GMOフィナンシャルホールディングス株式会社第2回無担保社債(GMOクリック債)

GMOフィナンシャルホールディングス株式会社第2回無担保社債(社債間限定同順位特約付)(愛称:GMOクリック債)

個人向け社債「GMOフィナンシャルホールディングス株式会社第2回無担保社債(社債間限定同順位特約付)」(愛称:GMOクリック債)が2023年6月21日に発行されます。

概要

GMOフィナンシャルホールディングス株式会社が発行する個人向け社債の概要は以下のとおりです。

社債概要
銘柄GMOフィナンシャルホールディングス株式会社
第2回無担保社債(社債間限定同順位特約付)
愛称GMOクリック債
発行体GMOフィナンシャルホールディングス株式会社
期間3年
利率年1.52%(税引前)
発行日2023年6月21日
利払日毎年6月21日及び12月21日
償還日2026年6月19日
発行価格額面100円につき100円
申込単位10万円単位
格付BBB+ (R&I) 取得予定
発行額70億円
条件決定日2023年6月6日

発行体

「GMOフィナンシャルホールディングス株式会社第2回無担保社債(社債間限定同順位特約付)」(愛称:GMOクリック債)の発行体は、GMOフィナンシャルホールディングス株式会社です。GMOフィナンシャルホールディングス株式会社は、GMOインターネットグループの金融持株会社です。

会社概要
商号GMOフィナンシャルホールディングス株式会社
GMO Financial Holdings, Inc.
本店所在地東京都渋谷区道玄坂1-2-3 渋谷フクラス
代表者代表執行役会長 高島秀行
代表執行役社長 石村富隆
事業内容金融商品取引業等を行う連結子会社の経営管理ならびにこれに附帯する業務
設立2012年1月4日
資本金705,580,700円
従業員数456名(連結)

※2023年3月31日現在

GMOフィナンシャルホールディングス株式会社の傘下には、以下に示す事業会社があります。

GMOインターネットグループ傘下には、以下に示す会社があります。

GMOインターネットグループ
会社上場市場
GMOインターネットグループ株式会社プライム
GMOペイメントゲートウェイ株式会社プライム
GMOグローバルサイン・ホールディングス株式会社プライム
GMOペポバ株式会社プライム
GMOアドパートナーズ株式会社スタンダード
GMOフィナンシャルホールディングス株式会社スタンダード
GMOリサーチグロース
GMO TECH株式会社グロース
GMOメディア株式会社グロース
GMOフィナンシャルゲート株式会社グロース
GMO医療予約技術研究所株式会社非上場
GMOグローバルサイン株式会社非上場
GMOタウンWiFi株式会社非上場

GMOフィナンシャルホールディングス株式会社の決算概要は以下のとおりです。

決算概要(百万円)
2021年12月期2022年12月期
営業収益45,92446,533
営業利益15,3969,150
経常利益16,0377,875
親会社株主に帰属する純利益9,8581,212

利率

「GMOフィナンシャルホールディングス株式会社第2回無担保社債(社債間限定同順位特約付)」(愛称:GMOクリック債)の利率は、年1.52%(税引前)です。

格付

「GMOフィナンシャルホールディングス株式会社第2回無担保社債(社債間限定同順位特約付)」(愛称:GMOクリック債)は株式会社格付投資情報センター(R&I)から「BBB+」の長期個別債務格付を2023年6月6日付で取得する予定です。

格付「BBB」以上が投資適格とされています。

R&Iによる格付事由は以下のとおりです。

GMOインターネットグループはインターネットに関連する様々な事業を運営している。インターネットインフラ事業とインターネット金融事業がグループの柱だ。インフラ事業と金融事業で顧客基盤が異なり、グループ全体としても収益源が分散している。

インフラ事業はドメインやアクセス、EC支援など、インターネット関連市場のなかで多様な分野を扱う。各分野でのシェアは非常に高く、継続的な取引も期待できる。決済は決済代行業務を軸に代金後払いなど周辺分野に展開する。決済事業の成長率は高く、グループの利益を牽引している。金融事業は市況によって収益は増減するが、GMOクリック証券を中心に一定の利益を確保している。市況の悪化で暗号資産事業は営業損失を計上しているが、広告・メディア事業の収益が改善して損失額を補っている。

成長志向が強く、新たな事業領域の開拓にも積極的なことからリスク選好度は高いとR&Iはみている。新規事業の進捗の遅れやビジネスモデルの陳腐化などで、投資損失を計上する可能性には注意している。事業リスクが大きく膨らまないようにグループの幹部会議で各社の経営状況を共有している。出資先であるGMOあおぞらネット銀行の黒字化が遅れ損失を計上したが、財務上の手当てを行っており、影響は限定的だ。

バランスシートの大部分は金融事業が占める。金融事業や決済を除いても有利子負債は増加、M&A(合併・買収)によってのれんも増えている。事業リスクに比べると自己資本額が小さい。主要子会社が上場しているため、機動的な配当の変更や子会社の資本の活用は難しい。M&Aを積極的に展開するには投資損失の可能性を踏まえた自己資本の確保が課題だ。

GMOフィナンシャルホールディングス

GMOインターネットグループが過半数の株式を保有する連結子会社で、インターネット金融事業の中間持株会社。上場しており一定の独立性はあるものの、グループとの一体性は強く、格付はグループの信用力をそのまま反映している。

申込単位

「GMOフィナンシャルホールディングス株式会社第2回無担保社債(社債間限定同順位特約付)」(愛称:GMOクリック債)の申込単位は10万円単位です。個人向け社債の多くは100万円単位なので、より個人が買いやすくなっています。

販売会社

以下に示す証券会社で「GMOフィナンシャルホールディングス株式会社第2回無担保社債(社債間限定同順位特約付)」(愛称:GMOクリック債)を販売します。

販売会社
証券会社引受額
大和証券49億円
SMBC日興証券10億5,000万円
みずほ証券10億5,000万円
70億円

大和証券

大和証券は「GMOフィナンシャルホールディングス株式会社第2回無担保社債(社債間限定同順位特約付)」(愛称:GMOクリック債)の買付注文をインターネット(オンライントレード)では取り扱っていません。「ダイワ・コンサルティング」コースの場合は本店・支店・営業所で、「ダイワ・ダイレクト」コースの場合はコールセンターで買付注文を取り扱っています。

SMBC日興証券

SMBC日興証券は「GMOフィナンシャルホールディングス株式会社第2回無担保社債(社債間限定同順位特約付)」(愛称:GMOクリック債)の買付注文をオンライントレードでも取り扱っています。

みずほ証券

みずほ証券は「GMOフィナンシャルホールディングス株式会社第2回無担保社債(社債間限定同順位特約付)」(愛称:GMOクリック債)の買付注文をネット倶楽部(オンライントレード)でも取り扱っています。

スケジュール

「GMOフィナンシャルホールディングス株式会社第2回無担保社債(社債間限定同順位特約付)」(愛称:GMOクリック債)の条件決定から償還までのスケジュールは以下のとおりです。

スケジュール
  • 2023.6.6
    条件決定
  • 2023.6.7
    募集開始
  • 2023.6.20
    募集終了
  • 2023.6.21
    発行
  • 2023.12.21
    利払い
  • 2024.6.21
    利払い
  • 2024.12.21
    利払い
  • 2025.6.21
    利払い
  • 2025.12.21
    利払い
  • 2026.6.21
    利払い・償還

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参考文献

GMOフィナンシャルホールディングス株式会社 (2023) 無担保社債(個人投資家向け/愛称:GMOクリック債)発行に関するお知らせ

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