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株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ第42回無担保社債・第43回期限前償還条項付無担保社債

銀行

株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループが個人向け社債「株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ第42回無担保社債(実質破綻時免除特約および劣後特約付)」および「株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ第43回期限前償還条項付無担保社債(実質破綻時免除特約および劣後特約付)」を2026年7月31日に発行します。

発行体

「株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ第42回無担保社債(実質破綻時免除特約および劣後特約付)」および「株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ第43回期限前償還条項付無担保社債(実質破綻時免除特約および劣後特約付)」の発行体は株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループです。

株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)は、圧倒的な資産規模と純利益を誇る、日本を代表する最大のメガバンクグループです。傘下に銀行、信託銀行、証券、カード、消費者金融などを抱え、グループの総力を結集した総合金融サービスの提供を強みとしています。

他のメガバンクと比較すると、その最大の特徴は「圧倒的な規模感」と「グローバル展開の深さ」にあります。個人向けデジタルサービスや効率的な経営体制に注力する三井住友フィナンシャルグループが「国内・効率化重視」のカラーを持つのに対し、MUFGは米金融大手モルガン・スタンレーとの強固な資本・業務提携や、東南アジアの有力銀行を相次いで買収するなど、海外戦略のスケールで一線を画しています。また、みずほフィナンシャルグループが国内の政府・大企業取引や銀・信・証の一体ビジネスに強みを持つのに対し、MUFGは国内外、そしてリテールからコマーシャルまでバランスの取れた盤石な収益基盤を有しています。

会社概要
名称 株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ
代表者 取締役 代表執行役社長 グループCEO 半沢淳一
所在地 東京都千代田区丸の内一丁目4番5号
設立日 2001年4月2日
資本金 2兆1,415億円(2026年3月31日現在)
上場証券取引所 東京、名古屋、ニューヨーク

三菱UFJフィナンシャル・グループの傘下には、以下に示すグループ会社があります。

三菱UFJ eスマート証券

三菱UFJフィナンシャルグループは、みずほフィナンシャルグループや三井住友フィナンシャルグループと並んで3大金融グループの一角を占めています。

発行体格付
企業 R&I JCR
みずほフィナンシャルグループ AA- AA
三井住友フィナンシャルグループ AA- AA
三菱UFJフィナンシャル・グループ AA- AA
ひろぎんホールディングス A+ AA-
ちゅうぎんフィナンシャルグループ A+

2026年3月期における株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループの連結貸借対照表は次のとおり。

連結貸借対照表(単位:百万円)
資産 431,731,548
負債 407,987,396
純資産 23,744,152

出典:「2026年3月期決算短信」株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ

2026年3月期における株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループの連結損益計算書は次のとおり。

連結損益計算書(単位:百万円)
経常収益 14,620,843
経常費用 11,210,651
経常利益 3,410,192
特別利益 48,661
特別損失 136,692
税金等調整前当期純利益 3,322,161
法人税、住民税及び事業税 853,410
法人税等調整額 △91,761
法人税等合計 761,648
当期純利益 2,560,512

出典:「2026年3月期決算短信」株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ

株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループの連結損益計算書

発行条件

株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ第42回無担保社債(実質破綻時免除特約および劣後特約付)および株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ第43回期限前償還条項付無担保社債(実質破綻時免除特約および劣後特約付)の発行条件は以下のとおり。

期間

10年

利率

株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ第42回無担保社債(実質破綻時免除特約および劣後特約付)および株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ第43回期限前償還条項付無担保社債(実質破綻時免除特約および劣後特約付)の利率は以下のとおり。

利率
銘柄 利率(年率・税引前)
第42回無担保社債 3.404%
第43回期限前償還条項付無担保社債 当初5年:2.548%
以降5年:基準金利+0.600%

基準金利とは、2031年7月31日の第2銀行営業日前の午前10時に、財務省ウェブサイト内「国債金利情報」のページまたはその継承ページに表示される5年国債金利のことです。

発行価格

額面100円につき金100円

申込単位

100万円単位

発行額

株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ第42回無担保社債(実質破綻時免除特約および劣後特約付)および株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ第43回期限前償還条項付無担保社債(実質破綻時免除特約および劣後特約付)の発行額は以下のとおりです。

発行額
銘柄 発行額
第42回無担保社債 1,010臆円
第43回期限前償還条項付無担保社債 1,260臆円

実質破綻時免除特約

株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ第42回無担保社債(実質破綻時免除特約および劣後特約付)および株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ第43回期限前償還条項付無担保社債(実質破綻時免除特約および劣後特約付)には実質破綻時免除特約が付されてます。このため、同条件下で発行される普通社債より高い利回りで発行されます。

実質破綻事由が生じた場合、本社債購入者に対する実質破綻事由発生以降の元利金の全部について支払いは行われず、本社債購入者は当初の投資元本の全部を失うこととなります。つまり、普通社債の購入者には元本が帰ってくるのに、本債券の購入者には元本が帰ってこないということがありえます。

普通社債より利率が高い
普通社債より信用リスクが高い

劣後特約

株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ第42回無担保社債(実質破綻時免除特約および劣後特約付)および株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ第43回期限前償還条項付無担保社債(実質破綻時免除特約および劣後特約付)には劣後特約が付されてます。このため、同条件下で発行される普通社債より高い利回りで発行されます。劣後特約が付いている社債のことを劣後債と呼びます。

発行者が倒産の場合などにおいて、購入者に対する本社債の元利金の支払いが、ほかの一定の債権者に対する債務の履行よりも後順位に置かれます。つまり、普通社債の購入者には元本が帰ってくるのに、劣後債の購入者には元本が帰ってこないということがありえます。

普通社債より利率が高い
普通社債より信用リスクが高い

期限前償還条項

期限前償還条項とは、発行体の判断により、償還日を待たずに償還を繰り上げることができる条項です。株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ第43回期限前償還条項付無担保社債(実質破綻時免除特約および劣後特約付)の場合、発行から5年後(2031年7月31日)に、株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループが期限前償還することができます。

銀行が長期の劣後債(劣後特約付社債)を発行すると、集めた資金を一定の割合で自己資本に組み入れることができます。これにより、銀行は自己資本規制をクリアしています。ただし、劣後債の発行から5年が経過すると、自己資本に組み入れられる割合が下がります。そうなると銀行にとってメリットが薄くなるので、発行から5年が経つと期限前償還できるようになっています。

劣後債の仕組み
期間 説明
5年 自己資本に組み入れられない。
10年 自己資本に組み入れられる。
ただし、発行後5年経つと、その割合が下がる。
10年
(期限前償還条項付)
自己資本に組み入れられる。
発行後5年経ってその割合が下がると、期限前償還できる。

発行から5年が経過すると銀行にとってメリットが少なくなるため、株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ第43回期限前償還条項付無担保社債(実質破綻時免除特約および劣後特約付)は、発行から5年後(2031年7月31日)に期限前償還される可能性が高いです。

スケジュール

株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ第42回無担保社債(実質破綻時免除特約および劣後特約付)および株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ第43回期限前償還条項付無担保社債(実質破綻時免除特約および劣後特約付)の条件決定から償還までのスケジュールは以下のとおり。

スケジュール
  • 2026.7.17
    条件決定
  • 2026.7.21
    募集開始
  • 2026.7.30
    募集終了
  • 2026.7.31
    発行
  • 2027.1.31
    利払い
  • 2027.7.31
    利払い
  • 2028.1.31
    利払い
  • 2028.7.31
    利払い
  • 2029.1.31
    利払い
  • 2029.7.31
    利払い
  • 2030.1.31
    利払い
  • 2030.7.31
    利払い
  • 2031.1.31
    利払い
  • 2031.7.31
    利払い・期限前償還(第43回債)
  • 2032.1.31
    利払い
  • 2032.7.31
    利払い
  • 2033.1.31
    利払い
  • 2033.7.31
    利払い
  • 2034.1.31
    利払い
  • 2034.7.31
    利払い
  • 2035.1.31
    利払い
  • 2035.7.31
    利払い
  • 2036.1.31
    利払い
  • 2036.7.31
    利払い・償還

条件決定日

2026年7月17日

募集期間

2026年7月21日〜2026年7月30日

発行日

2026年7月31日

利払日

毎年1月31日および7月31日(年2回)

償還日

2036年7月31日

格付

信用格付

株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ第42回無担保社債(実質破綻時免除特約および劣後特約付)および株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ第43回期限前償還条項付無担保社債(実質破綻時免除特約および劣後特約付)は、以下に示す長期個別債務格付を2026年7月17日付で取得しています。

長期個別債務格付
銘柄 R&I JCR
第42回無担保社債 AA- AA-
第43回期限前償還条項付無担保社債 AA- AA-
一般的に格付「BBB」以上が投資適格とされています。

株式会社格付投資情報センター

株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ第42回無担保社債(実質破綻時免除特約および劣後特約付)および株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ第43回期限前償還条項付無担保社債(実質破綻時免除特約および劣後特約付)は、株式会社格付投資情報センター(R&I)から「AA-」の長期個別債務格付を2026年7月17日付で取得しています。R&Iによる格付事由は次のとおりです。

MUFGは商業銀行業務を中心に世界最大級の規模を持ち、日本の3大金融グループの中でトップ。R&Iは今回の見直しでグループ全体の信用力をAA相当に据え置き、持株会社である三菱UFJフィナンシャル・グループの発行体格付はグループ信用力から1ノッチ下のAA-、傘下の事業子会社の発行体格付はグループ信用力と同等のAAを維持した。

銀行事業の営業基盤は極めて強い。信託や証券、アセットマネジメント、カード、消費者金融などでも市場地位が高く、事業が多角化している。国内ではリテール戦略を担う会社の出資比率を高めた。グループサービスの複数利用を促し、LTV(生涯提供価値)を引き上げていく。海外ではアジアに商業銀行プラットフォームを抱える。現地のデジタル金融プレーヤーにも出資して経済圏の構築・拡大を模索する。米Morgan Stanleyとの提携はCIB(コーポレート&インベストメントバンキング)の展開や収益面で強みとなっている。

事業ポートフォリオは商業銀行業務主体で安定している。リスク耐久力はAAゾーンに見合う。継続的な株式リスクの削減がリスク耐久力確保に寄与している。ストレス下でも業務運営に支障が生じない資本水準と対応力を備えている。資産の質は健全。注力分野であるアジア事業や米州でのCIB事業を狙い通りに拡大していくには信用コストの抑制が課題となろう。

強固な営業基盤を反映し、収益規模は3大金融グループでトップ。格付対比では収益性や経費効率に改善余地があるが、資産の入れ替えや手数料ビジネスの強化で顧客部門の利益は増加している。資本効率を意識した業務運営が浸透し、収益向上に結び付いている。ROE向上を目指して今後も成長投資が続くとR&Iはみている。M&A(合併・買収)による収益力やリスク耐久力への影響を注目していく。

〇三菱UFJフィナンシャル・グループ
グループの持株会社。G-SIBsに指定されており、持株会社の債権者は子会社の債権者に対して劣後するとR&Iはみている。格付には持株会社固有の構造的劣後性などを反映している。

出典:「NEWS RELEASE」株式会社格付投資情報センター

株式会社日本格付研究所

株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ第42回無担保社債(実質破綻時免除特約および劣後特約付)および株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ第43回期限前償還条項付無担保社債(実質破綻時免除特約および劣後特約付)は、株式会社日本格付研究所(JCR)から「AA-」の長期個別債務格付を2026年7月17日付で取得しています。JCRによる格付事由は次のとおりです。

三菱 UFJ フィナンシャル・グループは、持株会社(当社)の傘下に三菱 UFJ 銀行、三菱 UFJ 信託銀行、三菱 UFJ モルガン・スタンレー証券などを擁する国内最大の総合金融グループ。当社の長期発行体格付はグループ信用力と同等としている。ダブルレバレッジ比率が一定の水準以下で推移しており、財務運営方針などを踏まえると今後もキャッシュフロー・バランスの安定性は維持されるとみられることから、持株会社が有する構造劣後性を反映していない。

本社債は、劣後特約のほかに実質破綻時免除特約が付されているバーゼルⅢ適格 Tier2 商品である。実質破綻時免除特約により、当社は、内閣総理大臣が預金保険法の特定第二号措置を講ずる必要があると認定した場合、本社債につき元利金の支払義務を免除される。本件の債券格付は、劣後性を考慮し長期発行体格付から 1 ノッチ下とした。なお、格付対象のうち第 42 回債および第 43 回債に付与されていた予備格付は本格付への移行に伴い消滅した。

出典:「News Release 26-D-0411」株式会社日本格付研究所

販売会社

以下に示す証券会社で株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ第42回無担保社債(実質破綻時免除特約および劣後特約付)および株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ第43回期限前償還条項付無担保社債(実質破綻時免除特約および劣後特約付)を販売します。

販売会社と引受金額
証券会社 第42回 第43回
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 850臆円 1,035臆円
東海東京証券 70臆円 30臆円
野村證券 50臆円 50臆円
岡三証券 20臆円 35臆円
丸三証券 20臆円 10臆円
大和証券 100臆円
1,010臆円 1,260臆円

一般的に、社債はオンライントレードで扱わないことが多いため、店頭(対面)口座を作っておくことが必要です。社債の購入申し込みは電話で注文できます。

三菱UFJモルガン・スタンレー証券

三菱UFJモルガン・スタンレー証券は株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ第42回無担保社債(実質破綻時免除特約および劣後特約付)および株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ第43回期限前償還条項付無担保社債(実質破綻時免除特約および劣後特約付)の買付注文をネットでも取り扱っています。

大和証券

大和証券は株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ第43回期限前償還条項付無担保社債(実質破綻時免除特約および劣後特約付)の買付注文をオンライントレードでも取り扱っています。

既発債

株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループは、以下に示す個人向け社債を発行した実績があります。

既発債
銘柄 期間 利率
第41回 10年 当初5年 1.796%
以降5年 基準金利 + 0.720%
第40回 10年 2.389%
第39回 10年4か月 当初5年6か月 1.565%
以降5年 基準金利 + 0.730%
第38回 10年4か月 2.051%
第37回 10年4か月 当初5年6か月:1.303%
以降5年:基準金利 + 0.790%
第36回 10年4か月 1.838%
第35回 10年4か月 当初5年:1.204%
以降5年:基準金利 + 0.950%
第34回 10年4か月 1.672%
第33回 10年6か月 当初5年:1.209%
以降5年:基準金利 + 0.950%
第32回 10年6か月 1.564%
第31回 10年 当初5年:0.718%
以降5年:基準金利 + 0.680%
第30回 10年 0.904%
第29回 約10年 当初5年4か月:0.345%
以降5年:基準金利 + 0.470%
第27回 約10年4か月 当初5年4か月:0.58%
以降5年:基準金利 + 0.67%
第26回 約10年4か月 0.894%
第21回 約10年4か月 当初5年4か月:0.29%
以降5年:基準金利 + 0.43%
第20回 約10年4か月 0.452%

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債券
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著者
Tsukamoto Hiroyuki

元システムエンジニアのファイナンシャルプランナーです。保有資格は一種証券外務員、2級ファイナンシャル・プランニング技能士、日本商工会議所簿記検定3級及びビジネス会計検定試験3級。

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