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Vanguard Total World Stock ETF (VT) — 全世界株式を投資対象とする米国ETF

Vanguard

Vanguard Total World Stock ETF (VT) とは、 FTSE Global All Cap Indexに連動する米国ETFです。

概要

「バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(Vanguard Total World Stock ETF)」とは、米国のNYSEアーカ取引所に上場している上場投資信託です。米国や欧州、日本、新興国を含む世界の株式を投資対象としていて、全世界の投資可能な市場時価総額の90%以上をカバーしています。

バンガード・トータル・ワールド・ストックETFのティッカー・シンボルは「VT」で、こちらの名前の方が浸透しています。ティッカー・シンボルとは、米国の株式市場で銘柄を識別するための符丁で、日本の証券コードに相当します。日本の証券コードが4桁の数字で表すのに対して、ティッカー・シンボルは1~4文字のアルファベットで表しています。たいていのティッカー・シンボルは会社名またはETF名を省略したものが多く、バンガード・トータル・ワールド・ストックETFのティッカー・シンボルも例に漏れず「Vanguard Total World Stock ETF」を略した「VT」であり、証券コードより覚えやすくなっています。

バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)の信託報酬は年0.07%程度であり、全世界の株式を対象とした投資信託としては非常に費用が低く抑えられています。ただし、米国のETFであるため、日本株の購入時手数料より高くつきます。また、米ドル建てのため、為替手数料も必要になります。日本から購入する場合は、コストが安いとは言い切れません。

バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)は「FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス」をベンチマークとしています。

Ticker symbol

VT

ベンチマーク

FTSE Global All Cap Index

チャート

finviz dynamic chart for VT
Figure 1. VT stock chart from finviz

Excange

NYSE Arca

Expense ratio

0.07%

Inception date

2008年6月24日

NISA

少額投資非課税制度(NISA)は、「成長投資枠」と「つみたて投資枠」の2種類に分類されています。

成長投資枠のNISAは、株式と投資信託(整理・監理銘柄、信託期間20年未満、毎月分配型の投資信託およびデリバティブ取引を用いた一定の投資信託等を除く)が対象です。「Vanguard Total World Stock ETF (VT)」は、成長投資枠の対象商品です。

つみたて投資枠のNISAでは、一定の条件に基づいて金融庁が定めた対象商品のみに投資できます。「Vanguard Total World Stock ETF (VT)」は、NISA(つみたて投資枠)の対象商品ではありません。

NISA(成長投資枠)の対象
NISA(つみたて投資枠)の対象外

NISA(つみたて投資枠)の対象商品について詳しくは、次の記事をご覧ください。

少額投資非課税制度(NISA)つみたて枠の対象商品となる投資信託の一覧
少額投資非課税制度(NISA)は、「成長投資枠」と「つみたて投資枠」の2種類に分類されています。このうち、成長投資枠のNISAは全ての株式と全ての投資信託が対象です。一方、つみたて投資枠のNISAでは、一定の条件に基づいて金融庁が定めた対象商品のみに投資できます。この記事では、つみたてNISAの対象商品をご紹介します。す。

iDeCo

個人型確定拠出年金(iDeCo)の対象商品は投資信託、定期預金および保険です。株式、ETFおよびREITはiDeCoの対象商品ではありません。「Vanguard Total World Stock ETF (VT)」もiDeCoの対象外です。

iDeCoの対象外

iDeCoについて詳しくは、次の記事をご覧ください。

iDeCo(個人型確定拠出年金)とは?わかりやすく節税や手数料を解説
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取扱会社

以下に示す証券会社で Vanguard Total World Stock ETF (VT) を取り扱っています。

moomoo証券

moomoo証券では、新NISAでの取引において、米国株式の売買手数料は無料です。

moomoo証券

ウィブル証券

ウィブル証券で新規口座開設すると、米国株取引手数料が3ヶ月間無料になります。

ウィブル証券

楽天証券

楽天証券のNISA口座では、国内株式、国内ETF、米国株式、米国ETFおよび投資信託の売買にかかる手数料が無料です。また、NISA口座以外でも、「ゼロコース」では国内株式の現物取引と信用取引の取引手数料が無料です。「iシェアーズ・コアTOPIX ETF」も手数料0円で売買することができます。

楽天証券

マネックス証券

マネックス証券のNISA口座では、国内株、米国株および中国株の現物取引手数料が無料です。

マネックス証券

auカブコム証券

auカブコム証券のNISA口座では、国内株および米国株の現物取引手数料が無料です。

auカブコム証券

DMM株

DMM株のNISA口座では、国内株式の取引手数料が無料です。また、25歳以下の人であれば、NISA口座以外でも国内株式現物取引の手数料が全額キャッシュバックされるので、実質無料で取引することができます。

評判

ランキング

「投信ブロガーが選ぶ! Fund  of the Year 2023」において、「Vanguard Total World Stock ETF (VT)」は第4位を獲得しています。

  1. eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
  2. <購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド
  3. eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
  4. ヴァンガード・トータル・ワールド・ストックETF
  5. eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)
  6. eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
  7. 結い2101
  8. たわらノーロード 先進国株式
  9. eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)
  10. ひふみ投信
  11. 農林中金<パートナーズ>長期厳選投資おおぶね
  12. 楽天・全米株式インデックス・ファンド
  13. はじめてのNISA・全世界株式インデックス(オール・カントリー)
  14. セゾン・グローバルバランスファンド
  15. SOMPO123先進国株式
  16. コモンズ30ファンド
  17. 楽天・全世界株式インデックス・ファンド
  18. 楽天・インデックス・バランス・ファンド(均等型)
  19. <購入・換金手数料なし>ニッセイNASDAQ100インデックスファンド
  20. SBI・V・米国増配株式インデックス・ファンド

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参考文献

Vanguard Group, Inc. (2024) VT-Vanguard Total World Stock ETF

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