスに日々の為替レートを乗じて算出したものです。
「楽天・プラス・オールカントリー株式インデックス・ファンド」とよく似た「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」という投資信託があります。全世界の株式に投資するという点ではどちらも同じですが、こちらはFTSEグローバル・オールキャップ・インデックス(円換算ベース)をベンチマークとしています。
銘柄 | 比率 |
---|---|
APPLE INC | 4.0% |
MICROSOFT CORP | 3.7% |
NVIDIA CORP | 3.6% |
iShares Core MSCI Emerging Markets ETF | 2.4% |
AMAZON COM INC | 2.1% |
META PLATFORMS INC | 1.5% |
ALPHABET INC | 1.2% |
ALPHABET INC | 1.0% |
BROADCOM INC | 0.9% |
TESLA INC | 0.9% |
楽天・プラス・オールカントリー株式インデックス・ファンドでは、新興国株式への投資は個別株ではなく、iShares Core MSCI Emerging Markets ETFを通じて行っています。これにより、売買委託手数料等を抑えています。
投資形態
楽天・プラス・オールカントリー株式インデックス・ファンドは「楽天・日本株式インデックス・マザーファンド」、「楽天・先進国株式(除く日本)インデックス・マザーファンド」、「楽天・エマージング株式インデックス・マザーファンド」を親投資信託(マザーファンド)とするファミリーファンド方式で運用します。ファミリーファンド方式とは、投資家からの投資資金をまとめてベビーファンドとし、その資金をマザーファンドに投資して実質的な運用を行う仕組みです。
為替ヘッジ
楽天・プラス・オールカントリー株式インデックス・ファンドは、原則として為替ヘッジを行いません。
スケジュール
- 2023.10.27設定
- 2025.7.15決算
設定日
2023年10月27日
信託期間
無期限
決算日
毎年7月15日(休業日の場合は翌営業日)
費用
楽天・プラス・オールカントリー株式インデックス・ファンドには、以下に示す費用がかかります。
- 信託報酬
- 売買委託手数料
- 有価証券取引税
- その他費用
購入時手数料
なし
信託財産留保額
なし
信託報酬
年0.0561%
実質コスト
第1期(2023年10月27日~2024年7月16日)における楽天・プラス・オールカントリー株式インデックス・ファンドの実質コストは0.141%です。
項目 | 比率 |
---|---|
信託報酬 | 0.040% |
売買委託手数料 | 0.022% |
有価証券取引税 | 0.059% |
その他費用 | 0.020% |
合計 | 0.141% |
楽天・プラス・オールカントリー株式インデックス・ファンドの第1期は1年間に満たず、263日間です。上記の信託報酬を1年間に換算すると年率0.196%となります。
分配金
楽天・プラス・オールカントリー株式インデックス・ファンドは、分配金を出した実績がありません。
決算期 | 決算日 | 分配金 |
---|---|---|
第1期 | 2024年7月16日 | 0円 |
販売会社
以下に示す金融機関で楽天・プラス・オールカントリー株式インデックス・ファンドを販売しています。
楽天証券
楽天・プラス・オールカントリー株式インデックス・ファンドは、楽天証券投信残高ポイントプログラムの対象ファンドとなっています。投信残高の0.017%(年率)が楽天ポイントで還元されます。また、楽天カードまたは楽天キャッシュで投信積立を行うと、積立金額の0.5%分に相当する楽天ポイントが貯まります。
税金
NISA
少額投資非課税制度(NISA)は、「成長投資枠」と「つみたて投資枠」の2種類に分類されています。このうち、成長投資枠のNISAは全ての株式と全ての投資信託が対象です。一方、つみたて投資枠のNISAでは、金融庁が定めた対象商品のみに投資できます。楽天・プラス・オールカントリー株式インデックス・ファンドは、NISA(つみたて投資枠)の対象商品です。
iDeCo
個人型確定拠出年金(iDeCo)は金融機関によって取扱商品が異なります。以下に示す金融機関のiDeCoで「楽天・プラス・オールカントリー株式インデックス・ファンド」を取り扱っています。
- 楽天証券
楽天証券のiDeCoで取り扱っている商品について詳しくは、次の記事をご覧ください。
リスク
楽天・プラス・オールカントリー株式インデックス・ファンドには、以下に示すリスクがあります。
- 株価変動リスク
- 為替変動リスク
- 流動性リスク
- 信用リスク
- カントリー・リスク
株価変動リスク
楽天・プラス・オールカントリー株式インデックス・ファンドが実質的に投資する株式の価格は、国内外の政治・経済情勢、発行企業の業績、市場の需給関係等の影響を受け変動します。当該株式の価格が下落した場合には、基準価額の下落要因となります。
為替変動リスク
楽天・プラス・オールカントリー株式インデックス・ファンドは実質的な外貨建資産について原則として為替ヘッジを行わないため、為替レートの変動により基準価額は変動します。為替レートが円高方向に変動した場合には、基準価額が下落する要因となります。
流動性リスク
楽天・プラス・オールカントリー株式インデックス・ファンドが実質的に投資する有価証券等の流動性は、その需給、市場に対する相場見通し、経済・金融情勢等の変化や、当該有価証券等が売買される市場の規模や厚み、市場参加者の差異等の影響を受けます。当該有価証券等の流動性が低下した場合、市場実勢から期待できる価格で売買が実行できず、不利な条件での売買を強いられる可能性があり、その場合、基準価額が下落する要因となります。また、これらにより、換金の申込みの受付が中止となる可能性や換金代金の支払いが遅延する可能性があります。
信用リスク
楽天・プラス・オールカントリー株式インデックス・ファンドが実質的に投資する有価証券等の発行体の倒産、財務状況または信用状況の悪化等の影響により、当該有価証券等の価格が下落した場合は、基準価額が下落する要因となります。
カントリー・リスク
楽天・プラス・オールカントリー株式インデックス・ファンドは、実質的に海外の金融・証券市場に投資を行うため、当該国・地域の政治、経済および社会情勢の変化により金融・証券市場が混乱した場合には、基準価額が大幅に下落する可能性があります。また、投資対象先が新興国市場の場合には、先進国に比べて、これらのリスクが高いことが想定されます。
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)との違い
楽天・プラス・オールカントリー株式インデックス・ファンドとeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)の違いを以下に示します。
楽天・プラス | eMAXIS Slim | |
---|---|---|
委託会社 | 楽天投信投資顧問 | 三菱UFJアセットマネジメント |
ベンチマーク | MSCI ACWI (円換算ベース) |
MSCI ACWI (円換算ベース、配当込み) |
投資対象 | 株式 ETF 株価指数先物取引 |
株式 先物取引 |
設定日 | 2023年10月27日 | 2018年10月31日 |
決算日 | 毎年7月15日 | 毎年4月25日 |
信託報酬 | 0.0561% | 0.05775%以内 |
実質コスト | 0.141% | 0.131% |
純資産総額 | 2,085億円 | 41,299億円 |
※MSCI ACWIはMSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス
※2024年9月30日現在
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参考文献
楽天投信投資顧問株式会社 (2024) 楽天・プラス・オールカントリー株式インデックス・ファンド
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