FUNDROPはONE DROP INVESTMENT株式会社が運営する不動産投資型クラウドファンディングです。
FUNDROP
不動産投資型クラウドファンディング FUNDROP の概要は次のとおりです。
分類 | 不動産投資型クラウドファンディング |
運営会社 | ONE DROP INVESTMENT株式会社 |
事業者区分 | 不動産特定共同事業者(1号および2号) |
募集方式 | 先着順 |
優先劣後方式 | 一部あり |
対象物件 | 住居、商業施設 |
最低投資額 | 1~10万円 |
中途解約 | 不可 |
不動産投資型クラウドファンディングとは、不特定多数の投資家から募った資金を不動産で運用し、家賃収入や売却益を分配金として投資家へ還元する仕組みのことです。
不動産特定共同事業に基づく不動産投資型クラウドファンディングには次のサービスがあります。
- A funding
- AP Funding
- ASSECLI
- B-Den
- CREAL
- WealthPark Investment
- FANTAS funding
- i-Bond
- Jointo α
- ONIGIRI Funding(おにぎりファンディング)
- PARTNERS Funding(パートナーズファンディング)
- Rimple
- TECROWD(テクラウド)
- TREC FUNDING(トーセイ不動産クラウド)
- TSON FUNDING
- victory fund
- WAKACHI-I(わかちあいファンド)
- WARASHIBE
- X-Crowd
- えんfunding
- 大家.com
- 五黄ファンド
- ちょこっと不動産
- ハロー!REVOVATION
- みんなdeマンション経営
- みんなで資産運用
- みんなの年金
- 利回りくん
- 利回り不動産
不動産投資型クラウドファンディングについて詳しくは、次の記事をご覧ください。
メリット
不動産投資型クラウドファンディング FUNDROP には次に示すメリットがあります。
優先劣後出資なので信用リスクが低い
不動産投資型クラウドファンディング FUNDROP は優先劣後出資構造でリスクを低減しています。
優先劣後出資構造では一般の投資家が優先出資して、運営会社であるONE DROP INVESTMENT株式会社が劣後出資します。
もし家賃収入が予定よりも低かった場合、優先出資者へ優先的に分配金が支払われ、不足分は劣後出資者への分配金から減らします。売却価格が出資総額より少なかった場合、優先出資者へ優先的に元本が償還され、不足分は劣後出資者への償還から減らします。これにより、一般投資家のリスクが軽減されています。
優先劣後比率はファンドによって異なり、劣後出資比率は10%~20%です。
1万円から投資できる
不動産投資型クラウドファンディング FUNDROP では、ファンドによって最低出資額が異なります。最低出資額が一番少ないファンドで1万円から投資が可能です。
デメリット
不動産投資型クラウドファンディング FUNDROP には次に示すデメリットがあります。
出金手数料がかかる
不動産投資型クラウドファンディング FUNDROP では、ファンドの購入や運用に手数料はかかりません。ただし、FUNDROPの口座へ入金したり、FUNDROPの口座から出金するときの振込手数料は投資家が負担します。運用期間が短いファンドへ少額投資すると、入出金の振込手数料で実質利回りがかなり低下するので、注意が必要です。
ONE DROP INVESTMENT株式会社
FUNDROPの運営会社はONE DROP INVESTMENT株式会社です。
会社名 | ONE DROP INVESTMENT株式会社 |
設立 | 平成25年1月4日 |
資本金 | 1億円 |
住所 | 東京都港区六本木1-6-1 泉ガーデンタワー37階 |
代表取締役 | 井筒 秀樹 |
不動産特定共同事業の種別 | 不動産特定共同事業者第1号および第2号 |
ファンド一覧
不動産投資型クラウドファンディング FUNDROP は、次に示すファンドを募集した実績があります。
ファンド | 予定分配率 | 運用期間 |
---|---|---|
FUNDROP 19号「東京都北区」賃料保証×再組成 | 5.0% | 12か月 |
FUNDROP 18号「神奈川県横浜市」賃料保証×再組成 | 5.0% | 12か月 |
FUNDROP 17号「目黒区中目黒」賃料保証×インカム | 4.0% | 18か月 |
FUNDROP 16号「愛知県犬山市」賃料保証×再組成 | 5.0% | 12か月 |
FUNDROP 15号「東京都八王子市」賃料保証×再組成 | 8.0% | 6か月 |
FUNDROP 14号「東京都練馬区」賃料保証×再組成 | 5.5% | 12か月 |
FUNDROP 13号「東京都中野区」賃料保証×再組成 | 5.5% | 12か月 |
FUNDROP 12号「東京都北区」賃料保証×再組成 | 5.0% | 12か月 |
FUNDROP 11号「神奈川県横浜市」賃料保証×再組成 | 5.0% | 12か月 |
FUNDROP 10号「愛知県犬山市」賃料保証×インカム | 5.0% | 12か月 |
FUNDROP 9号「東京都八王子市」賃料保証×再組成 | 6.0% | 12か月 |
FUNDROP 8号「東京都練馬区」賃料保証×インカム | 5.5% | 12か月 |
FUNDROP 7号「横浜市旭区」賃料保証×再組成 | 6.0% | 6か月 |
FUNDROP 6号「東京都中野区」賃料保証×インカム | 5.5% | 12か月 |
FUNDROP 5号「東京都八王子市」賃料保証×年利8% | 8.0% | 3か月 |
FUNDROP 4号「東京都北区」賃料保証×インカム | 5.0% | 12か月 |
FUNDROP 3号「山梨県甲府市」賃料保証×年利8% | 8.0% | 6か月 |
FUNDROP 2号「東京都板橋区」賃料保証×劣後60% | 6.0% | 6か月 |
FUNDROP 1号「神奈川県横浜市」賃料保証×買取保証付き | 7.0% | 6か月 |
ODF 2号ファンド | 8.0% | 6か月 |
ODF 1号ファンド | 12.0% | 3か月 |
平均 | 6.1% | 9.8か月 |
税金
不動産投資型クラウドファンディングの分配金は雑所得に当たり、分配金額の20.42%が源泉徴収されたうえで、入金先口座へ振り込まれます。分配金から所得税と復興特別所得税が源泉徴収されますが、住民税は源泉徴収されません。
税区分 | 課税主体 | 税率 |
---|---|---|
所得税 | 国税 | 20% |
復興特別所得税 | 国税 | 0.42% |
住民税 | 地方税 | 源泉徴収なし |
合計 | – | 20.42% |
雑所得は総合課税の対象となり、給与所得など他の所得と合算した総所得金額によって税率が決まります。住民税(地方税)の申告が必要なことや、総所得金額を計算して所得税率を決めるために、原則として確定申告が必要となります。ただし、次に示す全ての条件に当てはまる人は、確定申告は不要です。
- ひとつの会社のみから給与を得ている
- 会社で年末調整を行っている
- 給与の年間収入金額が2,000万円を超えていない
- 給与所得と退職所得以外に、20万円を超える所得がない
確定申告について詳しくは次の記事をご覧ください。
リスク
不動産投資型クラウドファンディング FUNDROP には次のリスクがあります。
リスクの種別 | リスクの度合い |
---|---|
信用リスク | |
価格変動リスク | |
為替リスク | |
カントリーリスク | |
流動性リスク |
不動産投資型クラウドファンディングFUNDROPは、運営会社であるONE DROP INVESTMENT株式会社の信用リスクがあります。ファンド単位で損益が確定するため、運営会社の経営に問題がなくても、ファンドとして損失が出ることがあります。優先劣後構造を考慮しても、信用リスクは高めです。
FUNDROPのファンドは国内不動産に円建てで投資するため、為替変動リスクやカントリーリスクはありません。
FUNDROPのファンドは、原則として中途換金や第三者への譲渡ができません。償還を迎えるまで換金できないため、流動性リスクは高いです。
投資の流れ
不動産投資型クラウドファンディング FUNDROP における投資の流れは次のとおりです。
- Step 1出資申込み
- Step 2出資成立
- Step 3入金
- Step 4募集結果の連絡
- Step 5ファンドの運用開始
- Step 6分配
- Step 7償還
会員登録
不動産投資型クラウドファンディング FUNDROP の会員登録は次の手順で行います。
- 会員登録
- スマホで本人確認
- 投資家登録
- 本人確認コード受領
不動産投資型クラウドファンディングFUNDROPの会員登録画面で下記の必要項目を入力します。
- 個人/法人の区別
- メールアドレス
- パスワード
- 秘密の質問と答え
- クーポンコード
- メールマガジン登録の有無
- 確認および承諾事項
必要項目を入力したうえ、「会員登録を完了する」ボタンをクリックすると、会員登録が完了します。ただし、ファンドへ出資するには、会員登録だけでなく、投資家登録も必要です。
メールで本人確認コードを受け取ったら、投資家登録は完了です。
不動産投資型クラウドファンディングFUNDROPについて詳しくは、下記の公式サイトでご確認ください。
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参考文献
ONE DROP INVESTMENT 株式会社 (2023) FUNDROP
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