「eMAXIS Neo 自動運転」AIが銘柄を選ぶテーマ型インデックスファンド

「eMAXIS Neo 自動運転」とは、世界の自動運転関連銘柄をAIが選ぶテーマ型インデックスファンドです。このブログでは、組み入れ銘柄や特徴をご紹介します。

eMAXIS Neo 自動運転

「eMAXIS Neo 自動運転」の概要は次のとおりです。

ファンド概要
投資対象資産株式
投資対象地域グローバル(日本を含む)
対象インデックスS&P Kensho Autonomous Vehicles Index
投資形態ファミリーファンド
決算年1回
為替ヘッジなし
購入時手数料なし
信託財産留保額なし
信託報酬0.792%以内
NISA
つみたてNISA×
iDeCo×

「eMAXIS Neo 自動運転」の信託報酬は、ファンドの純資産総額に応じて決まる仕組みです。

信託報酬
純資産総額信託報酬率
500億円未満の部分0.792%
500億円以上の部分0.781%

2021年9月30日現在の純資産総額は204億円です。当面は500億円に達しないでしょう。

S&P Kensho Autonomous Vehicles Index

S&P Kensho Autonomous Vehicles Index とは、世界の自動運転関連企業の開示情報などをAI(人工知能)が自動的に処理して、銘柄を選定する株価指数です。

構成銘柄の対象となるのは、次のような製品や技術を手掛ける企業です。

  • 自動運転車と関連する接続機能の製造
  • 他の自動運転車またはインフラとのインタフェースを含む自律性を促進するソフトウェアおよび構成部品
  • 運転支援システムまたは自律的な安全オーバーライド(自動ブレーキなど)
  • 交通標識や歩行者認識などの物体および衝突検出システムに使用されるセンサー(距離測定、カメラなど)
  • 車両の自律性を強化するナビゲーションおよび情報システム

S&P Kensho Autonomous Vehicles Indexは、構成銘柄を毎年見直して再構成されます。再構成の6か月後に、構成割合がリバランスされます。

Bloomberg等でインデックスのチャートを見る場合、次のティッカーシンボルで検索します。

各インデックスとティッカーシンボル
ティッカーシンボルインデックス
KCARSS&P Kensho Autonomous Vehicles Index Gross Total Return
KCARSPS&P Kensho Autonomous Vehicles Index Price Return
KCARSNS&P Kensho Autonomous Vehicles Index Net Total Return

Gross Total Return (GTR) とは、配当課税がかからないとしたときの配当込みリターンのことです。分配金を出さずに再投資するインデックスファンドのパフォーマンスを表します。

Price Return (PR) とは、配当を含まないリターンのことです。純粋にインデックスの値動きを示します。

Net Total Return (NTR) とは、課税後の配当を再投資した場合のリターンのことです。分配金を出すインデックスファンドの分配金を、自分で再投資した場合のパフォーマンスを表します。

S&P Kenshoニューエコノミー指標は、革新的なイノベーションと技術で第4次産業革命をけん引する企業を対象とした株価指数です。S&P Kenshoニューエコノミー指標には、他にも次の指標があります。

  • S&P Kensho Cleantech Index (USD)
  • S&P Generic Engineering Index (USD)
  • S&P Kensho Nanotechnology Index (USD)

構成銘柄

「eMAXIS Neo 自動運転」の組み入れ上位10銘柄は次のとおりです。

組み入れ上位10銘柄
銘柄構成比率
AMBARELLA INC7.0%
VEONEER INC6.0%
XPENG INC – ADR5.3%
ALLEGRO MICROSYSTEMS INC5.2%
FORD MOTOR CO5.0%
TESLA INC4.8%
APTIV PLC4.3%
NIO INC – ADR3.9%
LI AUTO INC – ADR3.9%
NVIDIA CORP3.8%
上位10銘柄の合計49.2%

※2021年9月30日現在

組み入れ上位10銘柄で全体の約半分を占めています。

AMBARELLA

AMBARELLA(アンバレラ)は、台湾出身の王奉民が米国シリコンバレーで創業した企業で、自動運転に必要なAIアルゴリズムを組み込んだチップを製造しています。

VEONEER

VEONEERは高度運転支援システムや自律走行のためのセンサーを製造するスウェーデン企業です。

XPENG

Xpeng Motors(小鵬汽車)は中国の電気自動車メーカーです。ADR(米国預託証券)をニューヨーク証券取引所に上場しています。

ALLEGRO MICROSYSTEMS

Allegro MicroSystemsは自動車向けセンサー半導体等の開発を手掛ける米国企業です。NASDAQに上場しています。

APTIV

APTIV(アプティブ)はゼネラルモーターズから分社化した企業で、自動運転システムを開発しています。

NIO

NIO(上海蔚来汽車)は中国のEVメーカーで、自動運転技術も手掛けています。

LI AUTO

Li Auto(理想汽車)は中国の自動車メーカーです。ADR(米国預託証券)をNASDAQ証券取引所に上場しています。

チャート

「eMAXIS Neo 自動運転」のチャートは次のとおりです。

「eMAXIS Neo 自動運転」のチャート

出典:月報(2020年12月)

分配金

「eMAXIS Neo 自動運転」は、年1回の決算時(毎年8月17日)に分配金額を決定します。ただし、これまでに分配金を出した実績はありません。

分配金
決算期決算日分配金
1期2019年8月19日0円
2期2020年8月17日0円
3期2021年8月17日0円

評価

楽天証券のファンドスコアでは、「eMAXIS Neo 自動運転」を次のように評価しています。

楽天証券ファンドスコア
期間ファンドスコア
1年5.0

設定から3年が経過していないため、モーニングスターによる評価はまだありません。

販売会社

次の金融機関で「eMAXIS Neo 自動運転」を販売しています。

NISA

少額投資非課税制度(NISA)は、すべての投資信託が対象商品となっています。「eMAXIS Neo 自動運転」もNISAの対象商品です。

ただし、つみたてNISAは金融庁によって対象商品が決められています。「eMAXIS Neo 自動運転」は、つみたてNISAの対象商品となっていません。

つみたてNISAの対象商品について詳しくは、次の記事をご覧ください。

つみたてNISAの対象商品(投資信託・ファンド)
NISAは全ての株式と投資信託が対象ですが、つみたてNISAでは金融庁が指定した投資信託のみが対象商品となっています。この記事では、つみたてNISAの対象商品をご紹介します。

iDeCo

個人型確定拠出年金(iDeCo)は金融機関によって取扱商品が異なります。iDeCoで「eMAXIS Neo 自動運転」を取り扱っている金融機関はありません。

ETF

S&P Kenshoニューエコノミー指標のETF(上場投資信託)には、次に示す銘柄があります。

S&P Kensho ETF
シンボル銘柄
CNRGSPDR S&P Kensho Clean Power ETF
SIMSSPDR S&P Kensho Intelligent Structures ETF
FITESPDR S&P Kensho Future Security ETF
HAILSPDR S&P Kensho Smart Mobility ETF
ROKTSPDR S&P Kensho Final Frontiers ETF
KOMPSPDR S&P Kensho New Economies Composite ETF

「S&P Kensho Autonomous Vehicles Index」を対象インデックスとするETFはありませんが、「SPDR S&P Kensho New Economies Composite ETF」には「S&P Kensho Autonomous Vehicles Index」が含まれています。

KOMP構成指標
指数割合
Enterprise Collaboration7.50%
Clean Technology7.00%
Digital Communities6.67%
Wearables6.25%
Genetic Engineering5.88%
Virtual Reality5.67%
Future Payments5.66%
Distributed Ledger5.35%
Electric Vehicles5.06%
Autonomous Vehicles4.99%
Cybersecurity4.68%
Clean Energy4.62%
Nanotechnology3.89%
3D Printing3.70%
Robotics3.61%
Smart Grids3.55%
Smart Buildings3.40%
Space3.27%
Advanced Transport2.89%
Drones2.88%
Smart Borders2.48%
Alternative Financing1.00%

eMAXIS Neo

eMAXIS Neoシリーズには、「eMAXIS Neo 自動運転」のほかにも次のファンドがあります。

  • eMAXIS Neo ウェアラブル
  • eMAXIS Neo フィンテック
  • eMAXIS Neo  ナノテクノロジー
  • eMAXIS Neo バーチャルリアリティ
  • eMAXIS Neo ドローン
  • eMAXIS Neo 宇宙開発
  • eMAXIS Neo ロボット
  • eMAXIS Neo 遺伝子工学

三菱UFJ国際投信のYouTube公式チャンネル「三菱UFJ国際投信 ON AIR」で「eMAXIS Neo 自動運転」の紹介動画を見ることができます。

モーニングスターのYouTube公式チャンネルでも「eMAXIS Neo 自動運転」が紹介されています。

参考文献

三菱UFJ国際投信 (2021) eMAXIS Neo 自動運転

S&P Dow Jones Indices (2021) S&P Kensho Autonomous Vehicles Index

Yahoo (2021) S&P Kensho Autonomous Vehicles (^KCARSP)

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