個人向け社債「三井住友ファイナンス&リース株式会社 第51回無担保社債(社債間限定同順位特約付)」が2025年9月26日に発行されます。
銘柄
三井住友ファイナンス&リース株式会社 第51回無担保社債(社債間限定同順位特約付)
発行体
「三井住友ファイナンス&リース株式会社 第51回無担保社債(社債間限定同順位特約付)」の発行体は三井住友ファイナンス&リース株式会社です。
三井住友ファイナンス&リース株式会社は、三井住友フィナンシャルグループと住友商事を母体に持つ、日本を代表する総合リース会社です。企業や自治体に向けて、設備投資や資金調達を支援するリース事業を中核としつつ、ファイナンス、投資、資産管理など幅広いサービスを提供しています。リースといっても単なる物件の貸与にとどまらず、最新のICT機器や医療機器、輸送機器、さらには再生可能エネルギー分野の設備導入支援など、多様なニーズに応じたソリューションを展開しています。また、グローバルに事業を展開しており、アジアを中心に海外拠点を広げ、現地企業との提携やインフラ投資などを通じて国際的なプレゼンスを高めています。金融と商社の強みを融合させた独自のビジネスモデルを持ち、企業の成長支援や社会課題の解決にも積極的に取り組むことで、持続可能な社会の実現に貢献している企業です。
リース会社とは、機械設備などを企業に長期で貸し出す会社です。三井住友ファイナンス&リース株式会社はリース会社の中でも、売上高で第2位の規模を誇っています。
企業 | 売上高(百万円) |
---|---|
オリックス | 2,874,821 |
三井住友ファイナンス&リース | 2,209,133 |
三菱HCキャピタル | 2,090,808 |
東京センチュリー | 1,348,635 |
芙蓉総合リース | 678,395 |
みずほリース | 695,423 |
JA三井リース | 595,265 |
リコーリース | 82,409 |
三井住友ファイナンス&リース株式会社は、リース会社の中でも発行体格付が高い企業です。
格付 | R&I | JCR |
---|---|---|
AAA | NTT・TCリース | |
AA+ | NTT・TCリース | |
AA | 三井住友ファイナンス&リース オリックス 三菱HCキャピタル |
三井住友ファイナンス&リース オリックス 三菱HCキャピタル 東京センチュリー |
AA- | 東京センチュリー みずほリース |
みずほリース 芙蓉総合リース リコーリース |
A+ | 芙蓉総合リース リコーリース JA三井リース |
JA三井リース |
発行条件
「三井住友ファイナンス&リース株式会社 第51回無担保社債(社債間限定同順位特約付)」の発行条件は以下のとおりです。
期間
5年
利率
年利1.558%(税引前)
発行価格
額面100円につき100円
申込単位
100万円単位
発行額
150億円
社債間限定同順位特約
「三井住友ファイナンス&リース株式会社 第51回無担保社債(社債間限定同順位特約付)」には担保がありませんが、社債間限定同順位特約がついています。
社債間限定同順位特約とは、三井住友ファイナンス&リース株式会社が今後担保付きの社債を発行する場合は、「三井住友ファイナンス&リース株式会社 第51回無担保社債(社債間限定同順位特約付)」にも同様に担保をつけるという特約です。
担保なしの債券より担保つきの債券の方が債権の回収優先順位が高いため、あとから発行された社債によって不利な扱いがされないという保証になります。
スケジュール
「三井住友ファイナンス&リース株式会社 第51回無担保社債(社債間限定同順位特約付)」の条件決定から償還までのスケジュールは以下のとおりです。
- 2025.9.12条件決定
- 2025.9.16募集開始
- 2025.9.25募集終了
- 2025.9.26発行
- 2026.3.26利払い
- 2026.9.26利払い
- 2027.3.26利払い
- 2027.9.26利払い
- 2028.3.26利払い
- 2028.9.26利払い
- 2029.3.26利払い
- 2029.9.26利払い
- 2030.3.26利払い
- 2030.9.26利払い・償還
条件決定日
2025年9月12日
募集期間
2025年9月16日〜2025年9月25日
発行日
2025年9月26日
利払日
毎年2月26日および9月26日(年2回)
償還日
2030年9月26日
格付
「三井住友ファイナンス&リース株式会社 第51回無担保社債(社債間限定同順位特約付)」は、格付投資情報センター(R&I)および日本格付研究所(JCR)から長期個別債務格付を取得しています。
格付会社 | 格付 |
---|---|
R&I | AA |
JCR | AA |
格付投資情報センター
「三井住友ファイナンス&リース株式会社 第51回無担保社債(社債間限定同順位特約付)」は、格付投資情報センター(R&I)から「AA」の長期個別債務格付を取得しています。R&Iによる格付事由は次のとおりです。
三井住友フィナンシャルグループ(SMFG、グループ呼称はSMBCグループ)と住友商事が折半出資するリース共同事業の中核会社。多様な機能を持ち幅広い領域に展開可能な金融会社として国内有数の競争力を持ち、両株主の成長戦略の一翼を担う。とりわけSMBCグループとのつながりが強く、営業基盤の評価はグループの事業リスク評価と同じにしている。
国内ではベンダーリースや不動産リース、環境エネルギー分野に強い。世界有数の航空機リース会社を三井住友銀行と共同運営している。両株主の経営資源を活用できるメリットも武器に営業基盤は極めて強固だ。収益性の高い営業資産を数多く有しており、収益力はリース会社トップクラス、かつAAゾーンに見合う。
航空機や不動産の積極展開を背景に、業界の中でも物件価値変動リスクが大きい。三井住友銀行に準じた統合リスク管理の下でリスクを適切に管理しており、リスク耐久力はAAゾーンに見合う。資産回転やアセットマネジメント機能の強化により、抱えるリスクを一定範囲に抑える方針だ。同行をメーンバンクとする強固な調達基盤を構築しており、流動性リスクは小さい。
日本格付研究所
「三井住友ファイナンス&リース株式会社 第51回無担保社債(社債間限定同順位特約付)」は、日本格付研究所(JCR)から「AA」の長期個別債務格付を取得しています。JCRによる格付事由は次のとおりです。
三井住友ファイナンス&リース(SMFL)は、総合リース大手の一角であり、三井住友フィナンシャルグループ(SMFG)および住友商事の持分法適用関連会社。長期発行体格付は、リース業界における極めて高い市場地位・競争力、良好な収益力および資本充実度、健全な資産の質、強固な流動性などを反映している。また、SMFGの関与度およびグループにおける経営的重要度を踏まえ、SMFL の長期発行体格付は、SMFG のグループ信用力「AA」相当が下支えとなる。本件は優先債であり、債券格付は長期発行体格付と同水準とした。
販売会社
以下に示す証券会社で「三井住友ファイナンス&リース株式会社 第51回無担保社債(社債間限定同順位特約付)」を販売しています。
金融機関 | 引受金額 |
---|---|
SMBC日興証券 | 90億円 |
大和証券 | 20億円 |
野村證券 | 10億円 |
みずほ証券 | 10億円 |
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 | 10億円 |
SBI証券 | 10億円 |
計 | 150億円 |
販売会社によって引受金額が異なります。引受金額が大きい金融機関ほど購入しやすくなります。
SMBC日興証券
SMBC日興証券は「三井住友ファイナンス&リース株式会社 第51回無担保社債(社債間限定同順位特約付)」の買付注文をオンライントレードでも取り扱っています。
大和証券
大和証券は「三井住友ファイナンス&リース株式会社 第51回無担保社債(社債間限定同順位特約付)」の買付注文をオンライントレードでも取り扱っています。
野村證券
野村證券は「三井住友ファイナンス&リース株式会社 第51回無担保社債(社債間限定同順位特約付)」の買付注文をオンラインサービスでも取り扱っています。
みずほ証券
みずほ証券は「三井住友ファイナンス&リース株式会社 第51回無担保社債(社債間限定同順位特約付)」の買付注文をネット倶楽部でも取り扱っています。
三菱UFJモルガン・スタンレー証券
三菱UFJモルガン・スタンレー証券は「三井住友ファイナンス&リース株式会社 第51回無担保社債(社債間限定同順位特約付)」の買付注文をネットでも取り扱っています。
SBI証券
SBI証券は「三井住友ファイナンス&リース株式会社 第51回無担保社債(社債間限定同順位特約付)」の買付注文をオンライントレードのみで取り扱っています。
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参考文献
三井住友ファイナンス&リース株式会社 (2025) 第51回(個人向け社債)・第52回無担保社債発行のお知らせ
株式会社格付投資情報センター (2025) NEWS RELEASE
株式会社日本格付研究所 (2025) News Release
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