TECROWD(テクラウド)新興国の不動産投資型クラウドファンディング

パオ

TECROWD(テクラウド)とは主に新興国の物件を対象とする不動産投資型クラウドファンディングで、建設会社の株式会社TECRAが運営しています。

不動産投資型クラウドファンディング

TECROWDは不特定多数の投資家から投資を募り、集めた資金を不動産で運用して、家賃や売却益を投資家に還元する不動産投資型クラウドファンディングです。

不動産投資型クラウドファンディングにはさまざまなサービスがありますが、テクラウドの特徴は主にモンゴルの不動産物件を投資対象としていることです。

TECROWDの概要
分類不動産投資型クラウドファンディング
運営会社株式会社TECRA
事業者区分不動産特定共同事業第1号事業者
不動産特定共同事業第2号事業者
投資対象新興国の不動産
最低投資額10万円
募集方法先着順
優先劣後方式
平均想定利回り7.92%
平均予定運用期間20.1か月

不動産投資型クラウドファンディングについて詳しくは、次の記事をご覧ください。

クラウドファンディングとは? わかりやすくタイプ別に紹介
クラウドファンディングとは、インターネット上で不特定多数の人から資金を調達する仕組みのことです。この記事では、タイプ別にクラウドファンディングの各サービスををご紹介します。

運営会社

不動産投資型クラウドファンディングTECROWD(テクラウド)を運営しているのは、建設会社の株式会社TECRAです。

会社概要
会社名株式会社TECRA
設立2001年5月
資本金1億5,660万円
本社所在地神奈川県横浜市みなとみらい2-3-1
業務内容建設工事、土木工事、設計及び管理
海外開発
不動産の売買、仲介、管理
免許建設業
宅地建物取引業
不動産特定共同事業

入金は後から

不動産投資型クラウドファンディングには、事前に口座へ入金しておいてからファンドに応募するデポジット方式と、ファンドに応募してから口座へ入金する事後入金方式があります。

TECROWD(テクラウド)では、ファンドを応募する際に、事前に入金しておく必要はありません。応募後にファンドが成立すると、メールにて入金の案内が届きます。この案内にしたがって出資金を入金します。

メリット

不動産投資型クラウドファンディング TECROWD には、以下に示すメリットがあります。

  • 利回りが高い
  • 優先劣後出資で信用リスクが低い

利回りが高い

TECROWD のファンドは、他の不動産投資型クラウドファンディングと比べて利回りが高い傾向があります。

不動産CFの利回り
順位クラウドファンディング平均利回り
1汐留ファンディング10.00%
1REVADD10.00%
1LEVECHY(レベチー)10.00%
4victory fund9.00%
4FC FUNDING9.00%
6パートナーズファンディング8.44%
7TECROWD8.15%
8みんなの年金8.00%
8TSUMUGU FUND8.00%
10COZUCHI7.79%

※2023年6月3日現在

優先劣後出資で信用リスクが低い

不動産投資型クラウドファンディング TECROWD は、優先劣後構造を採用しています。

一般投資家と共に、TECROWDの運用会社であるTECRA株式会社もファンドへ出資します。一般投資家の出資は優先投資、TECRA株式会社の出資は劣後投資となります。

もしファンドで損失が生じた場合、まず劣後出資分から損害を被ります。劣後出資分だけで損失をカバーできない場合にのみ、優先出資分も損害を被ります。この優先劣後構造により、一般投資家の保護を図っています。

デメリット

不動産投資型クラウドファンディング TECROWD には、以下に示すデメリットがあります。

  • 出金手数料がかかる
  • 為替リスクが無い
  • 出資単位が大きい

出金手数料がかかる

ファンドの応募や運用時に手数料はかかりません。投資資金を振り込むときの振込手数料は、投資家の負担となります。分配金や出資元本を降り込むときの振込手数料も、投資家の負担となります。

分配金が出るたびに振込手数料がかかります。

ただし、振込先が楽天銀行の場合に限り、配当および元本償還の振込手数料が無料となります。

為替リスクが無い

不動産投資型クラウドファンディング TECROWD はモンゴルの不動産を投資対象としていますが、分配金や元本償還は円建てで支払われます。そのため、投資家が為替リスクを負うことはありません。

出資単位が大きい

不動産投資型クラウドファンディング TECROWD は、1口10万円から投資することができます。他の不動産投資型クラウドファンディングは1口1万円から出資できるのも多いのですが、TECROWD はやや出資単位が大きくなっています。

ファンド

不動産投資型クラウドファンディングTECROWDは、次のファンドを募集・運用しています。

テクラウドのファンド一覧
ファンド想定利回り運用期間
TECROWD 39号ファンド セントラルパーク・イースト幕張パークタワー5.00%12か月
TECROWD 38号ファンド White House in Chaikina phase 29.50%12か月
TECROWD 37号ファンド White House in Chaikina phase 29.50%12か月
TECROWD 36号ファンド Miras Townhouse9.50%9か月
TECROWD 35号ファンド KHAN VILLA11.00%7か月
TECROWD 34号ファンド THE SECOND Kujukuri Beach House8.00%121か月
TECROWD 33号ファンド KHAN VILLA11.00%7か月
TECROWD32号ファンド障がい者向け
グループホーム「AMANEKU平塚徳延」
5.50%24か月
TECROWD31号ファンド KHAN VILLA11.00%6か月
TECROWD 30号ファンド Three City Towers9.00%10か月
TECROWD 29号ファンド Three City Towers9.00%12か月
TECROWD 28号ファンド グリーンライフ小石川4.50%24か月
TECROWD 26号ファンド Ambassador Residence8.00%24か月
TECROWD 25号ファンド Ambassador Residence8.00%24か月
TECROWD 24号ファンド IC TOWER8.00%26か月
TECROWD 23号ファンド IC TOWER8.00%26か月
TECROWD 22号ファンド IC TOWER8.00%27か月
TECROWD 21号ファンド
障がい者向けグループホーム「AMANEKU加須騎西」
7.00%4か月
TECROWD 20号ファンド
障がい者向けグループホーム「AMANEKU千葉千種町」
7.00%4か月
TECROWD 19号ファンド
障がい者向けグループホーム「AMANEKU加須大門町」
7.00%3か月
TECROWD 18号ファンド IC TOWER8.00%27か月
TECROWD 17号ファンド
セントラルパーク・イースト幕張パークタワー
7.00%12か月
TECROWD 16号ファンド IC TOWER8.00%28か月
TECROWD 15号ファンド IC TOWER8.25%28か月
TECROWD 14号ファンド IC TOWER8.12%29か月
TECROWD 13号ファンド IC TOWER8.12%29か月
TECROWD 12号ファンド
障がい者向けグループホーム「AMANEKU加須中央」
7.0%5か月
TECROWD 11号ファンド IC TOWER8.0%30か月
TECROWD 10号ファンド
障がい者向けグループホーム「AMANEKU平塚徳延」
7.0%4か月
TECROWD 9号ファンド IC TOWER8.0%30か月
TECROWD 8号ファンド
障がい者向けグループホーム「AMANEKU平塚田村」
11.0%4.5か月
TECROWD 7号ファンド Ambassador Residence8.0%24か月
TECROWD 6号ファンド Ambassador Residence8.0%24か月
TECROWD 5号ファンド Ambassador Residence8.0%24か月
TECROWD 4号ファンド Ambassador Residence8.0%24か月
TECROWD 3号ファンド Ambassador Residence8.0%24か月
TECROWD 2号ファンド Hoimor office8.0%24か月
TECROWD 1号ファンド Ambassador Residence8.0%24か月
平均8.1%21.2か月

不動産投資型クラウドファンディングTECROWDは、おもにモンゴルの不動産物件を投資対象としています。モンゴルの概要は次のとおりです。

モンゴルの概要
首都ウランバートル
人口329万人
政治体制共和制(大統領制と議院内閣制の併用)
主要産業鉱業、牧畜業、流通業、軽工業
通貨トグログ(MNT)
名目GDP139億米ドル
1人当たり名目GDP4,294米ドル
経済成長率5.1%
インフレ率5.2%
失業率9.9%

出典:モンゴル基礎データ(外務省)

税金

不動産投資型クラウドファンディングTECROWDの分配金は雑所得にあたり、源泉徴収税20.42%(所得税と復興特別所得税)が控除されます。

TECROWDの税金
税区分税率
所得税20%
復興特別所得税0.42%
住民税源泉徴収なし
合計20.42%

分配金から所得税(国税)と復興特別所得税(国税)が差し引かれますが、住民税(地方税)は源泉徴収されないので、原則として確定申告が必要です。

給与所得者で年末調整を行った人は、雑所得が20万円以内等一定の条件を満たせば確定申告不要ですが、この場合でも住民税の申告は必要です。また、所得額によっては税金を納め過ぎているので、確定申告により税金の還付が受けられます。

リスク

不動産投資型クラウドファンディングTECROWD(テクラウド)には次のリスクがあります。

  • 信用リスク
  • 流動性リスク
  • カントリーリスク

信用リスク

事業者、対象不動産の賃借人、対象不動産の管理・運営受託者等の事業や財産の状況が変化することにより、ファンドの運営が著しく阻害され、利益が減少したり、費用の増加が起こることがあります。

流動性リスク

原則としてファンドを中途解約することはできません。また、ファンドを第三者に譲渡することもできません。

カントリーリスク

モンゴルの政権、地方行政組織、法律、条令等の制定・変更により、ファンドが不利益を受ける可能性があります。

キャンペーン

不動産投資型クラウドファンディングTECROWD(テクラウド)では、次のキャンペーンを実施しています。

  • お年玉キャンペーン

お年玉キャンペーン

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