eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)は、8種類の資産を組み合わせたバランスファンドです。このブログでは、本ファンドのリターンや利回り、評価やデメリットをご紹介します。
名称
eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)
愛称
なし
委託会社
三菱UFJアセットマネジメント株式会社
対象インデックス
各投資対象資産の指数を均等比率で組み合わせた合成ベンチマークに連動する成果をめざして運用を行います。eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)は、以下に示す8つの指数を対象インデックスとしています。
日本株式
先進国株式
新興国株式
日本債券
先進国債券
新興国債券
JPモルガン ガバメント・ボンド・インデックス – エマージング・マーケット・グローバル・ダイバーシファイド
日本REIT
先進国REIT
投資形態
運用は主に各マザーファンドへの投資を通じて、日本を含む世界各国の株式、公社債および不動産投資信託証券へ実質的に投資するファミリーファンド方式により行います。
為替ヘッジ
為替ヘッジを行わないため、為替相場の変動による影響を受けます。
設定日
2017年5月9日
信託期間
無期限
決算日
毎年4月25日(休業日の場合は翌営業日)
リターン
eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)のリターンは以下のとおりです。
決算期 | 決算日 | 期中騰落率 |
---|---|---|
第1期 | 2018年4月25日 | 5.1% |
第2期 | 2019年4月25日 | 4.7% |
第3期 | 2020年4月27日 | -9.6% |
第4期 | 2021年4月26日 | 29.1% |
第5期 | 2022年4月25日 | 6.1% |
第6期 | 2023年4月25日 | -0.2% |
第7期 | 2024年4月25日 | 17.9% |
費用
eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)には、以下に示す費用がかかります。
- 信託報酬
- 売買委託手数料
- 有価証券取引税
- その他費用
購入時手数料
なし
信託財産留保額
なし
信託報酬
eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)の信託報酬率は、ファンドの純資産総額に応じて以下の通りとなります。
ファンドの純資産総額に応じて | 信託報酬 |
---|---|
2,500億円未満の部分 | 0.14300% |
2,500億円以上 5,000億円未満の部分 | 0.14289% |
5,000億円以上の部分 | 0.14278% |
実質コスト
第7期(2023年4月26日~2024年4月25日)におけるeMAXIS Slim バランス(8資産均等型)の実質コストは年率0.194%です。
項目 | 比率 |
---|---|
信託報酬 | 0.143% |
売買委託手数料 | 0.006% |
有価証券取引税 | 0.007% |
その他費用 | 0.038% |
合計 | 0.194% |
分配金
「eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)」の分配金実績(1万口当たり、税引前)は以下のとおりです。
決算期 | 決算日 | 分配金 |
---|---|---|
第1期 | 2018年4月25日 | 0円 |
第2期 | 2019年4月25日 | 0円 |
第3期 | 2020年4月27日 | 0円 |
第4期 | 2021年4月26日 | 0円 |
第5期 | 2022年4月25日 | 0円 |
第6期 | 2023年4月25日 | 0円 |
第7期 | 2024年4月25日 | 0円 |
評価
楽天証券によるeMAXIS Slim バランス(8資産均等型)の評価は次のとおりです。
期間 | 評価 |
---|---|
1年 | |
3年 |
楽天証券の評価は「同じ分類に属するファンドと比較して、より効率の高い運用を行ってきたファンド」を絞り込むための指標です。分類平均に対する超過収益率と分類平均に対する下方偏差をもとに楽天証券ファンドスコア値を算出し、この数値を5段階(5~1)で定量的に相対評価したものです。
モーニングスターによるeMAXIS Slim バランス(8資産均等型)の評価は次のとおりです。
期間 | レーティング | リターン | 標準偏差 |
---|---|---|---|
3年 | やや高い | 平均的 |
モーニングスターでは、設定から3年が経過した投資信託について評価しています。
NISA
少額投資非課税制度(NISA)は、「成長投資枠」と「つみたて投資枠」の2種類に分類されています。
成長投資枠のNISAは、株式と投資信託(整理・監理銘柄、信託期間20年未満、毎月分配型の投資信託およびデリバティブ取引を用いた一定の投資信託等を除く)が対象です。「eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)」は、成長投資枠の対象商品です。
つみたて投資枠のNISAでは、一定の条件に基づいて金融庁が定めた対象商品のみに投資できます。「eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)」は、NISA(つみたて投資枠)の対象商品です。
NISA(つみたて投資枠)の対象
NISA(つみたて投資枠)の対象商品について詳しくは、次の記事をご覧ください。
iDeCo
個人型確定拠出年金(iDeCo)は金融機関によって取扱商品が異なります。以下に示す金融機関のiDeCoで「eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)」を取り扱っています。
iDeCoについて詳しくは、次の記事をご覧ください。
販売会社
以下に示す金融機関がeMAXIS Slimシリーズ・バランス型(8資産均等)を販売しています。
- 岩井コスモ証券(インターネット専用)
- SMBC日興証券(ダイレクトコース専用)
- SBI証券
- FFG証券
- auカブコム証券
- 岡三証券
- 熊本銀行
- 十八親和銀行
- GMOクリック証券
- 大和コネクト証券
- CHEER証券
- 千葉銀行
- 東京スター銀行
- フィデリティ証券
- 福岡銀行
- PayPay銀行
- PayPay証券
- ほくほくTT証券
- 北國銀行
- 松井証券
- マネックス証券
- 三菱UFJアセットマネジメントダイレクト(mattoco)
- 三菱UFJ銀行(インターネット専用)
- 三菱UFJ信託銀行(インターネット専用)
- LINE証券
- 楽天証券
mattoco
mattoco(三菱UFJアセットマネジメントダイレクト)とは、「eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)」の委託会社(運用会社)である三菱UFJアセットマネジメントによる投信直販サービスです。NISA口座を開設することもできます。
楽天証券
楽天証券のNISA口座では、国内株式、国内ETF、米国株式、米国ETFおよび投資信託の売買にかかる手数料が無料です。また、NISA口座以外でも、「ゼロコース」では国内株式の現物取引と信用取引の取引手数料が無料です。「iシェアーズ・コアTOPIX ETF」も手数料0円で売買することができます。
マネックス証券
マネックス証券のNISA口座では、国内株、米国株および中国株の現物取引手数料が無料です。
auカブコム証券
auカブコム証券のNISA口座では、国内株および米国株の現物取引手数料が無料です。
GMOクリック証券
GMO証券の1日定額プランでは、国内株式の約定代金100万円までは無料で取引できます。
評判
「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2023」において、「eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)」は第9位を獲得しています。
- eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
- <購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
- ヴァンガード・トータル・ワールド・ストックETF
- eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)
- eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
- 結い2101
- たわらノーロード 先進国株式
- eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)
- ひふみ投信
- 農林中金<パートナーズ>長期厳選投資おおぶね
- 楽天・全米株式インデックス・ファンド
- はじめてのNISA・全世界株式インデックス(オール・カントリー)
- セゾン・グローバルバランスファンド
- SOMPO123先進国株式
- コモンズ30ファンド
- 楽天・全世界株式インデックス・ファンド
- 楽天・インデックス・バランス・ファンド(均等型)
- <購入・換金手数料なし>ニッセイNASDAQ100インデックスファンド
- SBI・V・米国増配株式インデックス・ファンド
リスク
eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)には、以下に示すリスクがあります。
- 価格変動リスク
- 為替変動リスク
- 信用リスク
- 流動性リスク
- カントリー・リスク
価格変動リスク
一般に、株式の価格は個々の企業の活動や業績、市場・経済の状況等を反映して変動し、公社債の価格は市場金利の変動等を受けて変動し、また、不動産投資信託証券の価格は保有不動産等の価値やそこから得られる収益の増減等により変動するため、ファンドはその影響を受け組入株式や組入公社債、組入不動産投資信託証券の価格の下落は基準価額の下落要因となります。
為替変動リスク
組入外貨建資産については、原則として為替ヘッジを行いませんので、為替変動の影響を大きく受けます。
信用リスク
組入有価証券等の発行者や取引先等の経営・財務状況が悪化した場合またはそれが予想された場合もしくはこれらに関する外部評価の悪化があった場合等には、当該組入有価証券等の価格が下落することやその価値がなくなること、または利払い・償還金の支払いが滞ることがあります。
流動性リスク
有価証券等を売却あるいは取得しようとする際に、市場に十分な需要や供給がない場合や取引規制等により十分な流動性の下での取引を行えない場合または取引が不可能となる場合、市場実勢から期待される価格より不利な価格での取引となる可能性があります。また、不動産投資信託証券は、株式と比べ市場規模が小さく、一般的に取引量も少ないため、流動性リスクも高い傾向にあります。
カントリー・リスク
新興国への投資は、先進国への投資を行う場合に比べ、投資対象国におけるクーデターや重大な政治体制の変更、資産凍結を含む重大な規制の導入、政府のデフォルト等の発生による影響を受けることにより、価格変動・為替変動・信用・流動性の各リスクが大きくなる可能性があります。
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参考文献
三菱UFJアセットマネジメント株式会社 (2023) eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)
金融庁 (2024) つみたて投資枠対象商品
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